紙の本
「神去なあなあ」の続編。さらにパワーアップ
2023/04/08 14:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
山奥に無理やりに送られ、山仕事を嫌々していた主人公も、だんだん慣れてきて、周りの人々とも仲良くなって、それぞれの思いや悩みなど見えてきた。
けれども、やっぱり、毎日は都会の常識から離れたある意味で刺激的な田舎暮らし。
主人公の成長ぶりもうかがえる。
紙の本
しんみり沁みる。
2017/11/14 14:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作とは違い、ドタバタ感がなくなり、その分人情話と昔話が入り交じっています。
勇気君もすっかり林業に慣れてきて、村の慣習に興味をもってしているのが楽しいです。気になる直紀さんとの恋路です。
紙の本
番外編的続編
2017/10/20 19:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の番外編的続編。神去村の歴史やクリスマスパーティ、勇気君の恋物語の進展などとてもおもしろかったです。続編、出ないかなぁ?
紙の本
ご老人の暗躍
2015/03/22 05:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作ほどの勢いも濃さもないが、神去村の起源や個性的すぎる村人の思い出話など比較的なあなあしていた今作でした。言っちゃあ悪いけど元気溌剌なご老人(とは決して言えない)の活躍(暗躍)には目を疑いました笑。ヨキとみきさんのなれ初め、繁ばあちゃんに三郎じいさんの恋愛学、そしてなんと蛇神様と村の娘との純粋な愛。それに比べてへたれ勇気とツンデレ直紀さんの読んでてどうしようもないような恋の行方は如何に。なあなあ見守りましょうか。
紙の本
林業の未来
2015/11/21 16:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
神去は、三重県の美杉村にヒントを得たと聞いている。都会からやってきた、あまり出来のよろしくない青年が、林業の魅力にはまっていく。三浦さんの作品は、取材が綿密で、だからリアリティに富み、外れが無い。個人的には文楽をモチーフにした連作ミステリ「仏果を得ず」が気に入っているが、本作も読みごたえを感じた一冊。
投稿元:
レビューを見る
「神去なあなあ日常」の続編。
前作では携帯も通じない神去村に放り込まれ、慣れない環境と林業に右往左往する勇気もすっかり神去村に慣れてきていたようだ。
しかしいくら山奥だとしても、山太がクリスマスを良く知らなかったのには驚いたが、大人たちの愛情と山太の純朴さが良い。
今後の神去村の人々もだが、なんといっても勇気の恋の行方も気になるところ。次作が楽しみだ。
投稿元:
レビューを見る
ビバ!ビバ!林業!!w いやー、ヨキも勇気もいい!そんで、山太も可愛い!けど、やっぱ清一さんやわ♪ クリスマスツリーに、赤松てなあ?ww あ、あとは繁ばあちゃんやな♪めっちゃお茶目で可愛い♪♪ あー、もっと、もっと読みたいよう~~!!!
投稿元:
レビューを見る
最近このような軽い語り口調の文体が苦手になりつつある。うう。
他の方のレビューに寄ると、どうやら前回より増している模様(自分の記憶にはナイ)。
それが気になりすぎて、全然楽しめなかった。うう。
投稿元:
レビューを見る
勇気と直紀さんの恋、神去村の過去さ遭難事件を中心に前作の続きが描かれていて、改めてこの村に行きたくなった(笑)
神去だけじゃなくていろいろな三浦さんの作品の続編がみたい(^^)
投稿元:
レビューを見る
全く予想もしていなかった三浦しをん「神去なあなあ」の続編が出たのでビックリするやら嬉しいやら。まさかこの日本初の「林業」小説がシリーズになると期待していなかったし、三浦しをんの唯一のシリーズものと言えばお笑い「まほろ駅前」シリーズだけだと思っていたので年末を前に望外のプレゼントだ。
と、言うわけで買ってから即読破。舞台は三重県の奥深くの山に囲まれた神去村だ。前作では家族に騙されて林業見習いに出された平野勇気が神去村で仕事を学ぶ経緯が描かれる。そして諏訪の御柱祭を彷彿とさせる祭の場面では現実と幻想が一体化したような形でクライマックスが描かれていたのでちょっとばかりファンタジー系の香りもやや交えたものだったが、其処で好き嫌いが分かれるという感じであった。
本作でも自然を相手にする仕事と云うことで当然のごとく自然を敬う気持ちや何気ない信仰心というものが物語の随所にも出てはくるものの、決してファンタジーでは無い。勇気も村での生活が一年を越え、晴れて正社員に採用されたと言うわけでは無かろうが、神去村の日常生活に根差したというか地に足を付けた形で描かれており「林業物語」から林業を背景にした「青春物語」という形に変貌を遂げより魅力的な小説になっている気がする。
そしてそれ以上に勇気の周りの登場人物が勝手に動き出したとでも言いたくなるような活躍を始めた感が強い。勇気が居候する林業の先輩ヨギの繁ばあちゃんは特筆物だ。足も歯も悪いと言いながら地獄耳でなぜか勇気のPCのパスワードまで破って中の日記を読んだりするキャラクターが良い。勿論、がさつで愛すべきキャラクターのヨギも思う存分に暴れ回っているし、それ以外の登場人物も個性的な性格で本当に良い味が出ている。
三浦しをんの最大のウリは男性描写・男性の会話を書かせても男の作家以上に言い回しが自然で上手い。山の仕事に携わる汗臭い男達を描かせても全く違和感を感じさせない上に口調には巧みなユーモアも混ぜ込んでいるのだから「まほろ駅前」のお笑い度数を超えそうな絶賛お勧め本になっている。こうなったら是が非で神去のシリーズ化をお願いしたいものだ。
一方で、林業で飯が食えるのか、生活として成り立つのか、小説として無理があるのでは無いか?というのは最もな疑問ではあるが「日本の林業を立て直す-速水林業の挑戦」(速水亨、日経新聞社、2012/08)を読むと本当にあるのだ。家業として林業を継いで村人を雇用し(ナント東大卒も居る!)百年単位で仕事の成果を考えている商売だ。「神去なあなあ」を読んでいるとこの速水林業が舞台ではないかとまで勝手に想像してしまうのだが、こちらも併せて読んでもらうと嬉しい。三浦しをんが勝手に創作した世界ではないことが分かるであろう。
投稿元:
レビューを見る
日常の続編。
勇気のストレートさ、成長振りに笑いながらもジンときちゃう。
夜話だけに日常とは違った面が垣間見れるのもいい。
なあなあなんだけど、そこにちゃんと鎮座した核があるから信じていかれる。
投稿元:
レビューを見る
〈内容〉辞書作りや、林業など地味な仕事を面白い小説に仕立てる天才・三浦しをんがふたたび神去村の日々を描く。 林業お仕事小説!
投稿元:
レビューを見る
うーん、ちょっと急ぎ仕事かな。
少し残念な気がします。
前作がとても良い作品で期待が大きすぎたのかもしれませんが、物足りなさを感じました。
作品を世に出すのは大変ですね。
ちなみにお婆ちゃんは何者?
投稿元:
レビューを見る
神去なあなあ日常の続編。
日々の何気ない暮らしこそが幸せなんだと改めて思わせられる…。
サクサク読めて、最後に心がふわっと温かくなる、素敵な物語。
投稿元:
レビューを見る
三重の山間の村で林業に就いた男の子のお話の第二弾。今回は彼の成長とともに、村の恋愛事情、歴史、日々の出来事などが描かれる。
人と人とのつながりや絆、圧倒的な自然の力や美しさに敬意や恐れをいだきながら営まれる日常の暮らし…その土地に根ざした生活…が、ユーモアたっぷりにイキイキと綴られていて、面白かった。
首都圏で生まれ育った私は、主人公に同調しながら読んでいる。実際にこういう暮らしを送っている人達がいるのか…正直、この話がどこまでリアリティがあるのかよくわからないが、不便さや人間関係で少し窮屈さを感じたりしつつも、温かくてのんびりした村での生活はたいへん魅力的に思える。
古来からの日本の集落の在り方、日本人の生き方を考えさせてもらえると同時に、自分もこういう村に住んでみたいと思わせてもらえる、ガイドブックのような本だと思う。