リングの世界観が…
2021/03/14 14:12
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投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
リングの続編。ホラーというよりはSF?リングで一旦終わったと思われた事件が新たなステージに入り、科学的に検証されていく。
内容は興味深いし、物語としては非常に面白かった。
ただ、リングの世界観が壊れてしまったのは残念。リングはリングのまま、完結として欲しかった。
ワクワク・ドキドキのスリラーの最高傑作!
2016/02/20 08:57
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、鈴木光司氏の『リング』、『ループ』などのシリーズの一つで、他の作品と同様、冒頭から一気に読者を引き込んでいきます。謎の死をとげたある一人の男性の死体を検視する医師。そこで見つけたものは正体不明の肉腫でした。科学的(医学的)な知識も駆使しながら、ストーリーが展開していく、まさに読者をワクワク、ドキドキの世界に引き込んでくれる傑作です。
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投稿者:やきとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作を受けての作品だけにまわりの期待値に対しての評価が分かれた作品。ホラーからSFへの橋渡しをぎりぎり擬似科学的解釈で乗り切っている。私的には前作より好きな作品。
「リング」番外編
2002/07/16 23:36
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投稿者:scarecrow - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は「リング」の続編であって、続編ではない。と言うのも前作がナチュラル・ホラーの王道を行っていたとすれば、本作は「リング」の設定を拝借して描かれたサイエンス・フィクションに分類されるだろう。それだけに前作同様、いや続編であれば更なる恐怖を期待するのが普通だろうが、それは見事に裏切られる。
一説によれば伝統的なホラーには合理的な解釈があってはならないそうだが、本作は思いっきり科学の分野から論理的解釈によって「リング」をぶった斬っている。そう言った型破りな手法を取るからこそモダン・ホラーと呼ばれるのかもしれないが、本作の場合、怖さと言う点においては毛ほども感じない。と言うか作者自身、それを本作に求めていないような気さえする。
では、本作は一体何なのかと言うと、「リング」の正体、つまりリングウィルスの発見、浅川から見た高山竜司と舞から見た高山竜司と言う「リング」に深く接した一人の人間の人間像の対比、作者は当初意図していなかったようだが「ループ」への伏線となる貞子の復活と言ったエピソードを盛り込むことによって「リング・ワールド」に更なる深みをもたらすことに成功している。
結論を述べると純粋なホラー作品としてはホラーに分類されるのかどうかすら怪しいほどだが、リングの番外編、「リング」を別の切り口から見せる(魅せる)作品として考えればなかなかおもしろい構想だったと思う。
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五年近くかかって書いたらしい。面白い。これは映画もテレビも見ていなかったのでワクワクして読めました。
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幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山の解剖を担当し、冠動脈から正体不明の肉腫を発見した。遺体からはみ出した新聞に書かれた数字は「リング」という言葉を暗示していた。
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「リング」はホラー。
「らせん」はミステリ。
「ループ」は哲学。
といった印象かな。
個人的にはこの作品が一番好き。
よく練られてるなぁという印象。
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リングを引き継いだストーリーである物の恐怖系な雰囲気は一切なくむしろ医学的な視線から見た作品となっている。謎が謎を呼び、「リング」→「らせん」の展開で「ループ」のストーリー構成がまったく浮かばなくなったのが幸いだった。
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リングのその後。
そういうことだったのかーと読んだ当時おもいました。
リングシリーズはこれで終わりにしてほしかった。
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ご存知、リングの続編。遺伝子から貞子のやろうとしていることが解き明かされていく話で、なかなか読み応えがあった。どこかパラサイト・イブを彷彿とさせるなと思ったのは私だけ?文章からぞわりとした空気が伝わってくるのはさすが。
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リングシリーズ第2章。ここからすでにホラーから脱出しようとしてるところがあります。ホラー作品としては駄目でしょうけど、内容的には予想だにしない展開で面白かった。ホラーだと思わず読んだほうが良い。これ高校のときに読んだなw
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前作「リング」の続編。
主人公は2年前に3歳の息子を海で溺死させてしまった過去のある、安藤満夫と言う監察医で、彼の学生時代の友人である高山竜司の死体を解剖する所から話しは始まる。
高山は前作「リング」にも出てきた登場人物だが、「リング」で呪いのビデオテープを見て死んだ人達は、死因不明の為に全て解剖されている。
ただのホラーでしかなかった前作に、科学的なメスが入ってその死をもたらす原因を究明していくのが、この小説の主な話しである。「らせん」とは勿論、遺伝子のらせん構造の事を現し、リングウイルスのDNAを解析したりするなど、内容はとても専門的。論理的かつ数学的に事象を捉えるも、そこには山村貞子の呪いは存在している。
私は「リング」の方は読んでいないのだが、たまたまテレビドラマの再放送で「らせん」
を見て、原作にとても興味を持った。「リング」の方は、映画をテレビ放映で見たが、この作品を読み進めるうちに、「リング」も「らせん」も原作とは全然違う事を知り、少し驚いた。
解説には、ホラーと言うひとつのジャンルに収まらないと書かれていたが、私もそれには同感である。一般的なホラーとは違うと、読んでいて感じた。
だが、最初は全然怖くなく、とにかく謎が知りたくてドンドンと読み進めていたが、物語の後半までくると、おぞましい映像描写など無いにもかかわらず、恐怖を感じるようになり、夜寝る時に薄暗い部屋が妙に怖くて、心臓の高鳴りを感じたりしてしまった。
なぜか作品中で「リング」のレボートを読んで細部にわたるまで映像として焼き付いてしまった主人公たちと同じように、こちらまで読んだのは小説なのに視覚的にインプリンティング
されてしまったような感じがして、目を瞑るとそれがフラッシュバックするように浮かんで
きてしまうのには参ってしまった。
テレビや映画のような、おどろおどろしさは無く、DNAの暗号の解読や、医学的な専門内容のくだりなどは、ちょっと難解な所があったが、全体的にはとても楽しめた作品だった。
笑ってしまったのが、「リング」のレボートが小説として出版され、100万部以上売れ、
その本が媒体となってリングウイルスが広まるという事である。。そして、とうとう、映画化が決定され、貞子役を一般公募で募集したが、それに合格したのが貞子本人。
こうして、再び映像を媒介として呪いが広まってゆくわけだけど、この辺は、実際の「リング」がヒットして映画化やテレビドラマ化した事にわざと作者が被せた感じがして、じゃぁ、みんながリングウイスルのキャリアになってるって事だな、と笑いがこぼれてしまった。
これが小説のように、事実のことであるならば、笑ってなんかいられないんだけどね。
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幼い息子を海で無くした監察医が、不可解な死に方をした友人の解剖をしているうちに、リングの謎を追う。なんといっても、「リング」の最後で呪いは解けてたと思っていたのに、「らせん」の最初で浅川が死んでてびっくり。呪いは解けてなかったの?という衝撃から、リングとはなんぞやと展開していく。こういうアイデア勝負のインパクトが強い話は2作目以降は惰性になりがちだが、リングの続編でいてまったく別の話になっていて、面白さの程度を落とさず仕上がっていたことに感動!
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正真正銘これが初めて読んだ本。多分小学5〜6年生の頃に読んだような気がする。全然覚えてない。というか、全然理解してなかった。
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リングの続編。というか、三部作の真ん中。ホラーの要素は減り、変わりに遺伝子工学や科学的な話が多くなる。ホラーといえばホラーだし、SF小説とも受け取れ、中途半端な様相を呈しているが、これはリング・らせん・ループの三部作のひとつということを忘れてはいけない。それなりに読むのには我慢を強いられるが、三部作のひとつだと思えばそれで良し。序盤の暗号解読の下りは興味深く読める。三部作のひとつということを考え、★3つ。