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hontoレビュー

ポーツマスの旗 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー56件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (25件)
  • 星 4 (23件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
52 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

「毅然」という言葉を想って

2006/11/23 03:37

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 読みながらしきりと「毅然」という言葉が頭を付きまとった。


 明治維新後40年も経たないという時代の中に 大国ロシアと戦争を行い、勝利したものの、 既に体力もなく 後は知力と情報力で講和交渉を続ける日本の姿には感銘を受けた。
 ちょんまげと刀を持っていた日本人が40年でかような国際舞台で活躍できたということは 当時世界中が驚嘆したとあるわけだが 今考えても凄いと思う。そこにいくまでの明治人の努力となにより気骨が素晴らしいと思う。ふりかえって 自分が そのような努力と気骨を持っているかというと 恥ずかしいばかりである。


 明治人の毅然とした対応に打たれる。最近の日本の外交状況を見ていると 百年前の 外交人との差が残酷なほどくっきりと浮かび上がってくるのが本書である。僕の仕事はもとより外交官ではないが それでも各種の交渉は日々の業務の一環でもあり 改めて「毅然とした対応」を自分に律したいと思う次第である。

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紙の本

小村寿太郎とウィッテ、日露の外交駆け引きを読みとる

2002/11/13 13:14

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は小村寿太郎とポーツマス講和会議の様子を描いたものである。日露戦争の終結にあたって、小村寿太郎の国益をかけた闘いが始まった。
 講和会議では、小村とロシア全権ウィッテとの外交駆け引きが見ものである。随所に駆け引きの妙が描かれている。
 両者の交渉術、米国世論操作などを読みとりながら、それぞれの長所、短所を自分なりに検証するのも面白く、大変勉強になるところだ。また、仲介するセオドア・ルーズベルト大統領のアドバイスも興味深い。
 講和会議は、両者にとってぎりぎりの条件で妥結し、戦争は無事に終結した。
 戦争終結後、日本がロシアから譲り受けた権益である南満州鉄道について、米国のハリマンが日米での共同経営を提案してきた。日本政府内には提案に賛成する意見が優勢だったが、小村が強硬に反対し、ハリマン案を葬ってしまった。
 これについて、その外交的な評価は本書では言及されていない。他の歴史書によれば、これも小村の功績の一つとして評価する見方がある反面、異論もある。
 それは、ハリマン案の通り日米共同で南満州鉄道を経営し、満州に米国の権益も確保しておけば、ロシアへの牽制にもなるし、のちの日米戦争は起こらなかった可能性が高いとするものである。故に、ハリマン案を葬ったのは小村の判断ミスだったとする。
 しかし、その通りだとしても、明治外交における小村の評価を下げるものではないと思う。いずれにしても小村寿太郎は明治の偉大な外交官に間違いはない。また、真に国益のみを追求した姿は、私の尊敬するところである。

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紙の本

日本のための政治と国民感情

2019/11/22 11:38

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

1905年9月4日、アメリカ・ニューハンプシャー州ポーツマスにて結ばれた
日露講和条約の成立にいたる話です。
日露戦争において優勢であった日本は、日本に有利な条件での講和を図るため
アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトに仲介を依頼し、
講和会議が始まった。
ロシア側は大国の威信を賭けて日本からの条約案を突っぱねる。
講和会議は、小村全権とウィッテ全権とのせめぎあいが長期間続いたが、
戦争を早く終結したかった日本側は、天皇の平和回復への考えもあって
譲歩し、条約を締結した。
この条約締結に対し、日本国民はロシアに屈したもの、
日本人の誇りが汚されて締結したものと思い、
小村全権、関係閣僚、元老に対し怒り心頭となり東京で大騒擾事件が勃発する。
とにかく国民は滅茶苦茶に怒ったのだ。
そのため、小村全権は命懸けでの日本帰国となった。

日本国民のために小村全権は命懸けで日露講和条約の成立に奔走したのに
日本国民には最後まで理解されないず生涯を終える。
小村の葬儀の会葬者は、勅使をはじめ約一千名であったが、市内に弔旗をかかげる家はなかったという。

なんとも切ない気持ちになってしまう。

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紙の本

歴史に委ねられた外交の評価

2017/06/03 06:41

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本はぎりぎりの戦争をして和平の仲介を米国に求めたんだな。日本の大衆に燃え盛った戦勝モードは国力の限界状況にある財政や兵站力を理解するものではない。リーダーたちの苦渋の選択を一人脊負った小村寿太郎は一身を逍遥として晒す。御一新以来、日本はなんとか列強に相並ぶまでに、かろじてここまでなんだと。
 今わたしたちは自分の国の力を知っているだろうか。領土問題で武力の威嚇をする中国や韓国と争うことすらできないのに、それなりに国民感情は燃える。最後の手段がない外交をつかさどる人々の語れない悩みはより深いのではないだろうか。

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紙の本

日露戦争時代の我が国の外相小村寿太郎の生涯を描いた力作です!

2016/08/10 09:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、吉村昭氏の有名な作品の一つです。我が国の運命を賭した日露戦争ですが、国民の多大な期待を背負って、全権・小村寿太郎はポーツマス講和会議に臨みました。ロシア側の全権ウイッテとの緊迫した駆け引きの末にようやく迎えた劇的な講和の成立が見事に描かれています。しかしながら、この講和内容である樺太北部と償金の放棄は、国民の憤怒を招き、大暴動へ発展していきます。近代日本の分水嶺ともいえる日露戦争に光を当て、名利を求めず交渉妥結に命を燃焼させた外相・小村寿太郎の姿を浮き彫りにした力作長編です。

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紙の本

ルーズベルト大統領の対日支援の様子にも感動

2002/04/15 17:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:LEE - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私は以前、日比谷焼き討ち事件に結構共感していたのだが、この本を読んでからは単純にそうでもなくなってしまった。ポーツマス条約をめぐる小村寿太郎とウィッテとの駆け引き。社交術に長け、巧みに現地世論を引き寄せるウィッテと、それに負けまいとする小村の必死の交渉に引き込まれる。あ、こっちのポーツマスは米国のポーツマス。ルーズベルト大統領の対日支援の様子にも感動。

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2006/09/02 22:51

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2007/02/05 15:52

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2009/05/30 23:56

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2009/11/01 21:02

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2010/02/21 01:15

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2011/04/01 21:57

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