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ほんとめちゃめちゃ面白い!完璧すぎる物語。みんなかっこよすぎる!!上下の2冊だけど一日で読みきれる。この本のせいで寝不足。
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今まで読んだ本の中で、一番感銘を受けた本。誇り高く生きるとは?永遠につづく時代の流れの中で、自分達の世代が果たすべき役割とは?など、非常に考えさせられる。歴史小説が好きになった、きっかけの本。一冊だけ選べと言われたら、迷わずこの本を推す。
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新規購入ではなく、積読状態のもの
2010/11/13〜11/18
高橋氏のみちのく三部作のひとつ。蝦夷の中でもっとも有名なアテルイを主人公にした大和政権との戦いを描く。歴史は勝者の記録、というが、まさにこの時代の陸奥を生き生きと描く、高橋氏の真骨頂が現れている。後編も楽しみ。
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陸奥の歴史を面白く勉強できる1冊です。金が欲しくて北の地を蹂躙しようとした朝廷に対抗するため蝦夷をまとめて勝てない戦いを挑んだアテルイとその周辺の人達、
朝廷側の将軍や戦いに参加せざるえなかった人達を単なる善悪だけで判断せずちゃんと描きこんでいます。
「義」があり「武士道」があり男たちの「志」と「生き様」に心惹かれます。
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上・下の2巻。
前述した『炎立つ』よりも前の時代(坂上田村麻呂の頃)が舞台。最後は涙無しでは読めない。
ちなみにアテルイとモレの慰霊碑が清水寺にあったりします。
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朝廷と長きに渡り戦い続けた蝦夷。
そしてその若きリーダーアテルイの生き様を描く。
個性の強い人間達が、皆アテルイに惹かれ運命を共に生きる。
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<再々読>血が熱くなる小説。ラストは号泣必至辺境の地に住む、人にあらぬ蝦夷と蔑まれた陸奥の民。蝦夷の平穏と誇りをかけて朝廷と戦うアテルイが主人公。古代東北は謎が多く、アテルイについても近年再評価されだしたばかり。謎多い古代東北史を著者の想像を史実にからめて熱く、鮮やかにストーリー化。
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蝦夷と朝廷の壮絶な戦いが、今始まる。
比較的知られていなかった、東北の
歴史をお勉強しながら、民族の存続をかけた戦いを。
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また読んじゃったよ。。。
また泣いちゃったよ。。。
なんでかなー。
熊谷達也の『荒蝦夷』は歴史事実に沿っている気もするが
読んでいる者の心を捉えるのはやはりこちらか。
歴史事象ではなく、物語として深く心に染み入るのだ。
思い出しただけでも泣けてくる。
やっぱしいいなー、この作品。
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ここから、はじまる。蝦夷の長として、自分たちの誇りのために、アテルイは朝廷に戦いを挑む。己の利益しか求めず蝦夷を人と見ない都への宣戦布告は、やがてアテルイに、田村麻呂との出会いをもたらす。
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全2巻。
坂上田村麻呂の東征を
みちのくの立場から描いた物語。
朝廷から見れば蛮族でしかなく、
人ならぬ物達と蔑まれ続けた蝦夷の民。
征伐するのが当然と
正義の名の下に起こした戦争は、
誰のための正義だったのか。
歴史を記すことをしなかったために、
語られることが無かったみちのく側の言い分を、
鮮やかに描き上げた傑作。
もうね。
涙が止まりません。
みちのく人には是非読んでもらいたい。
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涙なしでは語れない…!
とにかく、蝦夷の男たちに惚れます。
アテルイとモレ以外にも、良い男、いっぱいいるよ…!!
朝廷を手玉に取った男たち。
…とか書くと、なんか話変わるな…(笑)
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憎みきれない敵役が多い高橋作品ですが、本作もしかり。
なにより主役である蝦夷達の侠気がたまらねえ。
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副題が「北の燿星アテルイ」ということで、蝦夷の英雄アテルイ(阿弓流為)の物語です。文庫で上下2巻で、北方謙三の三国志を読んだ後としてはちょうど手ごろな長さであり、親父のから借りて読み始めました。国は違えど三国志で改めて歴史ものの面白さを実感し、日本の歴史ものに久しぶりに触れてみました。
アテルイについては、全く知らず、登場人物では坂上田村麻呂を唯一知っているだけで、なかなかな登場人物の名前の漢字表記にも馴染めず、ダラダラと読み進めていました。ただ登場する地名は宮城県在住の私にとってはなじみの土地が多く、それは読み進める意欲を助けてくれるものでした。
三国志の北方ワールドの後なだけに、北方の『男気!』に対して、なんか淡白で物足りないっているのが最初の読後感です。
主人公のアテルイ(阿弓流為)のほかに多くの魅力的な人物がいるのですが、彼らの人間臭さが伝わってこず、ひどい言い方をすれば、2次元平面のアニメを見ているようでした。
坂上田村麻呂との最終戦へに向けての部分は、盛り上がりを期待したのですが、いま一つという感じでした。ただアテルイ(阿弓流為)という蝦夷(東北)の英雄を知ったことは教養としてプラスにはなりました。
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780年ごろ。蝦夷と朝廷軍の戦いを描いた作品。朝廷軍は初代征夷大将軍の坂上田村麻呂であるが,対する蝦夷の総帥とも言える人物が阿弖流爲(アテルイ)である。そして,その義理の兄にあたり,参謀として大軍の朝廷軍を少数の蝦夷連合軍が対抗する戦略をめぐらしたのが母礼(モレ)である。
本小説は,蝦夷側からかかれており,朝廷からは人としての扱いを受けず,屈辱を重ねてきた蝦夷の”蝦夷としての誇り”を守るために戦った男達の話である。
小説は蝦夷が朝廷軍から攻撃されつつも,母礼の鮮やかな策略で大軍を破るという痛快な場面が多く,また,そんな緊迫した場面がありながらも,笑いを誘うような武人達のやりとりがあったり,からっとした小説であるが,下巻の後半以降は,手に汗握る場面の連続,感動場面の連続でここに記すことはあえて避けるが,最後の最後に朝廷側の大将田村麻呂が言った『俺もそなたらの側に生まれたかったな』という一言が胸の奥に染み渡るような作品。
★4つなのは,好みとしての問題だが,小説の合間などに,”現在の地では○○で・・・”とか”これは現在ではこのように取扱われている”とか,史実に裏づけされた記述などがあれば,★5つとしたはず。
阿弖流爲は史実として史料で2回現れるらしい。一つは衣川から巣伏にかけての戦いについての紀古佐美(朝廷側大将)の詳細な報告で『続日本紀』にあり,もう1つは阿弖流爲の降伏に関する記述で『日本紀略』にある。(wikipedia)
このため,大部分が創作であることには違いないだろうが(それがいけないわけではなく,少ない史実をもとに,小説を組みたて,ここまで感動する物語を描ける著者に感服するのだが),現在の土地を訪ねた感想であるとかがあれば,歴史小説好きには更に本小説に引き込まれて言ったと思う。
人の好きずきと書いたのは,そのように,現実と小説の中の場面とを行ったり来たりするのが,話が途切れるようで嫌だと言う人もいるかもしれないということからである。
しかし,今回,高橋氏の小説を始めて読んだが,手元には炎立つも既に準備されており,これから読むのが楽しみである。
全2巻。