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なぜ彼はもてるのか?
2015/08/25 10:56
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
MMORPG「ゼクスヴェルトオンライン」で性別を偽り、リエルと名乗ってプレイしていた鷺宮慧太は、一人を除いて女性ばかりのギルドに所属していた。そのオフ会で、唯一の男性キャラである騎士様と勘違いされ、なぜかその騎士様も姿を見せず、逆にアカウントを譲り渡たされることになってしまった。
他のメンバーに真相を告げることも出来ず、騎士様に扮することでゲームを続けることになる慧太だが、なぜかオンラインで、そしてオフラインでも、彼女たちが妙に好意を向けてきて…。
本来はストーリーがきちんとあるのだけれど、それをあえて無視して、表層的な事象だけを寄せ集めた感じの作品になっている。表層的な事象とは何かといえば、バーチャルで、そしてリアルで、慧太がもてまくること。その相手は妹だったり、お嬢さま女子高生だったり、同級生だったり、16歳主婦だったりする。
しかし、慧太自身が困惑しているのを表すように、表層的事象だけを寄せ集めたので、なぜ彼女たちが彼に好意を示すのかは、バーチャルでも、リアルでも語られない。それは彼女たちの心の中だけの秘密なのだ。
ゆえにこの作品を面白いと思えるかどうかは、ハーレム系ラブコメの現象だけを見てオイシイと思えるかどうかにかかっているといえる。いくらラブコメとはいえ、その背景や経緯が語られないのならば萌えられないという人は、次巻以降でそれが語られるのを待つしかないだろう。
こうなってしまったのは、前作「白衣の元繰術士と黒銀の枢機都市」が売れなかったせいなのだろうか?でも、ヤケで書いたにしては、それぞれのエピソードごとにはまとまっている作品だと思う。それだけに何かもったいない。
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