投稿元:
レビューを見る
薄闇の中、進むストーリー。結局装ったまま、終わるストーリーさえ、伏線に思える。幼なじみの輔とのエピソードが、自分の幼少期と重なって感慨深かった。そして美花。。こんな悪女とは一生出会いたいたくないもんだ。
まほろは読んだが、普通という印象でしばらく遠ざかっていたが、
久々に久々に合うであろう作家と出会えた。
投稿元:
レビューを見る
最近三浦しをんにハマってます。
「暴力はやってくるのではない。帰ってくるのだ」
暴力の描写は多くはないのだけど、それでも果てしなく暗い気持ちにさせられました。「闇」を増やした信之はこれからどうなるんだろう。最後がちょっとあっけなかったかな。
投稿元:
レビューを見る
暴力は「帰ってくる」という言葉にいろんな思いを感じる。暴力を突き動かす女の思いそのものもまた暴力なのである。
投稿元:
レビューを見る
2013年10月から2014年3月20日までに読了した本。
この期間、読書メモをさぼっておりました。
信之、輔、美花、島、津波
投稿元:
レビューを見る
さすが三浦しをん。早く続きが知りたくて、あっという間に読んでしまった。
しをんさんは輔が好きらしいと聞いて、あぁやっぱりと思った。ふらっとしてるようでいて真っ直ぐな人がよくほかの物語にでてきていたから。
愛と呼べなくても、その人が自分にとって大切だということが事実であれば、それを守るために奮闘できる。信之も美花も南美子も結局自分が一番自分のことを可愛がりたい人なんだと思う。輔は極端に愛されなかったからこそ自分のことは別に可愛くなかったけど。大切なものがたしかに存在するってことがいかに大きな希望なのか、わかる。
投稿元:
レビューを見る
重い。
暗い。
辛い。
切ない。
後ろ向きな感想しか持てなかった…
生き残った人たちには、強く、正しく、生きていってほしい。
てもこれは、震災を外から見てた人の綺麗事でしかないのかな。
投稿元:
レビューを見る
光
このお話の中に光はあったのか?
2週間も失踪して元の職場に戻れるのかな?
抽象的なことから現実的なことまで謎…
人は最後にすがるものが何なのか
極限でその人の本性はむき出し。
幸せなのかな?とも思うけれど、
隠すことを、装うことを選んでよしとするなら
それもあり。
投稿元:
レビューを見る
海へ至る道は白く輝いている。…という出だしからは程遠く、愛憎渦巻く内容だった。
美浜島に暮らす信之と見花と輔は、ある夜津波に遭い家族や家など全てを失ってしまう。美浜島での生活を隠しながら、それぞれは暮らすが、津波後のある事件を告発されそうになった彼らは…
ある歪んだ愛たちは、歪んだ結果として自分に帰ってくるのだろう。この表現法は三浦氏にしかできないのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
「暴力はやってくるのではない。帰ってくるのだ。」
この帯に書いてあった言葉が気になり読んでみました。
話はとても暗いし、切ない。
ある意味で、「光」というタイトルをつけたのもうなずける。
投稿元:
レビューを見る
「暴力はやってくるのではない。帰ってくるのだ」
今まで読んだ作者の作品に無かった暗い、ある意味救いのない小説。
光が強ければその分影も濃く強くなる。私には理解し難いが、輔も信之も純粋に愛情を持っていたんだろうな、常軌を逸するほどに。それはある種の宗教の信者にも似ているようだ。
かつて津波によって破壊尽くされた島が緑に包まれ、穏やかな海からそれを見つめるラストに、幸せそうに見える人の心の闇をみる。
それにしても椿ちゃんの今後の人生が心配です。
投稿元:
レビューを見る
「風が強く吹いている」のあとがきにこの作品とは対照的に絶望的な物語としてあげられていた「光」
冒頭のシーンから生々しすぎて、目をそらしたくなることばかりだけど、でもなんとなく先が気になって、気になるからどんどん読めた。
最後の最後まで希望もなく、嫌なことばかりが続く。最後まで読んで疲れた。
投稿元:
レビューを見る
いろんな人の、いろんな過去…
過去って、自分では忘れるって方法でしか消せれないもの…
忘れられない過去は、決して消せない…
そんなことを考えさせられる本だった。
投稿元:
レビューを見る
出てくる登場人物、みんなに共感できなかった。
どうしてそうなるのか、分からないことだらけ。
でも、貪るように読んだ。
投稿元:
レビューを見る
島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の夜、信之は美花を守るため、ある罪を犯し、それは二人だけの秘密になった。それから二十年。妻子とともに暮らしている信之の前に輔が現れ、過去の事件の真相を仄めかす。信之は、美花を守ろうとするが-。渾身の長編小説。
投稿元:
レビューを見る
津波に襲われた美浜島出身の3人の心の闇。ラブコメ的なお仕事シリーズの作家という印象があったので、こんな暗い小説を書いていたのだと意外な感じ。善意に満ちた周辺人物と救いのない閉塞感に満ちた主人公たちの対比。