タイタンの妖女 みんなのレビュー
- カート・ヴォネガット・ジュニア (著), 浅倉久志 (訳)
- 税込価格:1,078円(9pt)
- 出版社:早川書房
- ブラウザ
- iOS
- Android
- Win
- Mac
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
人生の意味
2017/06/15 22:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポージー - この投稿者のレビュー一覧を見る
人類史上最も偉大な男の人生はとても壮大で、とてもあっけなかった。
読んだ後は、不思議な肯定感を教えてくれる物語です。
紙の本
最高の人とは?
2015/03/29 00:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
爆笑問題の太田光がこの本についてよく話していて、読みたくなってしまいました。アメリカ小説とかあまり読まないせいか、ストーリーがいろんなところに飛ぶせいか、最初ちょっと読みにくいなと感じましたが、ただただ美しいと思うような文章もあり、読み進むと面白くなっていきました。
だれかに、「この人がすごく君とあう人だ!」と言われたとして、「この人はないわ~」という人だった場合、いけるかなー。でも、バルザックの「従妹ベット」でも、おばはんにサポートしてもらって脚光を浴び始めた青年が、理想的な娘とラブラブになったら凋落するんだよねー。自分じゃ選ばないような人のほうが、自分とあっていてお互い幸せになれるってことあるんだろうな。
紙の本
宇宙レベル
2024/06/02 18:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honty - この投稿者のレビュー一覧を見る
『スローターハウス5』でカート・ヴォネガットの作品に興味をもったので全作品を読んでみたくなって、まずは『プレイヤー・ピアノ』かなとも思ったけれど、これはまだヴォネガットらしさが開花してないようなので、別の機会に。ということで古い順にいくと本作品がくるからまずはこれと。なるほど、ヴォネガット・ワールドだった。すこし意外だったのは、なんか優しさが感じられた。『ガラパゴスの箱庭』も読んだことがあるけれど、わりと冷淡というか登場人物たちにあまり入り込まない感じがしたけれど、これはちょっと違う感触をもった。はっきりとはわからないけど…。
この作品のテーマは一体何か。人類とは、人生とは、生きるとは、歴史とは、意志とは等々。当たり前にある生活や物事を俯瞰して宇宙レベルの視点から見てみるというか、ふと違ったふうに見てみることで考えにさえ及ばなかったことが見えてきたりする、そういう世界観を揺らすのが、作者がしたかったことなのかもしれないなと感じましたが、どうなのでしょうか。遊びながらROCKするそういう作品でしょうか?次は、『母なる夜』を読もう。
電子書籍
不思議感覚のSF
2021/02/28 10:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:楽しい家庭菜園♪ - この投稿者のレビュー一覧を見る
妻が昔読んだ本が本棚にあったので何となく手にとりました。
物語の序盤でラムファードの『実体化現象』などはでてくるものの、中盤までそれほどSF感はありません。
読み進めていくうちに舞台が火星に移り、水星、再び地球、そしてタイタンへ・・・
科学的な面から見たらかなり荒唐無稽な内容ですが、『地球に干渉する存在の可能性』については、個人的に空想を巡らせていたこともあり、とても共感できる部分もありました。
哲学的なことを考えるのが好きな人には、非常に読み応えのあるものだと思います。
紙の本
なんちゅう
2020/01/04 16:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんちゅうまどろっこしい、「ふりだしにもどる」でしょう?
最初から最後まで、こんな風に仕込まれていたんですよね。
筋書きは計画通りでも、人の気持ちははなり知れないものです。