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戦争を経験され、「飢えを助けるのがヒーロー」という思いで作られたアンパンマン。
やなせさんの言葉が心に響く。
●正義を行う人は、自分が傷つくことを覚悟しなくちゃいけない。
●戦争というのは、絶対にやっちゃいけないということです。勝っても、負けても。
●自分のやっていることが世間にどういう影響を与えるか、ということを考えれば、やるべきことは自ずときまっていくと思う。
●幸せの中にいる時は「幸せ」はわかりません。不幸せになった時、「幸せだった」とわかるもんなんです。
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「世の中は確かに、文化的にも発展してきたけど、ある意味、我慢ができない人間がでてきたわけですね。」日本をでると、実感します。
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前回読んだ「天命つきるその日まで アンパンマン生みの親の老い案内 」がよかったので、この本も読んでみたが、ほとんど重複しているためか、あまり感銘を受けなかった。前書「天命・・」の方を推薦する。
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アンパンマンがやなせさんの哲学を具現化したものであることが分かる一冊。
あの国民総マインドコントロール状態にあった時に、このような普遍的で先進的な考えを持って我が道を進んだやなせさんは本当に稀有な存在だった。
戦争の真実を語らない人が多い中、自らの体験を元に見出した思想を、アニメという媒体を通して子ども達に伝えた功績は凄まじく大きい。
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子どもたちが小さかった頃、どれほどアンパンマンにお世話になったことか。
アンパンマンなしでは我が家の子どもたちの幼少期は語れない。
そんな我が家の救世主アンパンマンの作者、やなせたかしさんが亡くなったこともあってか、以前にも増してやなせ氏の著作をよく図書館で見かけるようになり、本作もたまたま目についたので借りてみた。
NHKでのインタビューをまとめたもので、200ページ足らずな上に文字も大きく、本当に30分程度で読了するくらいの分量。
それでもそのごくコンパクトな中に、やなせ氏の哲学がギュッと詰まっていて心をうつ。
東日本大震災でアンパンマンマーチがとても人々の心をとらえたというエピソードも取り上げられているが、それはやはり、やなせ氏の哲学が、本当に助けを必要とする人が本当に必要としているものを訴えていたからなのだろう。
普遍的なテーマは、いつの時代も誰にでも、まっすぐに人の心に届くんだなあ。
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高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784569783000
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やなせたかしさんの晩年のインタビュー本。
生い立ちから、100年後の世界に向けてのメッセージ。
中にあるのは一貫した人生観。
戦争を通じて得た、
「それぞれの立場を言い合う。言い合っている限りは戦争は終わらないし、なくならない」といった言葉は非常に重い。
また
「楽にお金を稼ぐということばかりを考えているのではなく、自分のやっていることが世間にどういった影響を与えていくのか、ということを考えること」が重要とも。
児童文学に最初は志向がなかったものの、次第に天職とかんがえるようになる経緯などは非常に参考になりました。
文末、自分の人生の晩年を夕暮れに例えた「夕日の歌」という詩が掲載されているのですが、これは必読。
夕暮れの中を飛んでくるアンパンマン。
アンパンマンを知っている方は、一度は読んでおいたほうがいい本かと思います。
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本書は、インタビュー番組で語られた漫画家・やなせたかし先生の言葉をもとに原稿を作成し、単行本化したものだそうです。
先生の代表作『アンパンマン』誕生秘話、その根底にある戦争体験。
老いてなおマンガと向き合い続ける姿勢、震災復興への思い…等々。
齢93歳(当時)にして現役漫画家として輝き続ける先生の、現在と未来を見つめて語られた珠玉のメッセージが胸に響きます。
尊敬する著名人を挙げるとしたら、私は迷いなくやなせ先生を挙げると思います。
先生の代表作である『アンパンマン』のヒーロー像には、先生の正義に対する一貫した信念が生きていると思います。
先生が作詞した『アンパンマンのマーチ』は、人間の永遠のテーマとも言える難しい命題を、子どもにも分かる言葉で真っ直ぐ突きつけていて…そこに“生命”を感じずにはいられません。
とにかく『アンパンマン』は、先生の生き様そのものだなと思うのです。
印象的だったのは、正義を行う覚悟――〝正義を行う人は、自分が傷つく覚悟をしなくちゃいけない。〟(49頁)という言葉でした。
アンパンマンは、まさにこの覚悟があるヒーローだなと。だからこそ、ヒーローなんだなと。
子供向けの本以外で先生の著書を読むのはこれが初めてですけど、どこかで聞きかじった話もいくつかあり、それでも先生の生い立ちやらデビュー前の話など知らなかったこともたくさんあって、貴重なお話がたくさん聞けてよかったです。
震災復興に対しても、自分が出来ることを出来る範囲で実行していく~ということで、ここでもやはりブレない先生の芯の通った生き方が素晴らしいなと思いました。
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正義の味方は傷つきやすい。
みんな、大体は弱い人で、だけど、子どもが川で溺れているというような時は、飛び込んでしまう。強い人じゃないのに、その時、そうせずにはいられなかった。それが正義なんだ。正義を行う人は、自分が傷つくことを覚悟しなくちゃいけない。
というところが印象に残りました。
とても読みやすく、小さい頃から見ていたアンパンマンの作者であるやなせたかしさんのことが少し分かった気がしてよかったです。
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お父さんを30歳代の若さで、そして、弟さんを戦争で亡くされたりしながら、そして、戦争に駆り出されながらも、長生きをされて、しっかりこの世での使命を果たされたやなせたかしさん。「何のために生まれてきたの?」、この問いに余りある答えを出され、そして逝かれました。やなせ作品をもっと読んで行こうと思います。
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「アンパンマンのマーチ」はどうして子供番組の主題歌なのに深い内容の歌詞なのか…
これを読むとよくわかります。
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インタビュー形式の本です。とても深い内容を平易な言葉で回答されています。アンパンマンの元祖となる絵本が54歳の時、アニメ化が69歳の時とのことなのでそれまで苦労されたからとても心に響く言葉を紡げるのだと思います。初代アンパンマンは人間で、国境関係なくひもじい人にアンパンを届けるちょっと太ったヒーロー。最後は許可なく国境を超えてしまった為撃ち落とされてしまうという物語だった。
【印象に残った言葉】
・色々なヒーローがある中でアンパンマンは一番弱い。濡
れれば弱る。だからジャムおじさんに顔を作り直しても
らわないと戦えない。しかしいざという時には戦う。正
義を行う人は、自分が傷つくことを覚悟しなくちゃいけ
ない。
・困っている人、飢えている人に食べ物を差し出す行為は
立場や国に関係なく「正しいことを」。これは絶対的な
正義なんです。
・幸せの中にいる時は「幸せ」はわからない。不幸になっ
た時「幸せだった」とわかる。悲しみがあるから喜び
がある。悲喜交々(ひきこもごも)
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始め図書館で読んだ本でしたが、良い本だと思い購入しました。が、感想を残せていなかったので、再読の際には感想を残したいです。
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18歳になり「アンパンマンのマーチ」の歌詞の意味について改めて考えるようになり、気になったので読んだ。愛と勇気が友達のアンパンマンに私もなりたいと思っていた。愛と勇気は生きていく上で一番大切とも言える。「正義を行う人は自分も傷つくことを覚悟しなくてはならない」という文を読んで泣きそうになった。愛と勇気があってこその正義だと感じた。
「何のために生まれて、何をして生きるのか」ずっと考えていた。それを見つけるにも愛と勇気が必要なのかもしれない。
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今年、やなせたかし
生誕100周年
2019年2月6日に、やなせたかしさん生誕100年を迎えます。様々なイベントも企画されています。