紙の本
リーマン同士の普通の恋
2012/04/02 20:53
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
有能で女子社員からも人気がある上司、須藤(攻め)。
そんな須藤に好意を寄せている綿貫(受け)。
須藤はノーマルなので綿貫はなかなか告白できず、
告白したら告白したで須藤はすぐに転勤、その間ずるずると綿貫は悩み続けます。
須藤も綿貫もなんだかはっきりせず、ぐるぐるしすぎている感が私にはなじめず・・・
脇キャラの竹本のほうが分かりやすくて良かったなぁと。
普通の、じりじり進む、じれったい恋愛が大好き!な方にはお勧めしたい作品です。
紙の本
恋は理屈ではない・・・
2021/05/28 06:35
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
サラリーマンの恋の話
わりと全体にゆったりめな空気が流れております。
関西から単身赴任してきた須藤と
部下のゲイである綿貫
綿貫は須藤に恋心を持っているが
須藤は既婚者の上ノンケという存在
きっかけがあって、友人のような交流を持つのだが
そのきっかけになった肉食系女子の攻撃で須藤はピンチに。
いいなぁって思ったのは、
綿貫が告白をしてもすぐに須藤が応じないところ
いや・・・BLの流れだとあれよあれよという間にってところが多いのですが
現実はそうはならない。
普通ならないよね・・・躊躇する。
で、きちんと(?)須藤は躊躇する。
ちょっとずるい感じでもありますが許容範囲。
で、綿貫が諦めようとするのだけどやっぱり好きだって気持ちは
恋心として理解できる。
恋は理屈ではないもの。
それもわかる。
わかるけど・・・みたいなもだもだした感じがゆったりと続いていく。
(いや、色々事はあるけれど)
綿貫の傷心を癒やすように現れた竹本が・・・ちょっと出来すぎ。
いや・・・竹本の方が幸せにしてくれそうだよって思ったりする。
でも、出来すぎ感ありすぎるのだけど。
あと、あの「さよなら」の仕方は評価高いみたいだけど、
わたし的には実はちょっと怖い。(セキュリティ等々の問題で)
いや竹本への評価はそれなりに高いのですけど。
まあ竹本がいたおかげで、
須藤は自分の中にあった気持ちを認識できて
ひとつめの壁を乗り越えたと・・・いうことですよね。
(須藤は元々「恋」とかには頓着してこなかったせいもあり)
あと、肉食系女子が怖すぎる。
メンタル強すぎ・・・
あの状態であっても普通に会社で仕事ができる。
そして、結局制裁もダメージも受けていない
最凶・・・な存在でした。
完全なハッピーエンドではない気はします。
でも、恋はお互いの気持ちを確かめ合った後に
それが永遠というわけではないから、それはそれで良い終わり方なんだろうなぁって。
まずは恋人としてのスタートラインにたったということで。
余談ですが、
作者の遠野春日さんの作品と麻々原絵里衣さんのノーブルな絵は
親和性が高いなぁって改めて思いました。
紙の本
いまいち
2017/11/30 23:49
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常にもったいない感じ。
リーマンもので、仕事シーンもそこそこあって、二人がだんだん仲良くなっていくところは楽しかったです。
でもイヤな女に引っ掻き回されてからの受けの焦り具合と、迫り方、そして攻めに一旦振られてから出てきた当て馬君に、攻めのことを思いながら流されたのが…。
また当て馬君がいい人過ぎる(涙)攻めは攻めで当て馬君を見て始めて意識し出すしで、書き方によってはすごく面白かったであろう題材ゆえに、あっさり当て馬君が身を引いて二人がくっついたのが、微妙でした。
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リーマンものです
なんだろぅ、こういうお話読んだことあるんだけど…
むむむっ
上司に片思い→仲良くなる→告白→失恋
→上司が自分の気持ちに気づく→ハッピーエンド
麻々原さんの挿絵が、美麗でした。。
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2人が幸せになれてよかったんだけど、竹本がいい人過ぎてこのままでは不憫すぎる…。彼も幸せにしてあげてほしいです。
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う~ん。あらすじに惹かれて購入したんですけど、私の知った段階のあらすじとは微妙に違っていたみたいです。単身で・・・・。なんて単語が本のあらすじには入っていたんですね。仕事は出来るし、上司としては文句はないんだろうけど、なんか恋愛面でははっきりしないというか逃避してる感じで好みのキャラではなかったです。この中で一番良かったのは当て馬的存在だった竹本だけだったんじゃないだろうか! 彼はチャラい見た目にそぐわず真剣で優しいし、引き際も心得ていてすごくいい感じでした。何よりあの女はいらない!
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恋愛感情を示してきた相手に対して戸惑いながらフェードアウトする。
いい歳をした課長がなにやってるんだと。
充彦に対して、課長に対して、竹本に対して、ついでに小峰に対して
イラっとしながらも、
戸惑いが変化していくのを丁寧に読んだ。
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上司である須藤に密かに想いを寄せている綿貫。
須藤は既婚者で単身赴任している30歳で課長になった超エリート。容姿もスタイルも上等な男、だ。
大阪に妻を残し本社に勤務している彼は女子社員からも熱い視線が集まっている。
会社で須藤に会える、言葉を交わせるだけで嬉しいと感じていた綿貫だった。
小峰という狙った獲物は絶対落とすと豪語する女子社員が盛んに須藤にアプローチを掛けるが知ってか知らずか須藤は気に留めていない。
そういう綿貫も女子達の間では「綺麗すぎて近寄りがたい」とか「観賞用の男」とか言われているのだが。
そんな綿貫が小峰に言いよられて困っている須藤を助けた事から二人の距離は縮まっていくのですが。。。
全体的にお話がぬるい様な、これと言って心に残る内容が思い出せませんでした。
麻々原さんの絵が麗しくて何より、でした☆
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攻めに全く魅力が感じられなかったな。
なんか、最後も結局相手に投げる・・みたいな感じだし。
なんで、あれに惚れるかな・・
竹本くんのがずっといい男だよ。
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いつもの上品で麗しい浮世離れしたストーリーとは趣を変えて、リーマンもの。大手商社の上司と部下のお話です。リーマンものは手軽に見えて実はかなり手ごわいジャンルだと思いますよ。地味で身近な設定はごまかしがきかないので。893モノとはちがってド派手なシーンが描けるわけでもなく、少しの違和感でBLファンタジーが嘘くさくなってしまっていきなり正気?に戻ってしまったり。
そういうわけで、全体的には悪くなかったのに、読んでいる途中ところどころでひっかかりがあり興をそがれること度々でした。充彦の須藤に対するかなわぬ想いには理解できて切なくなったんですが…
しかし、いきなりそのタイミングで告る?と思ったり。小峰も同性から見てありえないほどイヤな女だったけど、その小料理屋を知っていた充彦にもちょっと引いた。
須藤はモテて仕事もできるイイ男なんだろうけど、その魅力もうすぼんやりとしかわからない。
須藤が充彦を好きになった理由も今ひとつ説得力が無いように感じてしまった。
なぜこんなにモヤモヤしてるかというと、竹本です。充彦どうしてあんなステキな男を取らずに、ノンケの須藤を選んだんでしょうか?わかりません。竹本の方が優しくて誠実で魅力的です。竹本とくっついて欲しかった。そして、遅れてなびいてきた須藤をむちゃくちゃ失望&撃沈させたかった…ノンケと遠距離恋愛するより竹本と愛を育む方がよほど先が明るいんじゃないかと思います。
切ない片想いで終始したらよかったのに。それか、須藤の傲岸不遜な超絶エロ?とまではいかなくても強力な性的魅力が見えていたら、それでもババを引いた充彦の気持ちに共感できたかも。
Hシーンもそれなり。今ひとつもの足りなさが。
ちょっとしたことで引っかかると、興醒めしてしまうのがBLの恐いところなんです。
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攻め:須藤斎
受け:綿貫充彦
ゲイの充彦は課長である須藤を心密かに思っている。ある日社外で会った事でプライベートでも会うようになり、須藤はただ自分を部下として可愛がっているだけだと思っていてもつい期待しそうになり…。
あとがきで「感情の流れを少しずつ追いかけてい」く恋愛が書きたかったと遠野先生が言われているとおり、纏まるまで焦れました。
変な女の部下に攻めが迫られ変な噂にまでなって、二人の感情よりそっちが最初は花が大きかった。そして打ち明けたものの、須藤は充彦をそんな目では見られず今までの友人としての関係すら無くなって。
しかも後半三分の二も過ぎた頃に新たに受けを好きになるキャラが登場したり、ちょっとどうなのかなと思いました。
充彦は控えめなのか大胆なのかよく分からない。嫌われないようにと思っていながら告白したり、これ以上嫌われたくないと思っていながら、いきなりキスしてみたり。
須藤にしてみれば、当て馬が現れた事が自分の気持ちを知ったきっかけにはなったと思うけれど、当て馬出現にはちょっと唐突さを感じました。
それと竹本が充彦の気持ちを知って去っていくなんて、展開が都合が良すぎたのがどうかなと思いました。
まあ、でも遠野先生らしかったかな。
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とにかくあの女子キャラにムカついた。
あれが起爆剤なんだろうが、とにかく嫌w
そしてあて馬というにはあまりにいいヤツすぎる竹本に情が移るという。
『もう【オトナ】な上司はどうでもいいじゃん!竹本にしなよ竹本に!』→あげく引き際まで綺麗!→んもうっ!逃がした竹本は大きいぞ!wwww
などと思いつつ読み終えました。
上司?? んまぁ仕事はできるし大人だったけれど恋愛はまるでお子様だったのねと。絶対竹本の方g・・・wwwww