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邸に閉じ込められた雪乃。『生まれ変わり』の噂話と『いばら姫』の行方は――。
教室で唐突に始まった怖い話。それは、初めてできた子を両親がボートから池に落として殺し、可愛がっていた二番目の子が同じ場所で『今度は落とさないでね』と語りかける、という内容。一緒に聞いていた真喜多莉緒は、その手の話が苦手だった。なぜなら彼女の名前は、死んだ姉と同じだったから――。
夏休みが始まり、雪乃とできるだけ長く一緒にいようと目論む蒼衣。だが、泡禍解決に赴いた雪乃と颯姫が戻ってこない。雪乃たちは、死なない<異形>を相手に真喜多家に閉じ込められているらしい。邸は異常現象により完全に外界と隔絶されていた。雪乃のためにも単身で邸内へと救出に向かう蒼衣だったが――。
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つむの糸に指を突いて死んでしまう。いいえ、百年の眠りに付くだけです。
そして百年後に訪れた王子の口付けで姫は目覚める。
眠り姫と同じ流れの、いばら姫。恐怖が溢れる閉ざされた空間。おぞましく、おそろしく、おどろおどろしく。そして鮮烈で凄烈。この物語は、どんな「おしまい」を見せてくれるのか。続きが待ち遠しい!
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泡渦解決に赴いた雪乃が帰ってこない。
その邸は異常現象で外界と隔絶されていた。
そして救出に向かう蒼衣に語られた”生まれ変わりの子ども”の噂話とはー
このシリーズももう10巻目なんですね。
Missingシリーズよりも進化したグロテスクホラーテイスト。
作者曰く、ほんのスプーン一杯程度のグロテスクらしいですが…。
その異常さの中で一人”普通”である蒼衣が一種の”異常”にみえて仕方ありません。
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ひーん。
怖いです。
今までのこの作者さんの話も怖いと思っていましたがこれは別格。
内容自体はあまり、今までと違うわけじゃないんですが。謎解きがどうされるのか楽しみな(下巻早く出ないかな!)のに変わりはないんですが。
私の個人的な嫌悪感のつぼをついてきました。
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とうとう10いきました〜〜。
いばら姫【上】ほとんど進展がない状態です。
いやぁ下巻でどうなるのやら・・・。
しかしながら、
オカルトな感じが今までで一番強いです。
死人がよみがえってますから。
一番衝撃的なのは芽が生えてくる所です。
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今回は知ってる物語なので入りやすいです。
家に閉じ込められるという
閉鎖的空間でどう物語が進むのかなぁーと思ったけど良い。
やっぱ、細かな(痛い)描写が上手だから空間は気にならない。
雪乃ちゃんではどーしよもない展開。
閉鎖的空間でならって感じですね。
次回も期待。
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相変わらず、群を抜いてグロいし怖いです。
五感を使った表現ってこういうのなんだなぁと実感します。
夜読んだらトイレに行けない…((一д一;))
しかしながら10冊も読んだのでそろそろこのやり取りにも飽きてきたなぁというのも。
悪夢が象徴学やなんやらである意味ミステリ的に解読?されていく様は快感ですけれども。
一つ一つのお話にしか出てこない単発のキャラがメインだと感情移入もにしくいですしね;
そろそろ核心をついたお話が欲しいなぁと思ってみたり。
とりあえず、これは上巻なので下巻に期待です☆
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断章のグリム10巻、いばら姫の上巻でございますっ!
今回はいきなりやばい展開になっておりました。いきなり雪乃たちが襲われることって少なかったような気がしますけど、今回はいきなり襲われるどころか追い込まれている感じです。
閉じ込められている以上、泡禍から逃れる手段もありませんしね。
いばら姫ということで、範囲は今のところごくごく狭い所(真喜多家)でのみ起きているのがせめてもの救いでしょうか?
この巻に限ったことではないのですが、今回もグロシーンが…。
人魚姫の「泡」とか、赤ずきんの「針の道」も嫌だったんですけど、今回の耀くんのアレが相当きつくて、一気に読めませんでした…。
仕事の休憩時間に何とかそのシーン読み抜けて、ほっと一安心です。下巻がまだ残ってますけど…(吐血
雪乃はかなり精神的に余裕なくなってますね。
最後までちゃんともつのか不安なところです。
普段はあまり出番のない葬儀屋コンビも、今回は一緒に巻き込まれているので出番が多くて楽しめました。
滝さんが意外に優しかったり、可南子さんがカッコよかったり。
可南子さんカッコよすぎます。滝さんとはやはり恋人同士なんでしょうかね?
というか、可南子さんの断章の効果がさっぱりと分かりません。
二人揃って「葬儀屋」なのかしらん?
リカさんはひぐらしの梨花ちゃまかっ!(誤字ってたらごめんなさい…)
生まれ変わりだとか運命だとかの話しでモイラの名前が出てきて吹いたり、ちょっと違うところにも反応してしまいました。
ギリシャ神話のミラと北欧神話のノルンは確かに似てますよねw
大抵の神話の神様は、どこかしら似てるものがありますけどね。
続きは日記のブログでつらつら書いてた配役予想とかデス。
基本的には、下巻読むときのメモなので、ネタばれしてます。ご注意くださいませ。
配役予想1
・いばら姫→莉緒(潜有者)
・王様→父親
・王子→蒼衣
・その他の王子たち→耀、雪乃、葬儀屋
・悪い魔女・茨→母親(異形)
・12人の魔女→祖母
家全体がいばら姫のお城。
悪夢は「生まれ変わることへの恐怖」って所かな?
長女の莉緒が死んで、次女である今の莉緒に「莉緒」という名を付けたことで、長女の生まれ変わりとする。
莉緒は、自分は長女の代わりではなく「莉緒」として見てもらいたい。弟の耀は両親に愛されているのに、自分は「今度は落とさないでね」発言により両親との仲がさらにギクシャク。
母親は異端ではなく、莉緒の泡禍によって異形化しただけと見る。
王子である蒼衣は、今のところ単独で襲われたことは無い=いばら姫を目覚めさせることのできる王子とする。夢見子の予言も蒼衣のみ。
耀、雪乃、葬儀屋は母親の襲撃を受けていることから、「いばら姫の噂を聞いて城を訪れ、茨に呑みこまれて死んだ王子たち」とする。
母親のポジションがいまいち分からないので、取りあえずいばら姫に呪いをかける魔女に…。
茨の象徴が防御・障害なので、襲い来る母親(+後半の赤ちゃん)が茨はありかしら、という感じ。
ただし何から何を守っているのか分かりません…orz
最初に母親を殺害した騎士は馳尾が妥当のような気がします。
瑞姫らしきモノも最後に出てきていますし。
いばら姫全体が「死と再生」を象徴しているものとして、耀・蛙・金魚の「発芽」のをそのまま「死と再生」とすると、耀がいばら姫の可能性も無きにしも非ず…。蘇るかどうかで変わるかな?
配役予想2
(長女の莉緒死亡の時点・童話形式のものではないと思いますが…)
・いばら姫→「莉緒」(二人共デス)
・王様→父親
・王妃→母親(潜有者)
この時点では、母親の「子供が自分のせいで死ぬ」というのが悪夢とします。
童話ではなかろうということで、王子がいませんがキニシナーナ。
「眠り=死」ということで、100眠るいばら姫は、死んで蘇るものとし、長女の死が糸車の針で眠るいばら姫。
次女は100年後、王子のキスで目覚めるいばら姫とする。
泡禍じゃない可能性も高いので、異端な予想かなとも思います。
(いばら姫上巻)
・いばら姫→莉緒(潜有者)
・王様→父親
・王子→蒼衣
・王妃→不明
・その他の王子たち→雪乃、颯姫、葬儀屋
母親の配役がはやりネック。
過去で母親が潜有者として、現時点で異形or異端化。殺しても死なないのは、いばら姫が目覚めていないから。
莉緒が潜有者は変更なし。
その他の王子たちは、外部から来る人間ということで雪乃たち騎士たちをあてはめる。
耀と祖母の配役も謎。
いばら姫で考えれば、内部にいる人間は眠り続けているはずなので襲われることはなさそうなのだが…。今のところ全く襲われていないと思われるのは祖母だけ。
ダントツは莉緒と耀の子ども組。
針に刺されて眠るのがキーだとすると、耀だけが発芽した理由になる…といいなぁ。
金魚たちは不明。目から芽はジョークかと思ったのは内緒。
なぜ芽が出るのか…。何の植物なのかにもよるかと。単純にいくなら茨が妥当か。それだと、耀のポジションはその他の王子に含まれそう…。
しかしながら、水槽の中の金魚たちは目から芽が出て、そこから赤ちゃんが出てきているのを見ると、「死んで(別物ではあるが)蘇る」が当てはまるのでいばら姫の配役もありだろうか…?
いばら姫の悪夢の効果は、死んだ人が蘇る、とすると瑞樹以外にも出てきそうで怖い…。風乃はまぁないだろうけれど…。
過去と現在で潜有者が変わっているのは、元が母親の悪夢として、莉緒がそれを継承してしまった形としてます。
母親はもともと潜有していたものが、莉緒の「今度は~」で原因で徐々に異端化したものとしてます。
全体的に分からないのが
・母親の配役
・なぜ芽が出たのか
・母親を最初に襲ったのは誰か
・耀の記憶が途切れている理由
・瑞樹らしきものの正体
潜有者が誰だー、とかは下巻見てのお楽しみですから…。
耀の記憶は、颯姫が消した可能性もありそうですが、泡禍が解決していない以上半端に消しても矛盾が生���るためと序盤で説明されている以上、無いと見る。
瑞樹らしきものがいる以上、そっちが原因かもしれないが、はたしていばら姫の悪夢にそこまでの効果があるのかどうか…。
どちらにせよ、耀の配役もいまいち分かりません。
某所では耀=いばら姫という案も出ていて、納得もできる。
母親が糸車の針というのも納得はできるので、配役がしづらいです…。
予想の2は結構異端な発想な気がしてなりませんw
むしろ、私には推理力や深読みの能力はありません!
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断章のグリムも遂に10巻目です。
今回はお話しが始まった瞬間、結構<泡渦>が進んでいます。
殺せない<異端>を前に歯噛みする雪乃。それを助けに行く蒼衣。
外界と隔絶された状態で、蒼衣が<異端>の気持ちを理解出来るのか、
読み応えはありました。
最後の方の描写がとてもグロイです・・・思わず肌が粟だった;
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初っぱなから追い詰められている感じが尋常じゃありません。一気に読んでしまいました。今後の展開も童話のキャスティングもまったく予想出来ない…!
自分の記憶にある『いばら姫』と、作中で描かれていた『いばら姫』が細かい所違うなー、と思ったんですが、神狩屋さんと蒼衣君の会話でなるほど、と。ひとつ賢くなった気持ち(笑)
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夏休みに入って、会えるけれど会えなくなってしまった彼女は
今日も仕事中…と思いきや、、な状態。
呼ばれて入った場所は、いばらの城の中。
出ていけない、けれど眠るわけではない。
もしやこれを百年続けないといけない? という状態。
彼が一番有効だと分かっていても、いらっとしてしまうのは
仕方ない事です。
理性と本能は別物。
一体どうやって『呪い』を解くのか、どう『百年』すごすのか
始まった『再生』は何なのか、現れた『くし』は何を示すのか。
スプーン一杯はくしで終了かと思いきや…。
痛い、痛いから抜かないで!! です。
で、最後に出てきた人の服装。
該当者を1人しかしらないのですが。
彼女、ですか??
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蒼衣たちは、リカと名乗る女性が世話人を務める騎士団の手助けをすることになります。一人の母親が泡禍で「異端」になってしまい、蒼衣が呼ばれたのです。
今回の事件の中心人物となる真喜多莉緒(まきた・りお)は、幼くして死んだ姉がおり、両親は莉緒のことを死んだ姉の代わりとして育ててきたことが明らかになります。さらに、意外な人物との再会があり、事件はますます混迷の度を深めていきます。
今回も、悲惨な背景をもつ登場人物たちが織り成すストーリーとなっています。
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「森の城の姫の噂」
二人で出向いた先にいた。
一度焼いたからこそ炭と化しているはずなのに、動くことができる出来るなんて厄介過ぎるな。
「茨の内の眠の城」
殺しても死なない異端者。
何をしてもキリがないのであれば、最終手段として選ばれるのは必然的に一人しかいないよな。
「屍の名の娘の嘆」
名前の由来は亡き者から。
言葉の響きだけ近いものだったり、全く同じではなく少し変えようと考えたりしなかったのか。
「古の塔の媼の間」
自分の意思で決めたこと。
一人で悩んでいたことを、少しでも誰かと共有出来たら今までとは違う考え方が出来るかもな。
「泉の底の蛙の骸」
傷跡から出ていたものは。
身体に異常を感じた状態で侵食されたのなら、命が耐えるまでの間どれだけ怖かっただろうか。