紙の本
猫と文学に奮闘する自身の姿を描いた笙野頼子氏の作品です!
2020/07/04 10:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『極楽』、『なにもしてない』、『二百回忌』、『タイムスリップ・コンビナート』、『幽界森娘異聞』、『金毘羅』など、次々に話題作を発表してこられた笙野頼子氏の猫と文学を巡る奮闘記です。同書の最初に著者は、「私は決して猫が好きなのではない。猫を飼うのも下手だ。ただ、友達になった相手がたまたま猫だった」と言います。猫たちのために都内のマンションを引き払い、未知なる土地千葉佐倉に住むことになったものの、そこも彼らの安住の地ではなかったのです。新しい闘いが今、また始まります。涙と笑いで読者の胸を熱くする一冊です!
紙の本
異様な文体、そして登場する猫が多いのでかなり混乱した
2022/10/08 23:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
笙野頼子の猫飼育日記のようなものです。飼育と言っても野良猫の面倒を見ながら、里親を探すという内容なので飼育とは違うと思うが。登場する猫の数が多くて、正直言ってかなり混乱した。文体は、読点が少なくて読みずらい。意味は分かるのでいいが。まあ、笙野頼子という作家は、小説でも文体がかなり異様なので慣れているが。
投稿元:
レビューを見る
猫の為都内のマンションを引き払い、千葉に家を買ったものの、そこも猫たちの安住の地でなかった。猫たちの為に新しい闘いが始まる。涙と笑いで読む者の胸を熱くする愛猫奮闘記。全ての愛猫家必読
投稿元:
レビューを見る
ある種の「気色悪さ」が文体のみならずこの人を包むオーラとして漂っていて、本人も自覚のことだからいいのだけれど、ちなみに最近、猫殺しを告白してバッシングを受けてるのは別の女流さんです。
投稿元:
レビューを見る
猫がそれほど好きではない筆者が、自宅そばにいた野良猫をいかに守り、また引っ越しまでして郊外で飼うことになったかを、感情のおもむくままに記した書。筋がまともに追えないところは、確かに「雑記」であるなぁ。ゆえに、彼女の周囲の人間に対する怒りが、文字と共にぶつかってくるので、読むのがつらかった。不愉快なのは「猫嫌い」だけではなく、「猫好き」でもある…確かにその通りだ。
投稿元:
レビューを見る
笙野頼子さん、初読み作家さんです。1956年生まれ、「タイムスリップ・コンビナート」(1994.6)で芥川賞を受賞されてるんですね。本書は、野良猫8匹の世話をし、里親探しをして、貰い手のなかった猫たち4匹と一緒に住むため、千葉にローンで家を建て、東京の1DK賃貸マンションから引っ越しするという苦労話です。猫を可愛がるといったエッセイ風ではなく、淡々とした義務感のような感じの文脈です。なぜか、読み辛い作品でした。感情が殆ど込められてないからか・・・、一文が長すぎるからなのか・・・?!
投稿元:
レビューを見る
初めて読む作家さんですけれども、うーん…読みにくいでですねぇ…。
この人の小説は読んだことがないんですけれども、このエッセイからして妙な文体で書かれており、読み解くのに苦労しました…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、なんつーか、音楽でも聴くかのように読んでいけばいいのかな? この文体が癖になる人がきっと氏のファンなのでしょう…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
2005年くらいに刊行された本ですけれども、当時から、いや、もっと昔から猫に悪さする人というのは居るのでしょうなぁ…。
そんなことを思う本でしたねぇ…しかし、猫と共に住むって大変ですね! けれども、猫にも色々と性格があることが分かり、そこは収穫でしたね。さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー