紙の本
利用され蔑まれる子供たち
2015/08/24 10:05
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ガストレア・ウィルスにより、人類の人口は9割近くを失った。感染したものの多くはガストレアという新生物に変貌し、それを免れたものもガストレアに襲われ殺されたのだ。しかし、ガストレアが嫌う金属バラニウムと、ガストレア・ウィルスの進行が遅延しているイニシエーターと呼ばれる子供たち、そしてそれを導くプロモーターにより組織される民警が、かろうじて都市の形成を許していた。
そんな都市のひとつ、東京エリアの元首・聖天子の護衛の仕事を任された天童民間警備会社のプロモーター・里見蓮太郎とイニシエーター・藍原延珠だったが、超長距離狙撃により、危うく聖天子を暗殺されそうになってしまう。その犯人は、蓮太郎が偶然であった少女、ティナ・スプラウトだった。
イニシエーターとして利用しながらも、彼らを赤目と蔑み、人類とは別の存在として差別する多くの人間たちと、ごく少数のそうは考えない人間たちの政治対立。戦後の自分の立場を強化するために、人類同士で起きる対立。圧倒的な力を持つばかりに、その倫理観や幸せを捻じ曲げられて育つ、イニシエーターの子供たち。
そんな大きな世界構造・環境構造に起因する対立とは全く別に、非常に卑近な、天童木更と肉親の対立、蓮太郎を巡る司馬未織との女の対立など、過酷な時代にあっても身近な幸せを求める、あるいは失ったそれを取り返そうとする人間たちの悲喜交々が描かれる。
前巻で状況説明や人物紹介を終えたため、それらの設定に基づく、それぞれの立場の人間のあり方がよく見えるようになった。その意味で、今巻は前巻よりも面白いと思う。
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今回も新たに素敵なロリっ子・ティナが出てきますハァハァ
ティナかわいすぎて生きるのが辛い・・・
木更さんの天敵も登場し主人公の周りが一気に華やかになってきた。
今回は聖天子を狙う最強のスナイパーが登場し延珠、木更が次々とやられてしまう。
そこでやはり蓮太郎の出番というわけですな。
相変わらず蓮太郎の戦闘シーンがいい。やっぱ主人公はかっこよくて強くなきゃ。なんか最近その手の主人公が少ない気がするんでね・・・
バトルもヒロイン達もハイクオリティで今回もとても楽しめた。
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第2巻を読破。
今回は読んでいる途中で「なんだよ、結局は両思いじゃないか」と思ってしまいました。
延珠ちゃん派な私には肩を落とすしかない新事実です。
まあ、そんな個人的な意見は置いておいて――
第2巻となって新キャラもばしばし登場。
前巻ではほのめかした程度だった蓮太郎のパトロげふんげふん、銃火器提供者も出てきました。
木更さんとは犬猿の仲みたいですね。
今回はガストレアとの戦いはなく、延珠ちゃんと同じく「呪われた子供たち」の女の子と戦うことになって。
それにしても、ほんとに延珠ちゃんは蓮太郎の精神安定剤だな。
前回よりもそれはかなり顕著に出てて。
延珠ちゃんが本格的にいなくなったらヤバいんじゃ…と思ってしまうくらいで。
まあ、その空虚を木更さんが埋める、という展開になりそうですが。
これってシリーズ最後がちょー期になる。
ずっとハラハラドキドキしっぱなしな予感。
延珠ちゃんが幸せになってくれるといいな! と本気で思ってる。
で。
今回の事件の黒幕。
私はあの人だと思っていたんだけどなあ。
限りなく黒に近い灰色――じゃね?
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あっという間にハーレム完成(違 萌度はそれほどでも無く戦闘シーンが熱くて面白い。わざわざ必殺技名を言うとかも良いよねw
ちなみにティナ良いね(´ー`)
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熱い。バトルシーンは、ほんとバトルマンガを小説にしたような内容の濃さ。超遠距離からの狙撃VS近づいての接近戦はなかなかの迫力だった。
しかしそれ以外がなんとも。せめて文章はもうちょっとだけ読みやすくしてくれれば、もっと人に勧めやすくなるのにと思う。
そういえばガストレア全然出てこなかったな。まあ化け物と戦うよりは人と戦ってる方が面白いんだけど。
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王道。
ただ余計な解説が多い・・・
の割に後半もでてこなかったり。
ゾーンはどこに行った。
次の巻以降を前半から前振り?
”人銃一体の境地” 開眼!ってたまたま成功したような技なんだけど、これから使えるの?
これで聖天子が黒幕とかだったら面白かったのに。
ところで。。。経路流してたのは誰?
命令は誰が?
事件解決はせずに適当放置・・・・。
伏線?
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世界観やキャラ設定は魅力的です。また、アクションの描写も細かいと思います。
しかし、キャラの言動に使い古されたありきたり感、ないしは流れを作るための無理矢理感があります。
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バトルが熱い!
新キャラの幼女のティナかわいい!たこ焼き食べさせてあげたい!
護衛官のゲスっぷりにイライラしていたので、最後はスッキリ。
3巻以降も楽しみ。
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蓮太郎がカッコ良過ぎてやばい。変に深く考えながら読んだりしなくていいから、本当の意味での「ライト」ノベルとして読みやすい。
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聖天使を狙った狙撃事件が発生。蓮太郎が聖天使付きの護衛として選ばれ…といった話。
木更、延珠が次々と倒され、蓮太郎が負傷しながらも敵に立ち向かう!といったところはベタだけど燃えた。
ただ、最後の決戦に向かうまではとても燃えただけに、肝心のそのバトルは若干物足りなかったかなーと思う。
仲間も増えて、さあ次はどうなるか。