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紙の本
数学マニア入門
2022/10/29 20:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:数学大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が数学を好きになったきっかけに当たる本です。原始n乗根の概念などに惹かれる部分がありました。素晴らしいこと間違いなしです。
紙の本
3人の高校生が数学の問題に挑戦するストーリーです!
2019/02/06 10:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、著者である結城浩氏のウェブで公開された「数学ガール」を書籍化したものです。同書はシリーズになっており、本巻は3人の高校生が数学の問題に挑戦するストーリーが展開されます。その問題は、素数や絶対値、すこし高度なフィボナッチ数列二項定理、無限級数などです。ぜひ、ストーリーを通して、数学の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
紙の本
はまる!
2013/06/06 21:19
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Σ - この投稿者のレビュー一覧を見る
数学がもっと好きになりました。自分も高校時代にこうした数学を心から楽しむ経験をしときたかった!と切に思います。
やっぱり数学は面白い!
紙の本
面白い
2012/08/09 15:33
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投稿者:NPO - この投稿者のレビュー一覧を見る
数学なのに、数学に触れていると云う実感がない。
それなのに、とても分かりやすく数学に接していける一冊。
紙の本
ライトノベルと数学啓蒙のアマルガム。かなり珍しい本。
2007/08/31 23:38
24人中、23人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GG - この投稿者のレビュー一覧を見る
「高校生以上向け数学読みもの」という、マニアックで、かつ読者を選ぶジャンルがある。そこでは、トピックとしてあるレベル以上の数学の話題を扱う。しかし、教科書・参考書のようにカッチリ展開するのではないし、お話として興味深い話を結果だけ物語るのでもない。つまり、語り口はカジュアルでも、数式や術語を使っての議論もきちんと行なって、証明をつけるべきところにはきちんと証明を与えるのである。
古くは小針あき宏『デバク数学セミナ』(学生社)(後に『数学123…∞』日本評論社として再刊)、新しくは古川昭夫『代数・幾何プロムナード』(SEG出版)、あるいはちょっとひねって野矢茂樹『無限論の教室』(講談社現代新書)等が挙げられるだろうか。
こういった書物の系列に新たな一冊が加わった。それが本書『数学ガール』である。
高校数学から何歩か踏み出した話題を扱うことは、上記の本にもあった。小針本では、双曲線関数が述べられている。古川本では、数列のつくるベクトル空間という大道具で、東大入試の漸化式を解いていたりする。『無限論の教室』は、可能無限と実無限の違いを論じるところから始まっている。
しかし、本書『数学ガール』にはこれまでの本には、全くなかった特徴がある。新機軸は、オイラーを崇拝するメタルフレーム眼鏡のミルカさん(ツンデレ系というのかしら)と、元気一杯のテトラちゃん(妹系??)という、二人の女子高生の存在である。二人の美少女に挟まれる形で、主人公の「僕」の数学が段階を追って深まっていく。母関数、テイラー展開、調和級数、分割数…等々。これら数学の展開に、ライトノベル・テイストを取り入れるという試みがなされているのである。
私の感想は、女の子の口調をいきいきと感じさせるということでいうと、小針先生に一歩を譲る感じである。今から40年も前にあの語り口を自在に操っているところが小針先生の凄さだ。本書の場合、物語の展開や女の子の台詞回しということでいうと、素人っぽい描写がちょっとつらい部分もないではない。しかし、それでも楽しく読むことができるのは、語られる数学の興味深さもさることながら、やはり美少女の魅力もあると思う。少し筆が拙いところが意図せぬ味になっているといえるかもしれない。
もっとアニメっぽい絵がついていて、ライトノベル専門レーベルの文庫でこの内容が出版されていたら、とてもアヴァンギャルドな感じだけれど、さすがにそうはなっていない。そうであったら、稲生平太郎『アクアリウムの夜』(角川スニーカー文庫)を遥かに凌駕する、ジャンル逸脱の奇書の誕生である。
すごく珍しい数学の参考書として、手に取る人のライトノベルへの親しみ方はおいて、数学好きの高校生・大学生初年度の読者に勧めます。こういっては何ですが、逆は不可。ライトノベルの平均的読者は、残念ながら本書の「数学」には弾かれてしまうでしょう。