パリの学生街 - 歩いて楽しむカルチェ・ラタン みんなのレビュー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、フランスのパリ在住のエッセイストで、『パリからのおいしい話』、『パリ住み方の記』、『ロマネ・コンティの里から ぶどう酒の悦しみを求めて』、『暮らしのアート 素敵な毎日のために』、『パリからのおいしい旅』などの著作で知られる戸塚真弓氏の作品です。同書は、「たおやかに曲がる細道を行けば、今日も小さな発見がある。歳月を経た建物の柔和な表情、ローマ人の支配の痕跡、美術館、ソルボンヌ大学、教会、書店、露店市…」という出だしで始まるフランスの首都パリを紹介した一冊です。知的で質実、おおらかな風が吹き抜けるこの街に暮らして20年になる著者は読者に贈る日々心をときめかせるカルチェ・ラタンの素顔の魅力が満載の普通のガイドブックでは味わえない興味深い書です。