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みんなのレビュー51件

みんなの評価3.4

評価内訳

51 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ナミ

2016/03/20 00:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

理系女子の怖い作品でした。320;『TOKYO BLACKOUT』(2011)、544:『迎撃せよ』(2013)、548:『ハイ・アラート』(2013)と、理系女子らしい?活劇調のものを読んできたが、これは全く異質といった感じ。ある意味では、サイコサスペンスの分野でしょうか。何しろ怖いです。ただ、遺体処理に“亜臨界水“を使っている辺り、やはり理系女子と納得しました。面白かったけど、内容的に暗いし、怖いし、こんなことが現実に起きていたらと思うとちょっと腰が引けて4点評価としました。
 1カ月後の定年を控え主要業務から外れた香西刑事は、ひょんなことから行方不明になったゴミ処理会社社員・橋爪行雄の捜索を個人的に始める。橋爪の失踪直前の足跡をたどった香西は、ゴミ処理技術の研究者・真崎亮の研究室で強い“死”の臭いを嗅ぎ取り真崎を強く疑い始める。調べると、真崎は20年近く前に橋爪の詐欺事件に関連して倒産、一家無理心中した真崎家の長男であった。更に、真崎の務めるゴミ処理会社では臨界水を使った生ゴミの溶融処理を行っており、それを使えば遺体を完全に溶解処理することが可能であり、完全犯罪が成立する。ということで、香西刑事が真崎の完全犯罪に如何に挑んでいくかという刑事ものの伏線なのだが、まだ前半途中で筋書が見えたのでは単純過ぎて面白くない。多分、真崎は完全な“白”であり、犯人は時効になった“くるみちゃん誘拐殺害事件”と関連した人物と推測した。ところが、中盤で急展開。“くるみちゃん誘拐殺害事件”の犯人を知っているという藤井寺里紗が登場し、香西刑事は里紗の協力を得て堂島昭を追い詰めることに成功するが、思わぬハプニングで堂島が不慮の死を遂げてしまう(あくまでも殺人事件ではない)。咄嗟に里紗の忌まわしい過去を暴かれて辛い思いをすることを憂慮した香西は、堂島の遺体を完全に消滅させることで事故そのものを闇に葬ってしまう決断を下す。さて、この後の展開は壮絶の一語です。不本意にも真崎の手を借りて堂島の遺体を処理して事件を闇に葬った香西だったが、飽くことない刑事魂というか正義感からか、退職後も執拗に真崎を追い続ける。辿りついた結末は、真崎がかなり以前から橋爪の依頼で遺体処理を行っていたが、何らかの理由で恐喝を始めた橋爪を抹消したのだが、そのことを嗅ぎつけた香西に対するため、堂島の件も、その後に起こった山本輝夫(歯科医)の失踪も、どうも真崎が香西を釣るための餌だったらしい。里紗も山本輝夫の妻も真崎とグルだったというか、一蓮托生の仲間といった関係だったのである。そして、遂には香西自身が里紗を守るために知人のルポライターの殺害を計画するところで物語は終わる。必殺仕置人の現代版ともとれる内容だが、何とも現実味がある分実に怖いです。ただ、真崎が金を要求していないことからして、無差別殺人とか殺しを楽しんでいないことを願うばかりですね。

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紙の本

この福田さんもいいです

2016/12/27 14:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

犯人がわかっているのでミステリーというよりもサスペンスでしょうか。
福田さんがこんな作品も書かれるのだなとまずは驚き、読み終えて上手いものだと感心しました。
人が罪を犯すか犯さないかの境目は本当にわずかなものでしかないのだろうとも改めて思わされた作品でした。
時折、殺人を犯した人を指して「異常」であることを指摘するようなメディアの報道などを耳目にしますが、殺人を犯さなかった私たちが「異常」でないと誰が判定できるというのでしょうか?
世界中に軍人という職業として人を殺すことを職務の一部であることを前提にした仕事についている人は星の数ほどいますが、それを誰も「異常」であるとは言いませんよね。

なんだか作品の感想からは離れてしまいましたが、そんなこんなを考えさせられた一作でありました。

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2013/08/02 18:27

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2013/06/08 22:15

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2013/06/13 18:03

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2013/06/16 21:45

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2013/06/20 20:55

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2013/06/23 22:57

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2013/07/27 14:16

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2013/07/07 21:09

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2013/07/29 20:26

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2013/07/10 20:25

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2013/08/12 11:48

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2013/08/01 08:21

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2013/07/29 17:17

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