読むと元気になる小説
2022/02/19 23:26
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投稿者:忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作を思いっきり簡単にまとめると、作者と思しき人物が怪しげな中華料理屋で食事をして元気になる話、ということになりますが、そのテンポの良さに、読んでいる方まで元気が出てきます。
自分の体の悪いところを直すという、ある意味で従属願望小説ではあるのですが、精神的な願望ではなく、身体的な願望であるためか、違和感を覚えることなく受け入れてしまいます。
たぶん、作者自身の願望も込められているのだと思いますが、よくある精神的な願望の場合は、読んでいる方が引いてしまうことが多々あるのに、この作品にはそういう感じを受けることがなく、主人公になりきった感覚を与えてくれます。
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
食べれば食べるほど健康と食欲が増進していく、表題作に圧倒されます。核戦争の危機を救うために時間を遡る、「秒読み」のような感動作も収録されていました。
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投稿者:へてる - この投稿者のレビュー一覧を見る
筒井さんの短編集の中では初期の楽しさをひきずった部類のものです。しかし、本物の初期作品とは一味違うもので、実験的香りがつきまとっています。わたしとしてはどちらも好きではありますが初期の単純明快なパワーにはかなわないのではないかと思います。しかしどれもこれも面白く読み応えのある作品集です。
行ってみたい!薬菜飯店
2002/04/06 01:40
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投稿者:pu- - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、短編の小説が集まっています。題名にもなっている「薬菜飯屋」はとてもおもしろい作品です。ほかの短編小説はちょっと下品な描写や、ちょっと想像したくない部分などもでてきますが、「薬菜飯店」は「本当にこんなお店があったらいいのになぁ」と思わせるものです。この話にも、ちょっとエロちっくな部分があります。
頭を使わないで楽に短時間で読める娯楽本なので、通勤・通学のお供にぴったりです。
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超すき。いくつかの短編が綴ってあるものですが同タイトルの作品のみいちおしです。気持ち悪いのに爽快なんだよ、なんなの この気持ち!
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どわあああああ、ぬああああ、どばああああ〜っ!!
読み終えたら、アナタの心も体も健康に☆
むちゃくちゃだけど、オモシロイ。
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小学3年の時に読んで以来読みかえしたくてたまらない本。
一度古本屋で買ったけど汚かったのでどうでもよくなってどこかに置いたきり見てない。でも内容は読み返す度に深みを増す。
現時点で一番好きな小説集。全ての作品が大好き。
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もういくつ読んだわからない、筒井作品。でもまだたくさんあるある、筒井作品。
でも、この一冊はまたこれまでと違っていた。なぜなら、なぜかこの本はグロい作品が多い。一作品目の”薬菜飯店”を読んでいてなんかちょっと汚い部分の描写(表現が巧い!ってことだけど・・・)が多いなぁ、なんて思っていたのが甘かった。”イチゴの日”では、それは倍になり、”偽魔王”でそれはさらに倍になってもう僕はそのへんの描写を飛ばし読みするに至る。(2005/1/14)
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筒井康隆氏の小説は毒が強いのでなんとなく敬遠してきましたが、知り合いにすすめられ試しに読んでみました。こんなに読んで気持ちよくなる本が今までにあったでしょうか。目が覚めました。
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表題作の「薬菜飯店」(お下劣だけど爽快過ぎる料理モノ)と、「偽魔王」(スラップスティックーーー)、「ヨッパ谷への降下」(脳裏に浮かぶ情景が不思議でいて美しい)が特に◎!昔の作品だけど、安定した筆力で安心して楽しめちゃいます。
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それまで読書の習慣が無いオイラを読書の面白さに目覚めさせてくれた記念碑的1冊。
表題にもなっている『薬菜飯店』がまさしくソレ。
主人公や登場人物と同一化していくというか、本の中に引きずり込まれてゆくバーチャル体験を初めて味わった本。
主人公と同じく体内からどんどん悪い毒が出ていきスッキリしていく快感を味わい、読書でこんな感覚に陥る事にぶったまげた。
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短編集。
表題作と「法子と雲界」「イチゴの日」「ヨッパ谷への降下」「秒読み」「偽魔王」「カラダ記念日」
すっげー苦しそうだけど、薬菜飯店行きたい。
サラダ記念日のパロディ「カラダ記念日」めっちゃ面白い。
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いやー、天才って凄い。
絶版本なので、入手をあきらめてたけど、忘れかけたときにオアゾの絶版本フェアで偶然ゲット。
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特にこれといったものはない。ふつう。あえて読む必要はない。
暇つぶし程度のもの。『カラダ記念日』はおもろい。
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想像力を掻き立てられて、五感を刺激されるユーモアがいっぱいの短編集。
「イチゴの日」の冒頭にあるアイドルについてのくだりは今のAKB48人気にも当てはまっていて少しにんまり。
「サラダ記念日」を知っていると相当に笑えてしまう「カラダ記念日」も併せて、筒井さんのふるう単品の面白さにおなかいっぱいの一冊。
胸焼け注意。