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世間の評価は高いけれど、まったく馴染まなかった作品。
へんな形で現実離れしていて、面白くない。期待しないで読めば、面白いかも。。。
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読みごたえありました。すごい奇抜な設定なんだけど無意味なものはなくて最後の謎解きでこんがらがったものが全部きれいにつながって読んでいて爽快でした。あーこんなにヒントあったのかーって感じ。ラストはグッときました。切ない…。
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ようやく登場人物の名前を把握したころには謎解きに入っていました。なぜわざわざ外国の設定?と最初は思いますが、そうじゃないとこのミステリは成立しないことが最後には分かり納得。
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死者がどんどん蘇る、異常な事態の蔓延する世界。
殺人に意味がないはずの状況で、ある一族に起きる連続殺人事件。
犯人の目的は何で、誰が行っているのか。
被疑者が殺され、被害者となり。被害者は蘇るが、犯人の手がかりは見つからない。
ミステリ評論家という顔を持つ(そっちが本業?)山口雅也氏の長編ミステリー。
氏の作品にありがちなパラノイヤ的なミステリへの愛を感じます。
ただ、とっっても分厚い。あと、文章は平易なんですが、熱が籠もってるような(でも平静にも見える)感じ。
一気読みしようとすると少し疲れるかも。
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こんな、死人が次から次へと甦る時に、人殺しなんか捜してもしょうがないと思うんだけどねぇ...。
WEBでレビューしました。
http://www.first-priority.yi.org/~siza/blog/2008/11/post_67.html
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「このミステリーがすごい!」過去20年・海外部門で第2位の作品・・・・・・らしいけど、そうでもなくない?
たしかに設定は奇抜だしドキドキハラハラもしたけど、過去20年云々騒ぐほどのモノじゃないなぁ。
それほどの前評判なら、奇抜な設定を着地させて欲しかった。
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死体が生き返る世界の中で、論理的な推理をするという設定。
一見ホラー小説のように見えるし、死体が生き返るという意味
では、完全にホラーなのだが、甦れるという設定以外は
現実世界なので、きちんとした推理が行える。
この設定は、ちょっと前にかなり売れた作品「デス・ノート」を
イメージしてもらえれば分かりやすいと思う。
死神が存在し、名前を書くだけで人を殺せるノートにまつわる話
だが、その非現実世界を受け入れれば、その他は現実世界なので
論理的に推理を行えるのだ。
あと、この本がとっつきにくいと思われるのは
登場人物が外国人ということだ。
私は恐らく普通の人よりは英語ができるしコンプレックスも
持っておりませんが、日本人なんだから日本人らしくしろよ
という古い思想の持ち主なので、日本人作家が意味もなく
外国人を主人公にしている小説を見ると、本能的に
イラッときます。(ケツの穴の小さか男だぜ)
まあ、本当は名前が覚えづらいだけなんですけどね・・・
でも、この本は、最後の審判がキーワードになっているので
やはり、キリスト教がメインではない日本を舞台にするのは
無理があり、外国人が主役になるのには意味があります。
だから、私と同じようなタイプの人は、登場人物が外人だと
怒らずに、設定上しょうがないんだと諦めて読んでみてください。
あと、この本、結構長いので何回かに分けて読む人が多いと
思いますが、記憶力が弱い私みたいなタイプだと
後半の謎解き場面をフルに楽しめないかもしれません。
細かい指摘をして謎を解き明かして行くのですが、いかんせん
話が長いので細かいことまで覚えておらず、あれ?そうだったけ?
まあ、そうなんだろうな状態では感動も薄れてしまうというものです。
(これは作者のせいではなくて、こちらのバカ度のせいですが・・・)
あと、おまけですが、死者が蘇るという通常有り得ない世界なので
当然通常ありえない会話も出てくるわけで、
作者はそれを利用して結構笑わせに来てます。
(絶対、意図的にやってます)
例えば
「何も覚えてないのか?」
「いや、その時は死んでたもんで」
みたいな感じです。
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死人がたまに生き返る ってな事が起こる用になった世界でのミステリ。
殺人事件の犯人について皆で話し合ってる所に、いつの間にか殺された被害者まで混じって推理しているようなカオス具合が非常に良い
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トレイシー警部の気持ちわかるわ…
もう誰が生身で誰が死人なのかなにがなんやら!
面白かったです
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まず、何といっても本格推理なんだけど、殺された死体が甦るという設定がぶっ飛んでる。ただ、そのぶっ飛んだ設定の中でも、ディクスン・カーばりのドタバタ悲劇や警官や探偵の活躍があって、本格推理小説のひとつの形にはなっている。そして死という現象に苦悩するパンク探偵。霊園を舞台にしていることもあり、死へのおもいが全体にのしかかるような作品。でも、ちと長い。
ニューイングランドの片田舎で死者が相次いで甦った! この怪現象の中、霊園経営者一族の上に殺人者の魔手が伸びる。死んだ筈の人間が生き還ってくる状況下で展開される殺人劇の必然性とは何なのか? 自らも死者となったことを隠しつつ事件を追うパンク探偵グリンは、果たして肉体が崩壊するまでに真相を手に入れることができるか?
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冒頭でストーリーの一本の紐を渡される。
読み進めていくと紐がどんどん増えて複雑に絡まりあう。
そして、いずれその紐は再びほぐされ、一本、また一本と分れていく。
最後に残るのは冒頭渡された紐の答えだった。
この長いストーリーを読み終えたときの心境はそんな感じでした。
長い長い、とても長いストーリー。
そこに疾走はなく、時間は現実の時間と同じではないかと思えるくらいゆっくりと進みます。
そう、ゆっくりと着実。あらゆるミステリーの素材を贅沢に盛り込みながら。
アメリカはニューイングランドの田舎町。
そんな地方で死者が蘇る現象が多発。
同時期に、街の名士である霊園経営者一族を核として起こる殺人事件。
殺人事件と蘇り。
この矛盾した組み合わせが複雑に混ざり合い、事態は混乱を極めて行く。
そこで、事件の真相を調べるパンク的風貌の主人公達。
とんでもない災難に見舞われながらもたどり着いた真相は?
人間にとって生きること、そして死ぬこととはいったい何なのか。
死者が蘇ったという、通常ありえない設定だからこそ、そこに生まれる普通ではない物語やトリック。
実験的でありながら、同時に完成もしてしまった大作です。
【読書羅針盤】
秋の夜長にじっくりと時間をかけて読みたい一冊度☆☆
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粗筋(アマゾンから引用)
ニューイングランドの片田舎で死者が相次いで甦った! この怪現象の中、霊園経営者一族の上に殺人者の魔手が伸びる。死んだ筈の人間が生き還ってくる状況下で展開される殺人劇の必然性とは何なのか? 自らも死者となったことを隠しつつ事件を追うパンク探偵グリンは、果たして肉体が崩壊するまでに真相を手に入れることができるか?
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ニューイングランドの片田舎。
死者が蘇る現象が起きる中、埋葬業者の一族に連続殺人が巻き起こる!
自らも生ける死者となったグリンは、肉体の崩壊の前に謎を解けるのか?
死の真相を隠し、グリンが挑む著者渾身の初長編大作、堂々登場!
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「死を想え(メメント・モリ)」という単語がよく似合う本。
面白いが、この長さは活字中毒者じゃないと読みきれない気がする。
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最初はちょっと苦手かな~と思ってたんですが。
まず、日本人の著者なのに、海外ものの訳したような文体で書かれてるのですよ。
設定も館やら一族やら警部やら、なんとなく古い時代を思い浮かべたくなる設定で。(実際は現代)
それに名前もジョンだのジェイムズだのジェイスンだの分かりにくいし…登場人物は多いし…
でも、すぐに気にならなくなったなあ。
霊園で交錯する登場人物たちの思惑がすごく細かく描かれてて読んでて飽きないし、何より膨大な伏線を一個一個拾っていくところがすごいと思う。
死人が蘇るという設定を、すっごく良く生かしていると思った。
読み終わったら、絶対すごい!って思うはず。
そして、蘇った死人がどうなるのか……
大作でした。面白かった。