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生誕90年 三浦綾子さんの久しぶりの単行本
2012/05/30 13:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
旭川市にある三浦綾子記念文学館、その建物は見本林の中にありました。
記念文学館をじっくり見学した後に、見本林の小道を母と二人で歩いてみました。
ちょうど新緑の季節、大きく育った樹木からの木漏れ日が心地よく、足元には紫や白い花がぽつぽつと咲いていて、歩きながら「ああ、ここがあの三浦綾子さんの氷点の舞台なんだ」としみじみ思いました。
生誕90年の今年、三浦綾子さんの単行本が9年ぶりに出されました。
どこから読んでもなんだか懐かしい彼女の生い立ちや結婚、小説家としての日々、さざまな出会い、
彼女を取りまく人間模様が読みやすい文体でが綴られています。
すべての作品が単行本初収録なので、綾子さんファンには、嬉しいですね。
特にいいなぁ~と思ったのは、生まれも育ちも旭川で、「旭川はいい街だ」と高らかに歌い上げる綾子さんの郷土賛歌。
厳しい寒さだからこその美しさがある、全国的に有名になった永久歩行者天国の買物通公園のこと、焼いても煮ても美味しい郷土料理・義経鍋のこと。
「ここも、あそこも、こんなにいいところがいっぱいなのよ、旭川って」と綾子さんの声が聞こえてきそうです。
巻末には三浦綾子さんの詳しい年譜、そうして全著作名も記されていましたよ。
この膨大な著作名を見ながら、久しぶりに読みかえしてみたいなぁ~と思うのが何冊も。
彼女の本を次々に読んでは感銘を受けていた若いころを思い出します。
三浦綾子記念文学館で購入したこの一冊には、三浦光世さんのサインと一言が書いてありました。
私が選んだのは「真理は自由を得させる」実に深い言葉でした。
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