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三谷幸喜著『清須会議』読了。
織田信長が本能寺の変でこの世を去り、
跡目と領地の分配について、柴田勝家、
丹羽長秀、羽柴秀吉、池田恒興が出席
したとされる「清洲会議」が題材。
旧暦で清洲会議が行われた日である6月27日に
発売と言うところも三谷氏らしい。
会社での会議もこのくらい
根回しが必要なんだろうなぁ^^
秀吉役には若き日の緒形拳、
柴田役にはショーン・コネリーをイメージしているという。
あっという間に読めてしまって、
少々物足りなさ感もあるが、
完全な現代語…時代劇のまま登場人物…
映画には期待します。面白くなるに違いない。
深津絵里さん、役所広司氏、西田敏行氏、佐藤浩市氏…
あたりが楽しませてくれるのでしょうか?
本当に楽しみです。
地元でもあるし、何かイベントありそうで…
来秋公開が待ち遠しい。
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エンターテイメントとして割りきるとわりと楽しめます。が、歴史小説を求める方にはお勧めしません。例えば無粋なことを言えば、ドラマとしては効果的な登場人物の松姫とか出てきてる時点で興醒めしてしまうかと。最初から史実の忠実さは期待してなかったので普通に楽しめたのだと思います。それでよいと思うのです。
一番のお勧めは名人久太郎が可愛くてもうニヨニヨするところです。その為だけに買ったと言って過言ではないですニヨニヨ( 〃▽〃)ニヨニヨ
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秀吉にしろ勝家にしろお市にしろ、今までいろんなドラマや小説で描かれてきたイメージそのままで登場するので、歴史ファンにとってはそれほど新しさはないかもしれない。しかし、そんなおなじみの「キャラ」が清洲城という狭い舞台に集まり、次々にモノローグを披露していくうちに、読み手はいつの間にかはらはらどきどきしてしまうと言うのは、劇作家としての三谷氏の手腕のなせる技か、あるいは日本の歴史小説が長年培ってきた「キャラ力」の賜物なのだろうか。
で、すでに映画化決定と言うことで当然気になるのは誰が演じるかだが、冒頭の信長のモノローグは是非とも役所広司さんに演じていただきたい。
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あの史上初めて会議で物事が決まったと言われる「清洲会議」。
それを三谷幸喜が面白く表現した作品。
本能寺の変以降、織田家の家督争いに関わる人々の心理がユニークに表現されています。
笑える一冊です。
映画化が楽しみ!
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本能寺の変で織田信長が暗殺され、次の将軍を決める会議に出席した羽柴秀吉、柴田勝家、丹羽長秀、池田恒興ら家臣の腹の探りあいがモノローグや実況中継、日記として時間経過とともに描かれる。その他、妹お市の方、秀吉の妻寧、跡継ぎ候補信雄、信孝兄弟たちの思惑まで描かれている。歴史はすでにわかっていることだけどハラハラ感で読むページを先へ先へと進ませた。
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日本史力ゼロでも歴史がわかる!!
この感じで教科書がなっていればぁ!!
男たちの胸の内がよく分かる。
今の世もこんな策略で動いているのかな~
秀吉みたいな人いないか・・・。
違う日本史もよろしくです。
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とりあえず序章で噴いた。
新説・本能寺。
信長って案外気さくじゃん←
いやいやいやしかしそれは…と思いながらも、なんとなく納得していく自分が
おかしい。
前田玄以、池田恒興、きゅうきゅうちゃん。
次から次へと出るわ出るわ。
池田恒興は大泉洋ちゃんに演じてほしいなあ。
それにしても見事な風呂敷のたたみよう。
さすが三谷さん。
映像化が楽しみです。
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■あらすじ
本能寺の変の後、羽柴秀吉と柴田勝家が主導権争いをして、織田信長の後継者を誰にするかを決めるため、清州城で5日間の会議を行った、という史実に基づいた話。
■小説の特徴
・全編、登場人物誰かのモノローグで文章が書かれている。
・その文章は、現代的な口語口調であり、「イニシアチブ」みたいなカタカナ英語を秀吉が使ったりする。
という点で、歴史小説を期待して読んだ読者には、非常に違和感あるので、歴史ファンの評価は否定的な意見が多い模様。
■感想
僕の好きな、三谷幸喜×歴史×会話劇という組み合わせなので、期待して読み始めた。
三谷幸喜氏の会話劇といえば、
・新選組!!番外編 土方歳三最期の一日
・12人の優しい日本人
・笑の大学
などの傑作ぞろい。
三作品とも、最初は利害関係の対立していた人たちが、議論を戦わせる内に妥協点を見出したり、実は同じ志を持っていることに気づいたりして、最後は一つの目的に向かい協力する、というストーリー。どれもラストが爽快で素晴らしかったので、今回もそんな展開を期待していた。
でも、史実を覆すわけにはいかないので、清州会議は最後まで、秀吉と勝家は対立したまま。
秀吉が主導権を取るためにした、敵方への寝返り工作や、信長の孫(2歳)を後継者に擁立するという奇策も、司馬遼太郎の「新史太閤記」に近いので、驚きの展開というようなことも無い。
正直、期待外れだった。来年に映画化されるので、その際は是非、史実を無視していいので、もっとハチャメチャな展開にして欲しい。
ちなみに、良かった点としては、柴田勝家を誘惑するお市の方の悪女っぷりや、会議を公平且つ円滑に遂行するために尽力する事務方 前田玄以などのキャラクター。
映画化の際のキャスティングは、お市の方=鈴木京香、前田玄以=小日向文世、を希望。
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会議に参加する人たちの思惑とテンションがそれぞれ違うところが、一番面白いです。まさに「その時、歴史は動いた」な瞬間に、野望を抱き策をねる人がいる傍らで、おれ所詮ナンバーツーにもなれないからと開き直る者がいたり、空気の読めない人がいたり、会議にすら間に合わない人がいたりするズレが面白い。
前田玄以の訓示が一番面白かった。秀吉が天下取りのために策を練り、柴田がその秀吉に負けまいと憤るその中で、会議の内容よりもその進行に徹底する感じ。マジメで、この人はこの人で頑張ってるんだろうなと思うんだけどなんか面白い人っているじゃないですか。
ドラマがあって面白いのは、
マジメだけどなんか小粒な信孝や、
最後障子にぷすぷす穴を開け始めるバカ信雄や、
ちょっと調子にのるとバカをみる池田や、
頑張っても間に合わなかった滝川ら、
脇の面々だった。
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軽妙でおもしろく読んだ。
歴史はもう決まっているのに、ハラハラドキドキ。時々で、誰かを応援したり、失望したりしながら読んだ。
どう転ぶか、分からなかったんだな。このときは。
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もともと三谷さんの作品は好きだし、これも面白かった。ゴロデラを見てから読んだので、お市の方は小島さんの、信雄は吾郎さんの声で聞こえてきたのは当然ながら、黒田官兵衛がなぜか上川隆也だったのが自分でも不思議。映像で見たことあるのは高橋克典なんだけどな。
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レビューを見て面白そうだな〜と思って購入したものの、思ってた以上に台本のようで合わないと感じました。
それでも所々笑えるところもあったような・・・・・
映画で観てみたい作品。
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おもしろかった!こんな感じで読みやすい小説にしてもらえると、日本史に詳しくなれそうでうれしい。歴史ものは大河ドラマを見るよりも、小説を読むほうが心に残ります。でも硬派な小説はなかなか手に取れません。こういう歴史小説を、ぜひもっと書いてください。
お市の方の色仕掛けが、結果的に秀吉の助けになってしまうとは…そのことにお市の方は気づいていたのでしょうか。
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「清須会議」。
この有名な言葉も知らないまま手にとった本。
書店で数ページ読んでその面白さにびっくり。
現代語(まさしく今の言葉)に直してある武将たちの言葉は、
砕けていてすごく読みやすい。
そして、ひとりひとりの腹のうちが読めて、細かいやり取りに驚いた。
戦国時代ってごり押しイメージだったけど、駆け引きの上手い人がのし上がっていったのか。
それぞれの武将の性格がはっきりとわかって面白かった。
歴史に詳しくなくても大丈夫。私でもわかったのだからw
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歴史の新解釈を期待して読んだんですが、言葉を現代語で書いただけで中身は高校日本史の参考書程度のものでした。後ろに参考文献が出ていますが、初心者レベル・歴史好き向きの本ばかりで、原典(一級資料とよばれるもの)には一切ご本人は当たっていません。時代考証は他の方におまかせなのでした。
唯一面白かったのはイノシシのコメントでした。
やはりこの方の作品は実際に人間が動いて演技することで魅力的になるのかな、と思います。そういう意味で、映画に期待します(映画化が決まったそうです)。