物語性はともかく
2019/01/24 00:55
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
このカードという作家、作品がうまいと思う。バがーという異星の強敵に対抗するために子供たちが選ばれて過酷に訓練される日々。それもありだと思う。しかし自分には全く乗ることができなかった。なぜか嫌悪感だけが残った。たぶんこの作者は二度と読まなくていい。
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やっぱり名作だ。エンダーがバトルスクールに入ってから一気に読んだ。
前回「エンダーのゲーム」を読んだとき(旧訳で)は、ピーターが怖くてエンダーがかわいそう…っていう気持ちでいっぱいだったけど、今回はピーターもそれだけの人間じゃない、やっぱりエンダーのお兄ちゃんなんだ…っていう意識で読めた(旧訳のせいではない。シリーズの他作品も読んでるから)。
それにしても、エンダーの、自分で困難を乗り越えていくその力には感動する。と同時に、いろんなことがエンダーの理想とは違って進んでいってエンダーが困惑したり悲しんだりする姿がほんとにかわいそうで…
悲しい話ではないけど、エンダーの心情が丁寧に書かれているし、登場人物たちもいろんな人が出てくるけどみんな興味深い人たちで、ほんとに名作。
さあ、続き読もーっと。
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旧訳版も既読です。
読解し易くなり、文章としてスッキリしました。文字が大きくなって目が悪い人にも優しい仕様に。
ただ、まとまりすぎて柔和な印象を受け、旧訳のような緊迫感はあまり感じません。
旧訳では文章中に三兄弟の名前の由来など補足説明が差し込まれていましたが新訳にはありません。
はじめて読む人には新訳の方が受け入れ易いと思います。
個人的には旧訳版の方が好きですが、わかりにくい文章なのは否めません。ただ、ラストまでの物語の感じ方に違いが出るかもしれないので、両訳の印象比較を参考にしていただければと思います。
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映画化で話題になっていたので、読んでみた。面白い!!
エンダーは異星人との戦争において宇宙艦隊司令官になることを期待され、厳しい選別の試験や待遇の中で育つ。才能はあるが、仲間を作ることが許されず、家族からも切り離され、常に一人で厳しい訓練に耐える毎日。終わりはくるのか、エンダーは宇宙司令官になれるのか。
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上下巻まとめて。
ものすごくツライお話です。
別に私がエンダーを戦わせたわけじゃあないんですけど、大人ってずるいが故にこんな思いをさせてごめんなさいと言いたくなります…。
特に結末がもうほんとにごめんなさいて感じ。
映画も見たけど、映画は原作を20倍に希釈したくらいに内容薄いです。時間が限られているので仕方ないんでしょうけどね。
映画見たなら原作もぜひ読んでほしいです。
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前から気になっていたので、新訳版の出版に読んでみたら、止まらず一気に読了。魅力的なキャラクターと、素晴らしいプロット。いまも色褪せない名作でした。
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なかなか時間がかかりましたが、読了。直訳的な書き方はやめてほしい。でも、内容はなかなか興味深い.
SFだからの主人公&環境設定と、ちょっと入り組んだストーリーは引き込まれていきます。また主人公が徹底して孤独にされていくという、SFなのに宇宙空間での孤独でなく人の中での孤独、というのが面白い。訳がもっと読みやすければ中学生からすすめられるんだけどなぁ。
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大変おもしろいスペースオペラです。
軍隊立身出世ものとしてきっちりと楽しめる作品になっています、主人公の心が丁寧に描かれ、同時にまわりの登場人物も大切に描かれています。
それぞれの立場の倫理観・正義感・そして葛藤。
一つの大きなエンディングのその先に、本当のハッピーエンドへの期待がちょっことだけ顔を覗かせる、素晴らしい結末でした。
(すべて上下巻合わせての感想です)
とはいえこれで終わりではなくこの先も続いているようですのでそれもまた楽しみです。
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映画のCMを見て面白そうだったので原作を読もうと買いました。主人公は三人きょうだいの末っ子エンダー。エンダーとは「終わらせる者」の意で、人類と異星人との戦いを終わらせる救世主的存在として可能性を見出され、バトルスクールで訓練を積みます。三番目の子どもであるため「サード」とも言われますが、おそらくアブラハムの三番目の息子、セトを意図したものでしょう。セト自身は救世主ではありませんが、イエス・キリストに連なる存在のため、エンダーをセトになぞらえたものと思われます。上巻では主にバトルスクールでのエンダーの戦いが描かれ、息もつかせぬ展開に一気読みしました。とても面白かったです。
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舞台は未来の地球、バガーに襲われたのをきっかけに国際紛争は無くなり地球は平和だけれど、また再び襲撃された時に備えて、宇宙空間にある「バトル・スクール」に集められた少年少女達。
主人公エンダーはまだ6歳にもかかわらず家族と引き離され、訓練を受けながら頭角を現していくが、エンダー自身はどんどん残酷になる自分に嫌気が差していく…そして…。
というのが上巻での内容です。はっきりした年号もバガーについての記述も殆ど無いままですが、新訳版の為か、とても読みやすいです!これなら、映画公開前に読み終えられそうです。
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SFといってもとんでもなく進んだな科学が登場するわけではなく、一人の少年がいじめの中でどう生きていくかの物語が前半の主なお話。天才の孤独。
ただし、もしかしたら実は・・・なのでは?とオチを想像してしてしまいます。SF好きの人なら特に。
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昔読んで面白いと思った本が新約されたので。あまりに印象深くて、読みだしたらオチを思い出してしまった。すっかり忘れてしまうこともあることを考えたら凄いことだな、と。SF好きなら読む価値あり。
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映画を先に観た。
映画はとても面白かったが、使われてる用語に理解不能なのがいくつかあって、原作へ。
小説はエンダーがバトルスクールに入る前から長兄との軋轢や長女との兄弟愛なんかがちゃんと入っていて、読みやすい。
内容は…天才児を遺伝子レベルで精査して誕生させ、地球を侵略してくる宇宙人を撃退する戦闘指揮官に育て上げる。その前半部分。
長兄・長女の方は能力こそはあるものの、戦闘指揮官に向かずバトルスクールへは行けなかった。が、そのよすぎる能力でネット上の仮の姿で世間を動かすまでに言論支持を集めて行く。
兄弟の部分が映画ではバッサリ切り捨て。
ま、映画は一本でまとめてあるからね。
下巻が楽しみだ。
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田中一江による〔新訳版〕「エンダーのゲーム」
・・・といっても、 旧約版は読んだことがなく、初めて触れるSF小説。
地球の未来を託された、少年エンダーの成長の物語。
原作は1985年に出版で、「新世紀エヴァンゲリオン」の原点と言われているらしい。
今年(2014年)映画化を機に、田中一江の新訳で出版されることになったようだ。
上巻は才能を見込まれた少年エンダーが宇宙に出て、バトル・スクールで養成訓練を受ける成長の過程が描かれている。
下巻や最終がどうなるか分からないけども、今後が楽しみ。
また、「エンダーのゲーム」はその後もシリーズ化されていて、スピンアウトものもあるようなので、このまま読み続けていってしまいそう!
映画も、どのように表現されているのか気になるな・・・。
というか、読んでみてこの作品が映像化されるのはチョット想像がつかない。
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【内容(「BOOK」データベースより)】
地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。容赦なく人々を殺戮し、地球人の呼びかけにまったく答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃に備え、優秀な艦隊指揮官を育成すべく、バトル・スクールは設立された。そこで、コンピュータ・ゲームから無重力訓練エリアでの模擬戦闘まで、あらゆる訓練で最高の成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描いた、ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞作!
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
カード,オースン・スコット
1951年、ワシントン州リッチランドで生まれる。その後、カリフォルニア州、アリゾナ州、ユタ州で過ごし、ブリガム・ヤング大学とユタ大学で学ぶ。現在は、妻とともにノースカロライナ州グリーンズボロに住んでいる。アナログ誌1977年8月号掲載の短篇「エンダーのゲーム」でデビュー。この短篇を長篇化した『エンダーのゲーム』とその続篇『死者の代弁者』で二年連続してヒューゴー賞とネビュラ賞を受賞する。以後、SFだけでなく、ノンフィクションやファンタジイ、歴史小説、普通小説と幅広い活躍を続けている 。
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映画が結構面白かったので原作を。
映画ではかなり省略しているなーという感じだったので、じっくり読めた。
独特な宗教思想がありつつ、緻密な描写でリアルさを感じられる。
子供をむりやり大人にさせるとこうなるのかなー。
機会があったらシリーズも読みたい。