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ニッポンの書評 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー105件

みんなの評価3.5

評価内訳

100 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

プロ書評家の矜持と覚悟

2012/09/15 08:43

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Fukusuke55 - この投稿者のレビュー一覧を見る

自身のblogで取りあげるBookカテゴリーを、「感想文+本にまつわる思いあれこれ」であることを表明しているのですが、お友達から「書評参考になったぁ」というコメントやメールをいただくたびに、blogというオープンなメディアで取りあげることの責任をひしひしひしと感じておりました。

そんなときにあるブロガーの記事で見つけた本書。「一億総書評家時代の必読書」というキャッチも刺激的です。

いつもながら、一気読みしてしまいました。

・・・全編通じて、「プロ」書評家の逞しさ、潔さ、強さ、覚悟・・・が、ぐんぐん伝わってきます。

1.批評と書評の違い
批評は対象作品を読んだ後に読むもので、書評は読む前に読むもの

そう、「初読の興をなるべくそがない」仕掛けのポイントが書評の醍醐味。ネタバレの意味と意義。このあたりは、私のような一般読者のblogであっても、襟を正して真摯に受け止めねばと反省しました

2. プロの書評と感想文の違い
プロの書評には「背景」がある

ネット上に多々登場する、劣悪な書評ブロガーを評して・・・
「・・・中略・・・粗筋や登場人物の名前を平気で間違える。自分が理解できていないだけなのに、「難しい」とか「つまらない」と断じる。文章自体がめちゃくちゃ、論理性のかけらもない。取りあげた本に対する愛情もリスペクト精神もない。自分が内容を理解できないのは「理解させてくれない本の方が悪い」と胸を張る。自分の頭と感性が鈍いだけなのに。・・・後略・・・」(p.114-115)

このご指摘は、書評に限らずネット上に匿名で意見を発信する人すべてに対する警告だと受け止めました。

私はこれまで、トヨザキ社長がおっしゃる「愛情をもって紹介できる本のことだけ」を、自身のblogで取りあげてきたつもりですが、その軸はぶらさずに行きたいと思います。

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紙の本

正しい書評なんてない

2011/06/17 08:15

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 光文社のPR雑誌「本が好き!」で豊崎由美さんの「ガター&スタンプ屋ですが、なにか? わたしの書評術」という連載を見つけたのは連載9回目あたりの頃。うわー、おもしろいと、その後、そのPR雑誌が本屋さんの店頭で無料配布される頃をねらって馳せ参じていました。
 ところが、それから数か月して、突然このPR雑誌が休刊。せっかく見つけた宝物を取り上げられた気分でした。しかも、読みそこなった前の号がなかなか見つからない。図書館で調べても、PR雑誌は置いていないこともままある。残念至極。
 すっかり諦めていたところが、こうして新書になって刊行されたのですから、うれしさ倍増。しかも、豊崎由美さんと書評に関して造詣の深い大澤聡さんとの対談「ガラパゴス的ニッポンの書評 -その来歴と行方」まで附いていて、待った甲斐がありました。

 ところで初出時の「ガター&スタンプ屋」ですが、「ガター」というのは「本の内容を短く書き表わす」ことで、「スタンプ」はいい本か悪い本かの印(しるし)をつけることで、19世紀、いじわる的に使われていたようです。豊崎さんはそれを自虐的に使われています。
 この本では連載の内容を15講にして収められていて、連載時でもそうですが、豊崎流の辛辣な文章が、読んでいて小気味いい時もあるし、ちょっと言い(吠え?)過ぎと感じることもあります。
 例えば「書評は作家の機嫌をとるために書かれてはならない」なんていう文章は小気味いい部類ですし、村上春樹さんの『1Q84』の書評をめぐる黒古一夫さんとのやりとりは後者の部類にはいります。
 もちろん、黒古さんとのやりとりを豊崎さんらしいと感じる人がいてもちっともおかしくはありませんが。

 巻末に附いている大澤聡さんとの対談も面白く、そもそも「書評」という呼び名はいつ頃定着したのかという話など、「書評めいた」ものを書いている人間としては興味深く読みました。
 大澤さんによると「書評」という言葉は「大正末から昭和初年代」に使われた言葉らしく、その語源についても「書物評論」「新刊書批評」といった言葉の略語という説もあるらしい。しかも「ブックレビュー」という言い方の方が先に使われていたようで、カタカナ言葉があまり好きではない私ですから、いささか面喰いの事実発見でした。

 これから書評を書いてみようという人、あるいはすでに書評を書いている人にもこの本は刺激に満ちています。
 豊崎さんの「面白い書評はあっても、正しい書評なんてない」という意見に大賛成です。

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紙の本

「縛り」がると「楽しい」

2011/05/21 10:53

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ニッポンの書評」の書評、と言いたいところだが、書いている当人は「読書感想文」のつもりなので、この表現は使えない。

この本は「書評の書き方」ではなく、それ以前の「心構え」について述べている。
(最後の方にテクニック的なこともかいてあるが)

ただし、内容はシンプルで、納得できるものである。
曰く
・書評自体、読んで楽しいものにする。
・ネタばらしには注意
・悪意の垂れ流しは厳禁


要するに
・読む人がいる事を意識する
・紹介する本を読みたい
と思わせるという事だろう。

少し耳が痛いのが「援用」の落とし穴。
本を紹介するはずが、本をダシにして自分の主張を展開するようなものであってはならない、というもの。
時々、脱線して違う話を書いていたりするので自戒が必要。

そして、気をつけているのが、「悪意の垂れ流し」
こういうものは読んでいて気持ちのいいものではないので、批判的な事を書く時は、「笑えるがポイントをついている」というものにしたい、と思っている。
ただし、そういう本には、あまり出くわさない上、難しいので一度もやったことはないが・・・。

難しいと思ったのは、「その人にしか書けない書評」というもの。
有名人や知人など他人ならば、何となく「その人しか書けない」というものは分かりそうだが、自分の事となると、サッパリ分からない。
そのうち、分かるようになる、と思いたいが、本の感想をブログにアップするようになってどれだけ経っているか、を考えると「何たるザマ」と思ってしまう。


ところで、この本の中で実践してみようと思った点がある。
それは
・文字制限をつける。
・発表する想定媒体を考える。
というもの。制限があるからこそ、腕の見せどころなのだろう。

これで空白含めず、約800文字。
想定媒体は新聞の読書欄。本好きの大人が読む、という想定。

それにしてもこの文字数で、面白く読ませ、本の魅力を伝える、という事は至難の業だ、ということがよく分かった。
今までダラダラと書いていたが、それがどれほどラクだったことか・・・

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2011/04/16 01:21

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2011/04/17 21:55

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2011/04/25 12:04

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2011/05/01 22:07

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2011/07/24 11:22

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2011/04/29 07:56

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2011/06/07 12:01

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2011/05/16 22:57

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