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投稿者:平井 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上は難しい内容が長く続いて読むのが大変ですが、下になると一気に読めてしまうので、根気で読んでほしいと思います。
紙の本
戦前に活躍された夢野久作氏による「日本一幻魔怪奇の本格探偵小説」です。
2021/02/05 09:43
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、戦前に活躍された、禅僧、陸軍少尉、郵便局長、小説家といった多彩な肩書をもつ夢野久作氏の代表作です。同氏は、童話作品のみ使用された「海若藍平」、「香倶土三鳥」などという筆名ももっておられ、現在では、「夢久」、「夢Q」などと呼ばれることもあります。同書は、昭和10年1月に書き下ろし作品として松柏館書店から自費出版された作品で、「日本一幻魔怪奇の本格探偵小説」とか、「日本探偵小説界の最高峰」とか、「幻怪、妖麗、グロテスク、エロテイシズムの極」という宣伝文句を付けられ、読書界の大きな話題を呼んだ作品です。常人では考えられぬ余りに奇抜な内容のため、毀誉褒貶が相半ばしています。筆者自身は、「これを書くために生きてきた」と語ったとされ、10余年の歳月をかけて完成された内容は、狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に、著者の思想、知識が集大成されています。角川文庫では、上下2巻シリーズで刊行されており、同書は、その上巻です。
紙の本
三大奇書
2016/01/27 18:34
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投稿者:狂人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本三大奇書のひとつです。夢久の作品のなかでも特異な文体で書いてあり、他に似たような作品がない作品ですね。賛否あるとは思いますが、私はこの雰囲気好きです。正木教授などのキャラクターの描き方もいいと思います。
紙の本
入り込む
2023/09/22 15:33
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投稿者:ジュンタロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んでいると、集中しすぎて時間を忘れてしまうこともあります。なので本をじっくりと読みたい人におすすめです。
最後に…
この本を読んだからって、精神に異常を感じたりしてませんよ?
感じていないだけかもしれませんが…(笑)
紙の本
タイトルの意味は方言らしいのだが
2022/01/02 18:31
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ドグラ・マグラ」とはどういう意味なのか、作中では切支丹バテレンの呪術を指す長崎地方の方言だと説明されているが、どうもよくわからない。読み進んでいくうちに、それはどうでもよくなってくる。小栗虫太郎氏の『黒死館殺人事件』、中井英夫氏の『虚無への供物』と並んで、日本探偵小説三大奇書と呼ばれているらしいが、あとの2冊は未読なのでよくわからない。
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私が目を覚ました時、…………ブウウ―――ンンン―――ンンンン…………。という音を聞いた。そしてここがどこで私が誰であるか、それどころか目覚める以前の記憶が全く無い。
隣から聞こえる切ないまでに自分を兄と呼ぶ少女の声。やがて若林と名乗る博士が現れここが九州大学の精神病科第七号室と言った。
私の記憶を取り戻すために正木博士が治療を施し、そして彼亡き後自分(若林)がその治療に当たってるという。記憶の発端を探すかのように若林博士は隣の部屋にいるモヨ子という名の少女に会わせる等した後、正木博士の研究室へ招きいれた。
そこで読まされる論文と事件の検証報告。その事件は呉一郎という人物が夢中遊行中に自分の母と嫁いだモヨ子を殺害した検証記録だった。
そして私は正木博士本人の口から事件の全容を聞かされる。
私は本当に呉一郎なのだろうか―――。
これは一言で言うなら理解不能小説。
難しいというかなんと言うか……。少なくとも私の脳では理解出来なかった。
昭和10年に書かれたという事なので、読みにくいかと思ったが、(一部分を除き)それほど読みづらくは無い。読みづらくは無いのだが理解出来ない。
文章表現そのものが理解出来ないのではなく内容が、だ。判りかけたと再三思うのだが、するりといつの間にか自分の手の内から抜け落ちてるといった感じかな。
この小説は有名なのでカバーにオチは【狂人の書いた推理小説と】明記されているし、知ってる人も多いと思う。ただ一口にこのオチだから仕方ないね。などと切り捨てれない部分を多々感じる。
理論的で幻惑的。ディテールはとても現実的に書かれてあるくせに、どこか何かが歪んでる。従って読めば読むほどウニッてくる(笑)
昨今よく使われているミスディレクション(ミスリード)又は叙述(的)文や作中作といった推理小説の定番とされているものの原点がこれだな。と個人的に思った。
犯人は【『胎児の夢』と】理解出来、納得もするのだが、これはちょっと空恐ろしいです。これを当てはめると永遠に【誰の夢なのか】判らないから。それでなくても既に、「“ドグラ・マグラ”って何時書いたの!?」とか「今読んでるのは何!?」とか「今、一体私はどこにいるのよ!?」とか「今はいつなの!?」と妙なループが私の頭の中で発生してる。それに輪をかけてゆく―――。
「お父さん、この間あの石切場で僕に貸して下すった絵巻物を、も一ペン貸して下さいませんか。こんないいモデルが見つかりましたから・・・・・」
「何をタワケたことを言うかッ」
というこの会話(ネタバレになるので名前はあえて書きません)は、私にとっては衝撃的でした。
なにはともあれこれは、噂どおりの奇書でした。
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裏表紙で読んだら気がふれるみたいなこと書いてあって非常に期待していたのに過大に期待しすぎたためか最後がまるっきりぴんとこなかった。
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最初、表紙買いをしたけれど、
読んでみて失敗しなかった作品。
言葉で喋るより本を渡した方が手っ取り早い内容。読もう。
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『読むと発狂する』と絶賛されているが、まぁ・・・どうでも良いかも。
日本人は判らぬ・解らぬ・物を、訳知り顔で絶賛する風潮があるように思う。書物において云えば、この作品は其れの最たる物では無かろうか。
フランス映画が、日本の映画通ぶっている人間に受けているのと大差ない。
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私が生まれました九州大学が舞台。やっと読みはじめました。おもしろいね。まだ5分の1しか読んでないけど。
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胎児の夢・・・母親、またその祖先の悪夢を退治が見る。。生まれいずる時、その悪夢から覚醒するも、またこの世の中の悪夢を見始める。。。堂々巡り、これが、頭に残っている
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全てを読み終わると気がふれるということで有名な本書。その割には意外にまともでびっくりする。
しかも、なんか、へーとか、ほほうとか、妙に感心してしまうアチキはもとより気が触れているのか。上巻の中盤あたりで脳についてふれる話があり、アチキはそれを読んですっげーーーーと絶叫し、スタンディングオーベーション。面白かった。
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これ、なんとも説明のしようがない・・・。
異常です。
狂ってるっていうのはこういうことを言うんだろうと思う。
本の裏面に
「これを読む者は、一度は精神に異常をきたす
と伝えられる、一大奇書。」
って書かれてますけど、ホントにそう。
エロ・グロ・ナンセンスって
この本のためにある言葉だよね。
読んでると自分がおかしくなったような気分になります。
なぜ角川版がオススメかというと
ジャケットがかっこいいから。
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全編通じて血生臭く、不気味。こういう雰囲気が好きな人にはたまらない小説。私としては文庫本5冊分くらい、この世界を味わいたかった。
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推理小説なのだけど、自分について、自分の脳と体について、魂について、生かされているのか、自発的に生きているのか、まで考えさせられる本です。電車で読んでいて、目的の駅を降り過ごさないように注意!!