紙の本
こんなんホントにいるの?
2024/02/13 00:26
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投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
勤労商工会なんて組織、知らなかったし関わり合いにも。なりたくない
個人事業者にとっては味方かも知らんけど、一般市民にとっては税金を払わせないための「社会のダニ」以外の何者でもないじゃん。
がんばれトッカン! 私ゃ応援してますぜ。
取れる事業者からはとことん取って下さい。 悪徳弁護士に負けるな!
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税務署を舞台に、けっこう好感度の高いお仕事小説だったりする。
2021/12/09 14:33
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
脱税&滞納者から税を徴収する「国税徴収官」を主人公にしたお仕事小説。なかでも、滞納金500万円以上の悪質案件に関わる「特別国税徴収官」=「トッカン」。
シリーズ1作目でも感じたけれど、身近でありながら、あまり詳しく知らなかった税のことが本書でもいろいろ学べるのが面白く。そして、その税徴収と脱税がらみの事件のバリエーションの多さにもちょっとびっくり。小さな事件が立て続けに起こった1作目に対し、本作は、大事件が巻き起こり、読み応えが増した感じでした。
次作も楽しみです。
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税徴収官お仕事エンタとしても読ませる小説ですが、社会派ミステリとしても今作は素晴らしい。テーマは「体裁」です。
「体裁」という仮面を被れてしまう状況において、ほんとうはそれを脱ぐことのできるはずの自身への直視が出来なくなるという怖さ。体裁がいつのまにか自身の中で事実になってしまう、自己欺瞞になる怖さ。
そして新キャラ吹雪。…正義の味方になりたいのなら当たり前の弁護士でいてはなれないのだというこれもまた自己欺瞞でしょうにな。
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世知辛い上に後味の悪いメイン事件と、「悪いことする人は正される」勧善懲悪案件とでやるせなさは相殺。今度は地裁ネタも入ってきてますます楽しい。
しかしぐー子と鏡がラブコメ路線に入るのはなるたけ引き伸ばして欲しい私です…ぐー子がやれてなさすぎて(女子力じゃなくてヒトとして)…いやでも蓼食う虫も好き好き…
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面白かった!
前作よりも話の軸が分かりやすくて、それぞれの山場でしっかりと盛り上がることができた。
また、働く女性のはしくれとして、
「体裁」と「すき間」は本当に我が身のことのよう。
ああ、自分が毎日、あくせくしているのは、「すき間」を探しているからなんだ…とストンと落ちた。
個人的に、前作では鏡特官にばかり魅力を感じていたが、本作ではぐー子が大好きになった。
悩みながらも成長していくぐー子が眩しく感じられた。
二人の関係性もいいなあ。
(今後、距離が縮まるのかな?という期待含め)
新しいキャラクターも個性的で、これからが楽しみ。
早く次を読もう。
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井上真央主演でドラマ化もされた小説の原作の第二作。
税を取り立てる側の「特別国税徴収官」、略して「トッカン」を題材にしたお話。新米調査官の「ぐー子」と「トッカン」である鏡を中心とした京橋中央税務署の面々を主な登場人物として進みます。
今回は、鏡トッカンの厳しい取り立てによって、ある人が自殺に追いやられ、それをその人の奥さんが訴えるという話を基点にして話が進みます。その奥さんをけしかけたのは、勤労商工会の弁護士という設定で、勤労商工会と税務署は中が悪いという・・・。
20代後半の女性が、仕事を懸命にやる姿が描かれていて、その辺は同世代の女性の支持を集めそうな感じです。今回は主に、周囲のデキる同僚と自分との差が気になったり、頼りになる上司から離れて一人で仕事をしてみた時の躓きなど、仕事をやる人であれば誰でも通る道が描かれています。職場の中で、自分の役割を認めてもらうための「すき間」を探すなんて表現は、たしかにと思わずうなずきたくなる感覚です。鏡トッカンとの、恋愛に発展しそうでしない関係も、多分、人気の秘密でしょう。
登場人物はどれもオカシイ、もとい個性的な人が多く、それ故にコミカルでストーリーに弾みがあります。
一番面白いのは、やはりこの「徴収官」という職業を通して描かれる税と社会の有り様じゃないかと思います。一般的には、税を取り立てる側というのは、イメージ的には悪役の方が似合います(なんて書くと怒られそうですが・・・)。しかし、社会の中で税ほど大事な仕組みもそうありません。そのための職業をこなす人が、どんな悩みを抱き、どんな仕事をするのかが描かれると、その意味を改めて考えさせられます。今回も、主人公は「法律ですから」という言葉の意味に悩みます。
こういう特殊な職業を題材にした小説はそれだけで面白かったりしますが、この小説は、取材と創作と、作家の社会に対する問題意識と主人公とおおよそ等身大の女性の目線が、うまくミックスされていて、物語によい臨場感を出しています。
本職の人からしてみれば「リアルじゃない」と映る部分もあるでしょうが、フィクションもうまく混ぜてストーリーをテンポよく展開させることによって、リアルな話以上にリアルに思える部分もきっとあると思います。
今回は、税や法律の仕組みをうまく活用したサスペンス的な要素や駆け引きもあります。この辺の知的なパズル要素も面白さの1つ。「へえーそうなんだ」と思わされる仕組みも多々あり。あまり活用する機会は無さそう、というかあって欲しくはないですが・・・。
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2012年夏のドラマと内容は一緒。それでも、面白く読める。むしろドラマより面白い。文章が映像より優れていることを感じる作品。
働く気が湧いてくる。
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第二弾。面白く読めました。ドラマ見てしまっていたので、読みながら映像が浮かぶのですが、ぴったりはまり役で納得。
楽しめます。
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ドラマ化もされた『トッカン』。シリーズ二作目が文庫化されていたので、迷わず購入。
本作では、悩みながらも自分の殻を突き破ろうとするぐー子の姿が印象的です。まぁ、あちこちで起こる税金に関する事件はそれはそれで面白いんですが、それよりも、その事件に対峙するときのぐー子の心意気が、読んでいて気持ちよかったです。前作よりも、ぐー子の成長が見られましたしね。
あと、「体裁」という言葉がこの作品のキーワードになっていました。「私はこういう人間だ」と作り上げた外向きの「体裁」が、自分の首を絞めてしまう経験って誰にでもあると思います。そのあたりの苦しさを、本作では、登場人物のエピソードにのせて上手く表現していたと感じました。
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自分の入り込む隙間を探すために
体裁だけに凝り固まってしまう・・・
まさに,その通りだと思った。
先は長い。
一歩ずつを大切にしていこうと思う。
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ぐーちゃんの心情に今回も胸をえぐられまくりだった。
私だけのオンリーすき間が欲しいと思う気持ちがとてもよくわかる。どちらかと言えばぐーちゃんよりも錨さんに歳が近いのに、ぐーちゃんよりも成長できてないグダグダな自分に少しへこんだ。
前作もだったけれど、へこみながらも前のめりに生きるぐーちゃんをはじめとして、女性陣がパワフルなので読んでいて楽しい。読むと自分も(それなりに)仕事を頑張ろう、と思える話。
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安定して面白い。
同時期に読んだ「アコギなのか立派なのか」という本がモロにハズレだっただけに癒された。
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前作に引き続き面白かった。
巻末対談によると、作者は別に税務署で働いていたわけではなく、取材は勿論しているんだろうけど、「それらしく思えること」を重視して作品作りをしているらしい。あくまでエンターテイメントってことね。
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第2弾もおもしろかった。少しボリュームアップしたが、またまた速攻読了。話の展開が良く、すんなり入り込める(それほど単純ではないとは思っているのだが・・・)。
少し土地勘があるところが舞台になってるからか、風景まで明確にイメージできるのがまずます読みやすいのかもしれない。ほぼリアルタイムの設定であるし。ということで、第3作もすぐ入手するでしょう→本日発売で早速購入。またページ数増のような。
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京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。
あの、悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり “京橋中央署の死に神"と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡が訴えられるかもしれない。
しかも背後には、税務署の天敵・勤労商工会のお抱え弁護士がついていた。
鬼上司のピンチにぐー子(トッカン付き徴収官)が立ち上がる!
面白くって、ためになる、大好評の税務署エンターテインメントシリーズ第2弾。
新米国税徴収官のぐー子こと鈴宮深樹と鬼の「トッカン」と呼ばれる鏡雅愛が活躍する、お仕事エンタメ小説です。
前作では『国税徴収官』のお仕事内容を知る要素が多い作品でしたが、今作は主役の成長しつつある、ぐー子を中心とした、人情味のあるお話になっていました。
因みに、トッカンー特別国税徴収官ーの感想もブクログに載せているので見て下さいね。
今回は、鏡特官の担当滞納者の自殺をきっかけに税務署と不倶戴天の間柄にある勤労商工会が戦いを挑んでくるというスリリングな展開に。
前作同様、兎に角キャラが立っているから読みながら想像するのが楽し小説です。
それでいて構成も十分に練られています。
何より今回のテーマは、人が被っている体裁...
税務官が脱税者の体裁をぶち壊すのですが、そこに人情があったり脱税者を擁護する弁護士の体裁や税務官自身の体裁まで盛り込まれて、納得できる仕上がりになっていると思います。
まだ読まれていない方は『トッカンー特別国税徴収官ー』の第一弾から読んでみて下さい。
その方が主人公のキャラの面白さが断然伝わってくると思いますヾ(@°▽°@)ノ
今作もドラマで放送された内容とかぶっているのですが...
ドラマでは出て来なかった登場人物や、ふと笑えるアイテム?など登場するので、ドラマを観られた方でも、読んで損はないと思います☆
そして、第三弾『トッカン the 3rd おばけなんてないさ』もハードカバーで発売されているとか...
私は文庫派なので凄く待ち通しです♩