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投稿者:りさこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
有栖川有栖の短編ってあまり好きじゃないんだけど、これはちょっとした読み物としておもしろかった。長さもまちまちで、このデコボコ感がリズムを崩してくれる。
もちろん、だからといって多くを期待してはいけないよ。これは長編を書くための息抜き作品集だと思った方がいいよ。
アリスファンなら読むべし。
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特にテーマが設けられているわけではなく、多様な短編が集められている。
いつものシリーズものとはまたひと味違う有栖川有栖氏を垣間見る一冊。
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ミステリをネタにした小話集て感じ?有栖川有栖は短編のが面白いと思う、と云うか肌に合う。個人的には「登竜門が多すぎる」「夜汽車は走る」が好きかな。
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短編シリーズ。表題に引かれて購入。一気に読み上げました
表題の「ジュリエット・・」が一番好き (≧∇≦)
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短編集って割と好きです。個人的には「幸運の女神」のブラックさと「パテオ」のユーモアが好き。「タイタンの殺人」も。
この人はこういう作風もいいと思うんですけど。
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確かこれはいわゆる「ジャケ買い」だった気がする。それぞれ雰囲気の違う短編、ショートショートが収録されているが、どの作品も不可思議な雰囲気が漂っている。なかでも「パテオ」は特に印象的だった。
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火村、江神シリーズとは毛色が全く異なります。
これはこれでめちゃくちゃ好きです♪どれもこれもキレがいいし、おもしろい!!最高です(*^m^*)
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スタンダードなアリバイ・トリックからギャグ・ミステリまで、バラエティに富んだ短編とショートショート十二作品を収録し、有栖川有栖の魅力の全貌を伝える傑作ミステリ集。
人気絶頂のロックシンガーの一曲に、女性の悲鳴が混じっているという不気味な噂が…・。その悲鳴には切ない恋の物語が隠されていた。表題作の他、日常の周辺に潜む暗闇、人間の危うさを描く名作を所収。
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◆あらすじ◆
人気絶頂のロックバンドの歌に忍び込む、謎めいた女の悲鳴。
ヴォーカリストが語りはじめる悲劇の真相とは……。(『ジュリエットの悲鳴』)
夜、列車に揺られる男の脳裏をよぎる、夜汽車をめぐる過去の情景。
我に返ったとき、男は自らにじわじわと迫る危機に気づく……。(『夜汽車は走る』)
スタンダードなアリバイ・トリックからギャグ・ミステリまで、バラエティに富んだ短編とショートショート十二作品を収録し、有栖川有栖の魅力の全貌を伝える傑作ミステリ集!
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ノンシリーズの短編集。ぺたぺたなミステリじゃない、主人公一人称の抒情的なのが多め。個人的には、この作家さんは断然こっちの方が上手いと思う。つまり、落とし所をロジックそのものでなくて人情の機微みたいなところにもっていくやり方。今回はそれを前面に出していたのでよさがすごく出ていた。登竜門の話はユーモアのセンスが光っていたし。ああいう阿呆な話は大好き。表題作はスミコ的にいまいちだったのですがほかのがよかったのでいいや。ホントは上手い人なんだ。この人は。もったいないなぁ…。。。
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スタンダードなアリバイ・トリックから
ギャグ・ミステリまで、バラエティに富んだ短編と
ショートショート十二作品を収録。
これはミステリ入門編らしい。
初心者mokkoにはちょうどいい。
ミステリとは何ぞや?なんて難しい事考えずに
サクっと入って、大いに楽しめる作品集。
有栖川作品の9年分の作品の中から
名探偵(キャラ)抜きの作品を集めたらしい。
度肝を抜かされたのは「世紀のアリバイ」ですよ。
わずか3Pで、してやられるとは!!
工工エエエエェェェェェ ヽ(゚Д゚;)ノ゛ェェェェエエエエ工工
それってアリ??アリなの??って感じ。
ミステリって、こういう楽しみ方もあるのねと思わせる。
個人的には「パテオ」と「登竜門が多すぎる」が好き。
表題作の「ジュリエットの悲鳴」は切ないなぁ〜
それにしても有栖川有栖のオモチャ箱
楽しませていただきました♪
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ジュリエットの悲鳴 有栖川有栖
推理小説が専門の有栖川有栖の短編集。全てに犯罪ーー特に殺人ーーが絡むものの、論理的謎解きを軸に事件解決に向け直線的に進行する典型的物語とは違い、ミステリが持つ一定以上のリアリティを持った描写で固めつつコメディ、幻想性、ユーモア、認知的描写などを大盛りにされている。「危険な席」「パテオ」「登竜門が多すぎる」等。
ミステリというカテゴリーの境界上領域を占めるマイノリティ物語群、新しいっちゃ新しいが、既存カテゴリーを活性化させなければ目を見開くほどでもないか。
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予想外の結末、予想外の犯人、予想できないトリック
有栖川さんにしてはトリッキーな話が多かった?
ミステリファンでなくても手軽に楽しめるショートショート
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本格ミステリ界の旗手、有栖川有栖の短編集。全12編。星新一を想起させる作品集に仕上がっていると思います。
ただ、ミステリとしては欲求不満。
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『落とし穴』
キセル乗車が折り合いの悪い同期・鬼頭にバレ、圧力がかかる苗川。休日出勤でアリバイを作り鬼頭を殺害する。犯行現場近くで大学時代の友人・大堀を見かける。大堀を追う男たち。大堀の職業の秘密。
『裏切る目』
三年前に死んだ従兄弟・和俊の妻・千里の誘いで別荘にやって来た京助。階段から転げ落ちた和俊の死。京助の持ってきた緑色のスライムを見た千里の反応。色盲の京助。色盲に隠された秘密。
『遠い出張』
出張中に飲みすぎて道路に寝転んだ男。目が覚めると死んだはずの前社長が目の前に。
『危険な席』
出張からグリーン車で帰宅した朋彦。ひとつ前の電車の同じ座席で殺された男。妻の加津子が自分を殺すために仕掛けた罠ではないかと疑う朋彦。
『パテオ』
スランプ中の作家・虻田。出版パーティーで仲の良い作家たちと二次会に出掛ける。パーティーのあったホテルのバーで交わされる会話。小説ねアイディアを授けるパテオの夢。ホテルに泊まった虻田が見たパテオの夢。
『多々良探偵の失策』
密会現場を押さえるために送られてきたファックス。ファックスに書かれた場所の秘密。
『登竜門が多すぎる』
ある新人賞に応募しようと準備する作家を目指す野呂茂夫の元を訪れた目羅と名乗る男。推理小説を書く上で役に立ちそうなソフトを茂夫に紹介する。
『世紀のアリバイ』
金貸しのピート・カッシングの殺害事件。クーパー刑事は金を借りていたウィルバーとオービルの兄弟に目をつける。兄弟が発明した物とは。
『タイタンの殺人』
タイタンで起きた殺人事件。被害者はエイリアンと取引を行うロービンソン。警備室に助けを求めた直後に射殺された被害者。直後に消えた照明。容疑者はグレイ型、鳥人間型、タコ型のエイリアン。
『幸運の女神』
海外からある女性と会話をする男。重大な決断の手助けを求める。男の正体は。
『夜汽車は走る』
夜汽車にのる男。汽車にのり見知らぬ駅に行った幼い頃の思い出。思い出を否定する母親。謎を解いた友人の井出。大学時代に知り合った翔子との結婚。井出と翔子の関係。男の殺人計画。夜汽車でのおもい。
『ジュリエットの悲鳴』
人気バンドのボーカル・ロミオにインタビューする君原由岐絵。彼の楽曲の中から聞こえる悲鳴。「ジュリエットの悲鳴」と呼ばれる悲鳴。ロミオの過去の恋愛。ロミオとジュリエットはどちらが慌て者か?