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hontoレビュー

きよしこ みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー429件

みんなの評価4.2

評価内訳

418 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

障害を克服する術

2009/11/25 22:18

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

きよしこ 重松清 新潮文庫

 「きよしこ」とは、ピーターパンのようなもので、作者の分身だと思うのです。「きよし」がいて「きよしこ」がいるのです。クリスマスの歌「清しこの夜」が「きよしこの夜」となり、きよしこの由来となっている。
 暗くて悲しい物語でした。吃音(きつおん、どもり)にまつわる作者の自伝ともなっています。作者は自問自答を繰り返しながら作家へと成長していったのです。
 作者の転校歴とわたしの経歴が重なる部分が多い。作者は小学校に6校通っています。わたしも6校通いました。作中に登場する方言は九州地方のものだと感じるのですが、実際は岡山あたり、瀬戸内地方のもののようです。作者は名古屋市内での居住歴もあるようです。自分に似た人がいると感じました。
 この本は、吃音に悩む症状のこどもたちとか、医療関係者、福祉関係者あてに書かれているようです。作者の吃音にまつわる貴重な体験の紹介となっています。治療のために周囲がどうすればよいのか。そのヒントになっています。
 吃音を離れて、この本を好きそうな少年は多そうです。自分の言いたいことが言えずにがまんして、閉じこもっていく。そういう少年たちです。正直なこどもたちは、協調性に欠けると見られるのでしょう。おせじは言えないし、人をおだてることもできないし、ばかにもなれない。でも、それでいいじゃない。作家から自分に似たこどもたちへのメッセージがあります。勇気と励ましの物語です。

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紙の本

電車の中で読んではいけません。

2017/02/16 09:39

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

書店で平積みにされていたので、手に取ってみて、通勤電車の中で読み始めたら…。う゛っ、っとなって席を立てなくなってしまいました。立ったらその刹那に、涙がぼろぼろとこぼれてしまいそうだったから…。クリスマスプレゼントで自分がいちばんほしかった「魚雷戦ゲーム」の「ギョ」が発音できないために不本意なプレゼントを受け入れ、癇癪を起こしクリスマスをめちゃくちゃにしてしまうが「ごめんなさい」の「ご」を言い淀んでしまう少年。「きよし」の「キ」が発音できないため転校初日の自己紹介を失敗し、クラスの中で浮いてしまう少年。父親の仕事の関係で頻繁に転校しなければならない少年。そんなきよし少年の、小学一年生から高校三年生までの十二年間を七つの短編によって描いた作品です。主人公の少年は、わたしたち自身の中にある「少年」の体現者なのです。

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紙の本

吃音者の苦しみ

2022/05/28 09:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読者E - この投稿者のレビュー一覧を見る

話したくても話せない、言葉を出したくても言葉が出てこない。吃音者である主人公が、小学校以降の学校での日々や日常の暮らしの中で直面する「こうありたい自分(伝えたい自分)」と「そうはできない自分(伝えられない自分)」との狭間で翻弄していく様子を描く作品集、として私は読んだ。

吃音者ではない人も、緊張を強いられる場面でうまく言葉が出てこないもどかしさや、その場面を後から振り返り込み上げてくる無念の気持ちを味わったことはあるはずだ。もちろん、主人公が抱える悩みに比べれば回復しやすい悩みではあるが、小学中高学年の子どもたちから大人まで、幅広い読者層が共感を持ちながら読み通せるだろう。大人には身近で懐かしく、苦々しい記憶として、青年期を迎える前の読者には現在進行形で渦中にいる立場として、さまざまに描写された場面が胸に迫る。

この作品集の主題を“苦しみ”だと強調すると、作品全体が重たいという先入観を持たせてしまうかもしれないが、決してそうではない。作者の筆力のおかげで、抜け感をうまく取り入れた仕上がりにもなっている。

同時に、主人公を巡る周囲の人間の、無意識だからこそ時に残酷で率直な、無邪気な描写にハッとさせられてしまう。良かれと思った行為や言動は、相手を思ってのことではなく、自らの満足のためのことでしかなかったのではないか。気づきに満ちた作品集が突きつける問いの根は深い。

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紙の本

共感できる至高の作品

2016/06/26 12:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:The 信長 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品から勇気を与えられた。
私自身も言葉をうまく話すことが出来ず馬鹿にされた。
しかし、主人公のたくましい姿が胸に響いた。
感動と言う言葉では言い尽くせない一冊になってます。
是非ご愛読を。

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電子書籍

吃音

2015/10/29 20:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品を読むまで、吃音というものをよくしらなかったので、勉強になりました。
きっときよしこは、重松清先生がモデルですね。

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2005/08/02 09:40

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2005/08/29 03:16

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2005/09/21 20:02

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2005/09/23 01:52

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2005/10/09 13:23

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2005/11/26 22:24

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2005/12/07 16:48

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2005/12/31 20:52

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2006/01/19 03:18

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2006/02/06 22:06

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