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もう何度目かわからないくらい読んでます!
「火怨」「炎立つ」「天を衝く」で陸奥3部作と言われていますが、その中でも
たぶんいちばん熱い話だと思います。
どのキャラクタも最高だし、結末の切なさ、読後感も最高です!!!
時代小説ではあるけど、しゃべり言葉は結構現代チックなので、読みやすいと思います。読んだことのない方は絶対に読んでみてください!
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日本史の上では単なる反逆者として扱われているアテルイ。
しかし、その蝦夷であることの誇りや、その思いは読者の心を打ちます。
戦略的な事柄が多く出てきて分かりにくいとお思いになる方もいるとは思います(そのために星4つにしなければならないのが残念)が、それを考慮しても、胸が熱くなること間違いなし!
泣けます!
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とにかく、一気に読める!
歴史上の人物が書かれているので、結末は分かりきっているのですが、とにかく先が気になってしょうがないです。
歴史上では、日本統一の妨げになったと言われている「アテルイ」
でもこれを読むと、彼等の憤りや戦わなければならなかった想いが、胸にズンズン響いてきます。
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東北を舞台にした歴史小説のシリーズの最初の物語。この後、「炎立つ」「天を衝く」と時代が続く。どれを読んでも本当に面白いが、この作品はやはり吉川英治文学賞を取っただけのことはある。高橋克彦を初めて呼んで大好きになってしまった本。各地にまつわるこのような面白い本があれば学校の日本史の勉強も大分違ったような気がするなぁ。でも学生の時にこの面白さはわからないかもしれない。うーん、難しいなぁ。
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蝦夷の地にある黄金を欲しいがために侵略を謀る朝廷と
その侵略を阿弖流為を筆頭に阻止する歴史小説。
勇猛果敢な主人公阿弖流為に力添えをする部下というありふれた構図なんだけど、特に策士の母礼がやばい
ここまで計画通りに蝦夷無双が続くと現実離れしてやいないか?とも思わせる。
そして、好敵手とも幼馴染ともとれる坂上田村麻呂との好戦。
やばいわ。久々に涙線に語りかけられたわ。「泣いていいよ」って。
武士道とは違う、蝦夷の生き様とくとご覧あれってかんじ。文句なしすぎる面白さ!
圧倒的にもう一度読みたい。
【個人的豆知識メモ】
当時(奈良時代)は大仏を建設中?でどうやら大量の黄金が必要で
この黄金は中国から輸入してたらしい。それで朝廷は蝦夷の地で
発掘できることを発見し、蝦夷の地がターゲットになったのが事のはじまりらしい。
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初めて読んでから7、8年立っていますが、年1、2回読み返す本。
未だに涙してしまいます。
キャラクターが生き生きしていてかっこよくて、だからこそ最後が切ない。
男が惚れる男って凄く魅力的ですよね。
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・12/24 スケールが大きくすごいという本屋の推薦で思わず買ってしまった.本当は「炎立つ」でも読んで陸奥を思い出そうかと思っただけなんだけど、まあこっちも舞台が陸奥だってから、読んでみようと思う.
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平成17年(2005年)
・1/4 再開.時々泣ける場面がある.男の友情というか同士の結束というか、命を賭けて相手を信頼するってなんか久し振りでかっこいい.この本を読んでる途中で年を越したわけだが、年末にとうとう終わりを告げられた.新しい自分にこれでどうしてもならないといけなくなった.
・1/7 読了.スケールはそこそこ大きくてなかなか読み応えがあるが、あまりに美化し過ぎかもしれない.でもまあ面白いには変わりないから続けて(下)も読みたい、まだ買ってないけど.
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読み終えた感想は、もっと早く読めば良かった。
坂上田村麻呂の事は、授業で習ったのに阿弖流為や母礼の事は全く知らなかった。歴史が歪められるのはよくあることだけど、できることなら真実を知りたいし、伝えて欲しい。
勝てば官軍。その陰の理不尽な現実を描いた物語。
己の意思を貫き、真っ直ぐに生きた強さ、切なさには心を揺さぶられる。
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坂上田村麻呂が出てる本が読みたい…と思って手にした本でしたが、いい意味で期待を裏切って頂いた!!
痛快な会話の数々は、明るく、希望や活気にあふれている。
蝦夷と呼ばれ、蔑まれた暗い話では決してない。
むしろ、こっちまで元気になるような話でした!
登場人物たちも、それぞれがとってもいい味を出してる!
剛の者、知の者…彼らは確かに生きて、戦っていたんだな…と
確かに『いたんだな』と不思議と感動を覚えました。
…私が東北出身者だからかな???
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何度読んでも泣きます・・・
熱い男達の物語。
ストーリーはシンプルだけど、それだけに素直に何度でも感動できます。あのセリフとか、あのシーンとか、思い出して胸がジーンとなります。
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真偽のほどはともかく、日本史の知らない一面。ボクが小・中学校の時は、歴史の授業に登場もしなかった人物。やはり日本は、民族の集合体なのだ。
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辺境の地に住み、朝廷から人として扱われてこなかった陸奥の民、蝦夷。彼らは小さな集落で生活をする民族で山々に散らばって平和に暮らしていた。しかし、蝦夷の地で金が取れる事を知った朝廷は目の色を変えて蝦夷の地を奪略しようと 戦いをしかけていた。
朝廷の下に従えていた蝦夷が謀反を起こした事をきっかけに、蝦夷と朝廷の戦い激化。
蝦夷は その一件より 一つに纏まり 朝廷の大群に立ち向かい、
朝廷軍は 身内を殺された事や威信にかけて 躍起になる。
リーダーとなるアテルイと よく頭のまわる策士の母礼の最強タッグを中心に 心強い仲間が増え、兵力も拡大していく蝦夷。
蝦夷と朝廷では兵力が1:5という差でも 奇襲策を用いて 対等に戦いのけるのである。
戦いのシーンはもちろん 母礼の策に躍らされる朝廷軍が また面白い。
てか 母礼かっこ良すぎだ。
歴史が苦手な私でも とても読みやすく、後編もとても楽しみになる作品
果たして 蝦夷の行方は!
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10年以上前に読んだことがあるのですが、細かな内容も忘れたので、
「風の陣」の続編という視点で読み直すことにしました。
「風の陣」の内容を受けて改めて読み直してみると、当時の陸奥の様子がよく分かりました。
発刊時は何も考えずに一つの作品として読んでましたが、
前半は結構唐突な展開になってたんだなぁと思いました。
前後の関係も分からないまま、鮮麻呂が反乱を起こし、
その手助けをアテルイが行うのですが、如何にも唐突に話がスタートしています。
「風の陣」を読んだ後だと、それがよく分かります。
この作品をまだ読んでおられない方は、まず「風の陣(全5篇)」を読んだ後に
読むことを強くオススメします。
物語の幅が全く違ってきますので。
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日本史の教科書には、征夷大将軍坂上田村麻呂、東北にて蝦夷の反乱を討伐。と、言葉短く記されている出来事を、討伐された蝦夷サイドから描いた歴史小説。勝者によって記されてきた歴史の中では、学び得ないマイノリティの戦いと、敗ける美学をしる。下巻ラスト数十頁は、ただただ泪かわ止まらない。このマップを見つつ読めば楽しさ倍増である。http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&oe=UTF8&msa=0&msid=118345334638633105804.00047cb40d18737d7d0e1
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高橋克彦氏の陸奥三部作の1つで、蝦夷の指導者アテルイを主人公とした小説です。読んでみて、とにかく蝦夷の心意気に痺れました!蝦夷の力を結集して、中央から派遣された大軍を翻弄するという痛快さもさることながら、中央の横暴に対し、阿弖流為や母礼を中心として蝦夷の心を守ろうとする姿勢に共感しました。先に読んだ『天を衝く』も九戸政実が蝦夷の心をもって中央の大軍と渡り合う物語ですし、作者の東北に対する熱い想いが伝わってきますね。
読了日 2011年6月