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まだ上巻だけしか読んでないし、違う訳で読んだんですけどね。
亀山先生の訳で、是非読みたいです。
でも、時間がないと無理だなぁ。
隙間時間にパパッとはいきませんものねぇ。
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きっかけは、大江健三郎氏が、「小説の経験」の中で、「若い頃(彼は小学生)背伸びして読んでそれほど面白くなかったものが、今読むと全く違う印象がある」というような例としてこの本を挙げていたので。
私も、読んだという事実だけは記憶しているのに、話はど忘れ。読んでみて、内容の深さに驚かされた。
登場人物が皆、象徴的な性格で、1人として無駄に書かれていない。
考え方も、非常に現代に通じるものがあり、共通点を見つけてびっくりしたりする。
ルージンは、もろ、モラハラ男である。(自分より地位の低い、でも周りには自慢できるようなできた娘をそばにはべらして、善人ぶって自分に酔っちゃうのが大好き、とか。)
カテリーナは、もう、ストレートにわかりすぎで、滑稽に描かれれば描かれるほど泣けてくる。
スヴィドリガイロフも、にくったらしい役なのに、最期の夜の描写が見事。
印象に残ったのは、この3人。
今回、新訳を選択。今風の語り口で読みやすくはなっているんだろうけど、世間知らずのお母さんがなんだか忘れたが最初の方でカタカナ英語使ってたのが妙に場違いだったし、1対1の会話で、やたら「叫ぶ」って動詞を使ってるのが気になった。熱意をこめてつい声が大きくなるんじゃなくて、たんに興奮して金切り声挙げてるみたいな印象で...
あとがきの解釈は、なかなか興味深かった。
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すらすら読める、そして理解できる。ラスコーリニコフの気持ちが想像できる、マルメラードフの境遇に涙ぐむ、貧乏のつらさが胸にしみる。ペテルブルグの人たちの息遣いが 本のそこかしこから聞こえてくる。
大学生のときに読んだ新潮文庫版とは、まったく違う。自分が年をとったからか、訳がよいからなのか。
亀山「罪と罰」は、わかりやすい。買って損なし。
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登場人物みんながみんな性格が歪んでて面白いです。あと、言い回しがみんな回りくどいのは、これはロシア文学の特徴なのかしら筆者の特徴なのかしら。
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2010/3/8(〜38) 9(〜108) 10(〜120) 11(〜170) 14(〜488)
亀山さんのは大変読みやすい!
そして、ラスコーリニコフが罪(犯した殺人)に執着し、狂いつつも、自我を保とうとするわずかなる意思による展開がおもしろかった
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〈かなり読み易い〉
3分前にけっこうな長文をここに書き終えたのだが、その文章はIEがバグって消えてなくなってしまった。
もう一度同じことを思い出しながら書くのはかなり面倒なので、さっき書いた内容を一言で要約しておく。
「亀山訳は圧倒的に読み易かった」
ごめん、以上。
(以下、追記)
読み易いのは亀山さんの訳がどうこうという問題というよりも、字がデカく行数も抑えられているからだと思った。もちろんこれは光文社新訳古典文庫全般に共通することであるが。
正直亀山訳はひらがなが多くてちょっと読みづらい部分が多々あった。ただ、素晴らしい訳業には違いない。個人的には池田健太郎訳の方が好き。ちなみに、池田訳は字がとても小さくて読みづらい。
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こりもはまります。
きっと何らかの後ろめたさがある人は主人公に感情移入しやすいと思います。僕もその一人。
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舞台は帝政ロシアの首都・サンクトペテルブルク。
主人公は貧困に苦しみながら法律を学ぶ学生ロマノヴィチ・ラスコーリニコフ。彼は故郷に住む年金暮し母と住み込みで働く妹からの僅かな仕送りで学業をつづけていたが窮迫が極まって大学に行けなくなり身の回りのモノを質草に老女アリョーナから金を借りる生活に堕していた...
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まだ始まったばかりでストーリー的なおもしろさはすくないですが
とりあえず憔悴した主人公の描写がやばい。こわいほどリアル。
社会が混迷を極めた時代に、
人々はそれぞれの正義をふりかざしたりしなかったりしながら、
みんな懸命に生きている。
登場人物みんなにパワーがあって、
たまに見失うけれど、魅力的です。
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【再読】
これも全然、忘れていたなあ。とにかく面白い。
文学の楽しさ、小説の面白さってこういうものなんだなあ、と。
ネットで見ると、亀山訳には結構、難癖を付けている人もいるようだが、大変理解しやすい文章だと思う。
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正直ラストの躍動感は誰にもかなわないと思った。
翻訳者の訳のうまさもあるのだろうが、文章力が素晴らしい。
千の善行のためには一つの罪は犯せる、とするが結局善行では罪は法的に軽くなることはあっても、罪を犯した人間の心を軽くすることはない。
しかし、一つの愛が(そしてその愛はたくさんの人に支えられて存在するのあが)によって罪はあがなわれた。
罪に対する罰は、法的なものではなく、心にどっしとくる罪の意識でしかないのだ。
ものすごい人間ドラマ。
そして、結局は世の中にはびこる貧困がこの罪の理論を確立させてしまったという点で、社会派小説でもあるだろう。
正直ラスト100ページのために読む本といっても過言ではないです。
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どこかで「新訳は読みやすいよ」というのを耳にして、ちょっと背伸びして読んでみた。
主人公ラスコーリニコフは、ある罪を犯す。
個性ある登場人物がからみあい、次々に物語は流転する。
時代背景の違いから、違和感を覚える部分も確かにあるけど、時代を超えて支持される骨太な何かが確実にあるのはわかると思う。
最後の展開もちょっと意外な気がする。
本屋でぱらぱら読んでみて、読めそうなら試す価値はあるかも。
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大学を除籍になり、更に貧困にあえぐ主人公。極貧と退廃とが渦巻く救いのない生活の末、遂に恐ろしい強盗殺人を計画する。しかし計画というにはあまりに杜撰なその犯行は衝動的に行われ、やがて危機に陥っていく。苦悩の末、自らを罰する決心をするが...
正直、この作品の良さが今のところ僕には分からない。あまりに冗長すぎる表現、精神を病んだようなヒステリックな登場人物たち。あまりに過剰で噛み砕けない。これは10代のうちに読んでおくべきだった。読書における体力が落ちたのかなぁ。
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全体的な話の感想はまとめて3巻の時に。
ひとまず、簡単に書けば、読んでて耳が痛い、胸が苦しい感じになる登場人物ばかり。
話云々というよりは、登場人物が皆人間臭くて魅力的。
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<いまこそ理性と光の・・・意志と力の王国が訪れたんだ>
思想性が頭をもたげ始める。いやー、文章も簡潔で、ドスト氏の小説の中で一番読みやすいんじゃないかな。