サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

フランス小説の扉 みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価5.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

電子書籍

読み巧者によるフランス小説名作案内

2019/09/04 12:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:燕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る

フランス文学の古典を縦横に語って楽しい一冊。
スタンダール、バルザック、ネルヴァル、モーパッサン等の名作を、「恋」をキーワードにつなぎ、ネルヴァルを介してプルースト、ブルトンを論じ、そこからソレルス、ヴィアン、ウェルベックの現代小説へと読者を導いていく。
各作品の魅力をしっかりと把握しており、「目から鱗」とも言える指摘は、未読者に作品を読んでみようとの気にさせることはもちろん、既読者にも「そういった読み方があったのか」と思わせる。
たとえば、冒頭の『パルムの僧院』で、主人公ファブリスは「いわば考えることを免除された存在」であり、独房にいる彼のもとへ飛び込むクレリアの台詞は「可憐な恫喝」であり、スタンダールの主要人物はみな「『聞き役』となる相手を必要としない強い孤独者」である、といった指摘。あるいは、『谷間の百合』の秘められたエロティシズムに関しての指摘。
そして、「今なお興奮を味わわせてくれる傑作の数々が、断固『反フランス的』なものとして書かれている」との指摘も興味深い。
これほどの「読み巧者」である著者の翻訳した『赤と黒』に多くの誤訳と日本語表現の誤りを指摘されたことは、何とも遣る瀬ない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。