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電子書籍
冒頭カラーページがすべてを物語っている
2014/10/26 17:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
今でもその時の衝撃がすごくて、このマンガが様々な形で刊行されるたびに買い求めたくなってしまうのが、冒頭のカラーページです。
無影燈と思われる光の輪と重なるように逆さまに描かれている本郷猛の姿から始まるこの『仮面ライダー』は、それまでの少年マンガのような子ども向けの絵柄でなく、劇画タッチになっていました。当時小学生だった私には、それだけで今まで読んできたマンガとは違うのだという気分にさせられたものです。
しかもカラーページが10数ページにもわたって続き、電撃シーンとそのあとに本郷猛の顔に傷跡が残るというところまでカラーなのです。
そんなカラーページは、今までの紙媒体ではなかなかカラーで再現されませんでした。それがちゃんとカラーになっているというだけで、電子書籍化を歓迎します。
第1巻には『ぼくらマガジン』に掲載された分と、『週刊少年マガジン』に掲載誌を変えてからの3回分、ショッカー怪人でいうとくも男、こうもり男、コブラ男が登場する話です。
石森(敢えて、こう書いてしまいますが)マンガに登場するヒーローに共通するところですが、仮面ライダーも決してただ強いだけのサイボーグではなく、弱みをいくつも抱えた悩めるヒーローとして描かれているのが、テレビ版『仮面ライダー』とは異なるところでしょう。
マンガあるいは静止画でありながら、仮面ライダーの動きを十二分に描くために見開きページが多く使われていたり、コマ割りなどにも工夫がされており、カラーページ以外でも読み応えがあります。
そういった意味で、やはりこれは石森章太郎の代表作だと言えるでしょう。
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