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工学系大学生の院生活のお話。一般から見たら、寝食忘れて数式とにらめっこしてるいわゆる変わり者な助手や生徒なんでしょう(笑)…が、どことなく憎めない人達の集まりです。研究の過程や結果だけではないその学問に対する真摯な姿勢。そしてそれをリスペクトする素直な心に己を見つめ直します。C言語なんてない時代の実に懐かしいお話でした。あの頃、コンピュータこそ不安定な代物ないぞ!ってバグるたびに言ってた経理課長を思い出しました(笑)
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前にも読んだかな?と思える感じの「いつもの」森博嗣 節でした。そういう意味ではいまいちかな。
でも個人的には森センセイの思考は何だか元気づけられるので定期的に読みたくはなります。
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大学生活のこととか研究のこととか書かれていて、これから大学生(理系)になる身としてはいろいろ参考になった。
ただのエッセイかと思っていたが、最後の数ページで??となった。
読み返して見ても謎は深まるばかり。
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こんな学生(研究)生活も面白そうだな。主人公がだんだん研究に熱中(?)してくる様子が、羨ましく見えた。終章は、ちょっと衝撃的だったけど。
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森博嗣の自伝的小説は初めてじゃないはずなんだけど、なんだかとても楽しかった。喜嶋先生は森博嗣にも犀川先生にも真賀田四季にも思えて、たまらない!森作品、ミステリ以外に限れば上位。
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工学博士の著者による、自伝的な性格を帯びた物語。主人公が大学の研究にかける果てしない情熱に胸を打たれ、自分の大学生活と照らし合わせながら読むことができ、静かでとても充実した読後感だった。
小説としては中程度〜少し厚めくらいだが、理系的で読みやすい構成、文学的で心に染みる表現、そして最終盤の感動と、静かながらも非常にスピード感を持って読める良作。
勧めてくれた大切な同期の仲間に感謝。
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研究室所属まえに読みたかった。
理系大学で行われている研究がどんなものか、けっこう正確に描かれている。まぁ、当然ではあるけれど。
もちろん時代が違うので、計算機とかは全然違うけど。
これぞ理系院生の生活......知ってたら行かんかった。
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最後にちゃんとミステリになるあたりさすが森博嗣さん。
理系の大学生活ってこんな感じなのかと参考にもなる話です。
主人公も変な奴ですがその指導教官のほうがもっと変わっている。でも一般人から見るからそう見えるだけで、実際はとてつも無くすごい人だったりする。理解してもらわなくて一向に結構。って感じがひしひしと感じられるました。
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世の中で一番尊いのは一生懸命で純粋な人だと思う。
だからそういう尊い人を見ると涙が出てくる。自分がそうやって生きられないことが悲しくて泣いているんだろうと思う。
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どこまでが現実に起こったことで、どこからがフィクションなのか。さらりと書かれているが喜嶋先生のその後がかなしい。
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初版:2013年10月16日
カバーデザイン:鈴木成一デザイン室
最後の一文:
「でも……、
僕は信じているのだ。
喜嶋先生だけは、今も相変わらず、
学問の王道を歩かれているにちがいない。
きっと、先生だけは……。」
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大学に入り、受験では感じなかった研究という楽しさを体感し、メンターと言える大学助手と出会う。
簡単に言ってしまうと、大学生が大学院に進み助教授になるまでの話。
僕の人生にはほぼ関係がない世界(だいたいのことがそうだけど)で、こういう生き方もそれはそれでしんどそうだなと感じた。
結果よりもそこに行くまでの過程が何よりも意味があり、生きることの喜びがある。ということが主人公のひとつの根本的な生のベクトル。
最後に少し悲しい感じの話になってたので意外だった。
“この王道が意味するところは、歩くのが易しい近道ではなく、勇者が歩くべき清く正しい本道のことだ。
学問には王道しかない。それは、考えれば考えるほど、人間の美しい生き方を言い表していると思う。美しいというのは、そういう姿勢を示す言葉だ。考えるだけで涙が出るほど、身震いするほど、ただただ美しい。悲しいものでもなく、楽しいのでもなく、純粋に美しいのだと感じる。そんな道が王道なのだ。”
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とても感動しました。
「学問には王道しかない。」この言葉は忘れないと思います。
爽やかで、でも、少し切ない終わり方でした。
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これまでの著者の新書シリーズを凝縮して小説化した感じ。全ページでメモしたい金言がいっぱい。
学問、研究に対してどう考えれば良いかがよく分かる。
院に進むか悩む理系学生にオススメ。
大学院という特殊な環境下での研究・恋愛を軸に主人公が成長していくストーリであるが、説明ではなく特徴的な会話、主人公の心の揺らぎを描写することで読者に理解させていく。ここはやはりさすが。
読み進めるうちに、喜嶋先生の愛すべきキャラクタに魅力されニヤニヤして読んでいた。最後の最後でまさか・・・という展開になるが、これをどう捕らえるべきか。
何度も読み返すことになるだろう、必読の書になった。
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読んでいて疲れない。すごく好き。学問の末端の末端に掠る程度だった私でも色々な感覚を思い出した。読後の脱力感がまた堪らない。