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千葉さんとの再会を心待ちにしていました。
全編通して生と死を見つめ続けることになるけれど
山野辺夫妻と千葉とのズレている会話が
不思議なおかしみを生み出していて救われます。
*ピアノに近づき恍惚の表情を浮かべる。
*床に置いたラジカセと一対一で正座をして向き合う。
*ラジオを探す。
今回もミュージックを愛する千葉さんの所作に癒されました。
『還元キャンペーン』 は怖すぎて心がざわざわします。
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私みたいなおばちゃんでも、わくわくドキドキさせてくれるもの。それが伊坂さんの小説だ。キャラのたった、ひょうひょうとしつつ魅力的な登場人物たちの、小気味いい会話に心をくすぐられる。短編集「死神の精度」の続編だが、読んでなくても、覚えてなくても(←私)問題なく楽しめる!ほんとに死神が出てくるわけだから、絵本みたいだけど…そうだ。大人のための良質な絵本といった感じだった。大人のファンタジーを存分に楽しみながらも、ところどころ胸に迫る、ピリリとスパイスの聞いた台詞や一文が、いい。とっても、いい。
——“日々を積む”
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今回の作品はマリアビートルでの「王子」のようなキャラが出てきて、本当に腸が煮えくり返る思いでした。話の重みは伊坂さんの小説の中でも1、2を争うくらいの重さでしたが、合間合間に挟まれる千葉と山野辺夫妻との少しズレた会話やそれぞれの過去話などで、伊坂作品らしさが出ていたと思います。
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「死神の精度」がすごく好きだったので、長編で再び読めるとは嬉し過ぎ!
前回は短編でしたが、長編でじっくりもいいですね☆
千葉の魅力健在です!
読み終わった後、思わず「死神の精度」も読み返しました。
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伊坂幸太郎「死神の浮力」読了。
じんわりとした余韻。千葉はやはり秀逸なキャラである。
氷を入れたコップの水に込めた死生観に柔らかな強さをもらった。また彼の仕事の話を読みたい。
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死神の精度が好きだったのでその続編を読んでみた。
期待しすぎていたからかちょっと肩すかし。
前が短編で電車で読むのにちょうどいい長さだったけど、今回は長編。そのせいか長く感じる…
娘を殺した男を殺そうとする男性が今回のターゲット。
参勤交代に詳しい千葉君でお届けしております!(笑)
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千葉が帰ってきた!
千葉と山野辺夫妻との会話のリズムがよい。
そして、伏線と回収が鮮やか。
千葉が山野辺にたいする調査の評価が伊坂幸太郎らしいな~て思った
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「人間は、その日を摘むこと、日々を楽しむことしかできないんだ。というよりもそれしかないんだよ。なぜなら」なぜなら、人間はいつか死ぬからだ。
伊坂作品の王道的な展開だったり良心を持たないサイコパスなんかは『重力ピエロ』のあいつを思い浮かべるし、復讐という部分では『アヒルと鴨のコインロッカー』みたいな雰囲気もある。そういう部分を「死神」の千葉という人間とは少しズレた登場人物がうまく結んで物語を進めているようだった。
『ゴールデンスランバー』のように物語や登場人物たちがよく動く感じがあった。
最後の終わり方などは「死神」シリーズっぽいなと思う。伊坂作品の読みやすさとドンドン先が気になる展開は長さを感じさせずに読み終わってしまう。
「死神」スピンオフシリーズも期待してしまう。香川が主人公とか。
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8年ぶりに死神の千葉が帰ってきた!
ストーリーそのものは凄惨で、非道いやつらなんだけど。
だけど、千葉が、死神の千葉の存在がなぜかその重さを軽くしてくれる。
不思議な魅力だ。
二十年保証キャンペーンって!ねぇ!
ここ最近雨が降り続いているのは、もしかして。ねぇもしかして?
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浮力って、ここから来てるのね〜‼
そして長編になっても、千葉は千葉はでした。違う結末を、途中期待させられましたが、やっぱりこれでよかったよね。
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千葉さん、お帰りなさい!
やっぱ、好きだ。伊坂小説にでてくる、クールで傍若無人でフリーダムなのに、ちょっとズレてる憎めないヒト(ヒトじゃないか)
事件そのものは残酷で陰惨で耐えがたいものなのだけど、なんていうか、深刻なのにふっっと笑っちゃうようなユーモア。その絶妙な匙加減が大好きだ。
センチメンタルに流されないラストちょい前と、やっぱそうだよね、というラスト。やっぱり好きだ、千葉さんも伊坂さんも。
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まず何よりも、千葉さんに再会できた嬉しさが溢れ出す。
本人は真面目なのに対応する側は
普通とはちょっとずれた千葉さんの答えに、
笑ったりイライラしたりスルーしたり、助けられたり。
死神というからには、
やはり「死」がテーマなのだが。
この作品を読んでいると死が怖くなくなり、でもやっぱり怖い、
誰しもに訪れる絶対の事実に少しだけ穏やかな気持ちで向き合えた気がした。
特に山野辺親子の最後の会話とか。
そしてやっぱり気になる終わり方!
これだからハマっちゃう死神シリーズです!
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思わぬところで繋がる謎、あからさまな悪役、スリリングな展開に一気読み。
フリーダムな死神・千葉さんのすっとぼけも相変わらず面白いのですが、
人間の価値観の枠から外れている「死神」が介することで、読者の感情のボルテージをコントロールしてもらえます。
合間に挿入される、山野辺の父の記憶がとても効果的で、ただのエンタメやファンタジーでは終わりません。
終わりはあっけないけれど、最後の一言はじんわり来ます。
しかし、伊坂さんは車のワイパーが好きですねw
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サイコパスがまた流行している。それに乗っただけのような気もするし、ちりばめられている警句はやっぱり伊坂幸太郎。焦っている時の描写はうますぎて、うん、まったくその通りと思ってしまった。でもなんかなぁ、千葉の自転車はないようなぁ。「神業」で解決してしまうんじゃ…。ハッピーエンドのような、そうじゃないような、そんな気もするようで、やっぱりそうなのかなぁ。自分の死に対する感覚は普通ではないから違和感を感じるのかも。
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伊坂幸太郎の「死神」は少し変わっている。
・CDショップに異常に入りびたる
・苗字に町や市の名前が使われている
・受け答えが微妙にずれている
・素手で他人に触ろうとしない
・いつも雨にたたられている
そんな死神を主人公にしたシリーズの第二弾は長編。
死神「千葉」は、上記のような死神らしさを発揮しているが、
長編になった分、ストリーテラー的に今ひとつ納得できなかった。
第一弾の短編集の方が、「千葉」の性格が濃厚に描かれていて、
面白かった。
確かに今回も発揮されているのだが、
長編になった分薄められてしまった感がある。
娘が殺され、マスコミに追いかけ回される山野辺夫妻の元に、
「千葉」があらわれる。
山野辺夫妻は、娘の敵をとるため、千葉に協力を得て、
敵を討ととうとしている。
一方敵にも「香川」という死神がついていた・・・。
相変わらず、
「千葉」のずれた受け答えには笑ってしまうが、
自分としては、展開が納得いかなかった。