素晴らしき人です
2014/03/14 18:20
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投稿者:萌愛 (15) - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンパンマンを作った、やなせたかしさん。
93歳の時にかかれた本です。
「生きる意味とはなんなのか、自分がするべきことってなんなのか」
やなせさんの答えが書いてあります。
彼の人生は決して良いことばかりではなくて
つらいことや悲しいこともいっぱいあって
それだから乗り越えてきたことも綴られています。
悲しみから嬉しさが生まれるっていうのが
あの歌詞になっているのが感動しました。
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投稿者:さな - この投稿者のレビュー一覧を見る
温かくて穏やかな人間性が感じられ、とても心地よく読むことができました。
頑張っていて、神経が尖っている時に読むと、ホッとしつつ、前向きにさせてもらえる本だと思います。
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
やなせたかしさんの生き方が、興味深く読むことができました。アンパンマン誕生の話など、素晴らしかったです。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌詞が、すごく意味があるというのは、以前てれびの追悼特番で見ました。今回こうして、著作でご本人の考えを聴くと、本当に苦労なさったんだなと……。ご冥福をお祈りします
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アンパンマンがこんな思いで作られたとは知らなくて、単純に驚いた。
本の中に、
幸せの中にいる時は幸せはわかりません。不幸になった時、幸せだったとわかるもんなんです。
と書いてあった。昔のわたしだったらその通りなんだろうと納得して終わってただろうけど、今のわたしは幸せだと気付いてる。気付いてるというか、そう意識してる。だからわたしはこれより一歩また進んだ幸せの中にいるのかもしれないと思った。
運、鈍、根ということばは初めて知って、単純に面白いと感じた。
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アンパンマンの作者であるやなせたかし氏へのインタビューです。
アンパンマンの誕生秘話や、やなせ氏のこれまでの経歴、スタンスを中心に描かれています。
アンパンマンはなぜこんなに子どもに影響を与えるのかが1人の親として気になっていましたが、やなせ氏のスタンス、こだわりが子ども達の琴線に触れるんだなという事がわかりました。
今後、子どもとアンパンマンを見る際に、ここに書かれている事を折々で思い出しそうです!
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アンパンマンの作者による、語りおろしのエッセイ。
今までアンパンマンってもっと順風漫歩なスタートかと思ったけれど、違うのね。そして、やなせたかし氏も、アンパンマンという作品を書いた方、というよりは作家という矜持を持って生きている方なのだな、と感じた。
うん。でも本よりDVDで見たいぞ、と思いました。
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「何のために生まれて 何をして生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ!」
みんなのヒーロー、アンパンマン。子どもだけでなく、大人にも大きな影響与えるアニメだが、その中に込められたやなせたかしの思いは深い。
戦争を経験したやなせ氏にとって、正義とは、ひもじい人を助けることという。そして正義の味方ならば、最初にすることは、飢える人を助けることだと。こうしてアンパンマンのイメージは作られていくが、自分が傷つかないままで、正義を行うことは難しい。だからアンパンマンは自分の顔をあげる。そうした面で、アンパンマンは一番弱いキャラかもしれない。しかし、あの手この手でやってくるバイキンマンに素手一本で戦うのである。
『アンパンマンのマーチ』もよく見ると深い歌詞である。答えのない問いを子どもに投げかけているが、そこがこどもたちにもつたえたいことだろう。やなせ氏自身93歳であるが、アンパンマンが認知されたのは70歳を超えてからである。人生に無駄なことは何一つない。すべては「運・鈍・根」であると。こうした哲学が作品にちりばめられていることを感じると、また作品の見方も変わるものである。
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ものすごい哲学的なタイトルの本書。ただし、そのタイトルの由来は幼児向け作品『それいけ!アンパンマン』の主題歌、『アンパンマンのマーチ』より。
哲学者が、孫が『なんのために生まれて~』なんていう哲学的な歌を歌っているのを聞いて衝撃を受けたという話に笑った。
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哲学者のおじいちゃんが、孫が「なんのために生まれてなにをして生きるのか」というアンパンマンのテーマを歌い始めてびっくりしたというエピソードがおもしろかった。
どうしてこんな小さい子どもが哲学的な歌を知っているのかということに驚いたようだが、考えてみればこんな深い歌詞をすとんと受け入れてしまう子どもの素直さというか感受性ってすごいよなぁ。
その子どもの琴線にふれる作品を作り続けているやなせ先生の考え方には、いつも元気をもらってしまう。
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「なんのために生まれて なにをして生きるのか」
とても深い言葉を、子供たちが大きな声で歌う。
なんだか不思議な感覚。
でもやなせたかしのエッセンスがつまって、子供たちもそれを理解しているように思う。
善と悪をパンとバイ菌で表現してるのも、そうか、そんなからくりがあったのか!!と驚いた。
アンパンマンが頭を取って差し出すのも、むごいのではなくてアンパンマンはパンだから食べてもらうのが自然っていう考えに基づいてて、とっても面白い。
そして身を犠牲にして頭を差し出すアンパンマン、正義には犠牲がつきものっていうのもとても分かりやすい形に表現されてるんだ~って頷ける。
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アンパンマンの作者、やなせたかし氏が94歳で亡くなりました。
この本は、その一年前のインタビューです。
この当時、すでに膀胱癌にかかり、
心臓ペースメーかーも入っていました。
胆嚢と膵臓の一部と片方の腎臓が、
すでに手術で切除されていました。
その体で、東北大震災の被災地をまわり、
アンパンマンの絵を贈り、被災者を激励したのです。
アンパンマンがヒットしたのは69歳になってからのことでした。
若き時代は漫画家として芽が出ず、
さまざまな仕事をして食べていたそうです。
ほんとうにすごい方ですね。
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筆者幼少期からの写真が複数掲載されている
それと巻末のメッセージ
内容は焼き増し!焼き増し!焼き増し!
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やなせ語録
どんな時代も希望はある。それを信じて生きていく。
絶望せずに、一歩ずつ進む。その気力をあふれさせるためにはちゃんと食べる。
僕は、難しいものは好まない。わかりやすく、誰もが楽しめる物を創作したい。
人生にムダなことは、何一つありません。全部、自分に役立つ、そして、やり続けることが大事。
幸せになかにいる時は「幸せ」はわかりません。不幸せになった時、「幸せだった」とわかるもんなんです。
自分が全く傷つかないままで、正義を行うことは難しい。
困っている人、飢えている人に食べ物を差し出す行為は、立場や国に関係なく、「正しいこと」。これは絶対的な”正義”なんです。
年をとったら、おしゃれをすることは、とてもいいことです。気持ちがシャンとするから。
血圧が高いとか、不整脈があると、何かいろいろなことを考えちゃう。夜寝て、明日の朝、目が覚めなかったらどうしようとか。つい悪い方へとね。だからあえて、考えないようにしているの。
現在と未来しかないの。そうすると、現在とその未来をなるべく楽しく、なるべく面白く、生きたほうがいいんです。過去のことを、いくら考えてもしょうがない。
至極当然のお言葉胸に染み入ります。
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どの本を読んでも、やなせさんの発言はブレない。
簡潔でユニークでわかりやすい。
でも、当たり前に生きてると、なかなかこんなこと言えないっていう厳しさもある。
手のひらを太陽にという歌で、なぜ「生きているから悲しいんだ」という歌詞が最初なのかと言う話は、生きていくことの傷みと向き合っていることが伝わってくるようでした。
たくさんやるべきことがあるときほど、根気よく一つずつ片付けていくと、加速度が増すと言う話も興味深かった。