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初期喜劇で最も好きだ。シェークスピア作品の中でもかなり上位。
「十二夜」のベースと言えるか。
ルシアーナを口説くところは見本だ(笑)
地口がよい。
喜劇的恐怖もある。
二人の人物がまったく同じだという事実の恐ろしさがこの劇の根底にある。人違いし、されることでそれぞれの登場人物が気味悪さを覚える。ゆえに、非常に面白い場面は、非常に気持ち悪い場面だ。人間のアイデンティティを問うている。自分自身のみならず、相手のアイデンティティもわからなくなる。他者との関係の中でこそアイデンティティを確立しうるということか。
観劇に際し再読。
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これこそ舞台で見るべき作品だなあと思ったよ。
何しろ同じ名前で兄・弟と書かれても、ぱっと見て違いがわからないわからない。
見かけも同じで性格も特徴づけるほど違わない。まあそこがこの劇のキモであり面白さなんだろうけどね。
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彩の国シェイクスピアシリーズをみて。
脚本だと話し手が最初からわかっちゃってるから、おもしろくないね(笑)
ありえないストーリーなのに舞台はおもしろかった。
これは原作読む必要ないわ(笑)
舞台だったからこそ、おもしろかったのですー。
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2016/2/9
面白かった。
舞台だと、更に栄えるのだろうなぁとも。
召使いの弟が、女性の身体を世界地図に例えた箇所や、
人間は、獣のような毛が少ない代わりに知恵がある、といった箇所など、
軽妙かつ機転の利く台詞が印象的でした。
今回初めて、白泉uブックス出版のものを読みました。
いつもは岩波書店だつたのですが。
同タイトルを読み比べた訳ではないため、
厳密な比較は出来ませんが、
白泉さんの翻訳も、読みやすく良質ではないかなぁと感じました。
シェイクスピア作品はいくつか読みましたが、
今後も白泉さんでざっと読んでみたいと思います。
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観客が楽しむことを目的にしたドタバタコメディー。弟の主人公と下僕はそれぞれの生き別れの兄を探して旅しているわけなんだから、普通途中で気が付くのではないかなと思うがまぁそれはそれでいいかな。乱暴すぎて笑えない展開も多いが、それはそれでとくに可もなく不可もなくという感じで終始した。駄洒落はちょっとくどい。
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この間読んだ『十二夜』はドラマチックな雰囲気だったのに対して、こちらは読みはじめた途端に「コントだ!」と思った。おもしろおかしかった。