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同じ場所ばかりには留まっていられないこと。誰しも過去を持ち、歴史を持つこと。
それを改めて感じさせられた一冊でした。
登場人物たちは強い個性を持っていて、人間関係が読み取りやすい。3章に分けて描かれたそれぞれの恋心。一章一章は正直なところ、あまりに容易に展開が読めてしまって面白く思えませんでした。
恋愛ものとして読むよりも、作品中には書かれていない登場人物の進む先を想像しながら読む方が、私には楽しかったです。
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鉱石店でアルバイトをしている修二。店に来た雪衣のことが気になるようになるが。鉱石店という普段馴染みの無い場所が舞台で、それは興味深かった。大切な人との別れは皆辛い。色々な事が盛り込まれ過ぎていて疲れた。
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鉱石店でアルバイトをする大学生の修二、その店に訪れた雪衣。どちらかとなく惹かれていく恋愛小説。熱く語れる何かがあると女性は惹かれるものか。
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久々に手を出した恋愛モノ。全3章からなる構成で、各章にて主人公のアルバイト先である鉱石店「石の花」にまつわる人々にスポットを当てたエピソードが展開されます。物語は全体的に優しく、淡々としたペースを守りながら進んでいき、それぞれの迎える結末も眩しすぎるようなハッピーエンドではないため、最後まで自然に受け止められました。むしろ、一つの物語というより、それぞれの人々の人生の一部を切り抜いたような感覚。鉱石店というロマンチックさと、人物描写の現実感の程良いバランスも好きな小説でした。
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読みおわったあとに、心地よいさっぱりとした読破感があります。
女の子の書き表し方がそれぞれ際立っててよかったですね。
キャラの違う子が何人か登場するんですが、それぞれがいい味をもって物語の中に登場してきます。
いかにも青春。でもそれは高校生で感じるようなものではなくて、大学生ならではのモラトリアム、子供と大人の狭間で感じる真っ白な青春のお話でした。
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急ぐように読み進めるより、ゆっくりゆっくり、合間合間に読み進めるほうがこの本の世界観をあじわえる気がします。
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雪衣とのシーンや設定をもっと多くしてほしかった。個人的な好みかもしれないが……。
謎の部分をもったいぶってもったいぶって、
結局、これだけかと残念な気持ちにはなった。
でもたまには、こういう青春小説を読むのもいいかもしれない。
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集英社文庫のナツイチ、2008夏の一冊に選ばれていました。
集英社のWEBには、BOOKNAVI 書籍試し読みのサイトがあり、
見出しの1ページ程度の本文が掲載されています。
盛岡が舞台であることがわかりました。
水晶、翡翠、輝安鉱、緑鉛鉱、かんらん石などの鉱物も登場するようです。
読みやすい文体であることも分かります。
君に舞い降りた「白」とは何かに興味があります。
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人間誰しもが弱さを抱えている。
それを克服するも殺すも、周りの人次第なんだと思った。
人は人に支えられて生きている。
素敵な物語だった。
何より、佐川ミネラル社という鉱物関連の会社が舞台になっているから、
私は、おそらく誰よりも具体的にイメージが出来て、
ミネラル社にも登場人物にも愛着を持って、
物語に引き込まれたと思う。
石の名前から組成式を連想することも度々w
ミネラル社の最期のところなんて、
本当に涙が出そうだった。
みんな何かを抱えて悩んでいて、
でも、一歩前に踏み出す勇気をみんな持っている。
不思議としゃきっとした。
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泣ける本が読みたくて、ずっと前から目をつけていた作品でした。
関口さんの本は読んだことがなかったので、どんな感じなのか分からなかったのですが、表紙がきれいだったこともあり、手に取りました。
女の子に対する謎が中盤までずっとあって、謎が謎のうちは内容に集中していました。しかし、謎が解けてしまうとあまり話に深みがなくなってしまったので、残念でした。
号泣まではできませんでしたが、少しは泣けたのでまぁ、良しとしましょう。
なんて少し偉そうに書いてみましたが、意志の表現がとてもきれいだったので楽しめました。
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青春小説、なんだろうな。
人は誰でも1つくらいは
しんどい想いをするような恋愛経験、あるんじゃないかな。
かくいう私も……なんてね(笑)
でも傷ついても、かならずそれは癒されるし
前に進めるんだと思ってる。
人それぞれに持っている砂時計の大きさは違うから
傷が癒えるまでにかかる時間は皆ちがうけども。
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石を売る鉱石屋「石の花」でアルバイトをしている修二は、店にやって来た謎の少女・雪衣と知り合う。いつも黒い服を着ている雪衣は、明らかに修二に好意を持っているかのように接するが、自分の秘密は一切明かさない。
最初あらずじを読んだときは、よくある恋愛小説かと思いましたが、実際最後まで読んでみると、感動して泣きそうになりました。主人公が不憫すぎて辛かったです。
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シンプルな恋愛小説。主人公がモテすぎでうらやましい。
キュンキュンするとかどきどきするとかはあまりなかったが、すんなり読むことができておもしろかった。
内容とは関係ないが、石屋みたいな変わったお店でバイトしてみたい・・・。
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鉱物を売る会社「石の花」を舞台に繰り広げられる青春恋愛小説。えらいドラマチックなタイトルがついてますが、原題の「あなたの石」のままの方が良かったんじゃないでしょうか。
ひとつひとつの出来事や行動が、ひどく機械的に感じられました。優しいと言われたから照れました、ひどい別れ方をしたからひきずってます、まるでこの時にはこうしなきゃいけない、と公式が決められているような。主人公の恋愛にばかり興味津々の同僚たちには、他に心配してやることがあるんじゃないかとため息をつきたくなりますし(主人公は結構な性格破綻者だと思う)、他人のことには首を突っ込みながら自分のトラブルは自分で解決できると思い込んでいる自己陶酔には、一度へし折られてこいと蹴りを入れたくなります。石の説明にしても、図鑑の解説を読んでいるようで魅力があまり感じられない。劇団員たちは一生懸命なんだろうけど下手な舞台を見てしまった時のような戸惑いが最後まで消えませんでした。
地域の特性を文章に生かしているのはいいな、と思うんですが…。風景描写や雪の東北の寒さの表現にはちょっと惹き付けられました。
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バイト先でお客さんと恋に落ちるという何ともあるあるな話。「『雪衣』って呼んでください」と初対面の店員に言うもんだから、イタイ人なのかなと思うけれども、その理由が後になって明らかにされると、あーはいはいって感じ。なぜ主人公の修二を好きになっていったかも明らかになるのですが、定番ものでした。僕はその瞬間、週刊少年マガ○ンに掲載されていた『涼風』を思い出しました。読んだ収穫を挙げるとするならば、「岩手」という地名の由来を知れたことぐらいかな。