- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
いつまでも迷ってはいられない
2012/02/26 21:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
栃木から上京した蕪木大空夢は、群馬帝国のお嬢さま・森泉いばらと彼氏彼女の関係になった。だが、大空夢と同居するクラスメイト・猫屋敷有楽美は、彼女自身が初めて手に入れた居場所を守る為にも、それまでの消極性を捨てて、積極的に自分を主張するようになった。大空夢はそれも捨てられない。
だけど現実にはハーレム展開なんて有り得ない。二人の女が対峙すればもはや雌雄を決するのみ。そんな感じで、タワーマンションでも、学校でも大空夢を巡る争いを繰り広げるのだが、大空夢のヤンキー疑惑は確定となり、ついには風紀委員長・冷泉院冴子が乗り込んでくることとなった。
しかし、冷泉院冴子の本当の狙いは、猫屋敷うらみを自分の妹にすること。散歩部の活動にも割り込んできて、遡れば五摂家に行き着くという冷泉院家の歴史と知識を利用して、散歩部を自分のものにしてしまう。
おさまらないのはお嬢さまのプライドが高い森泉いばら。東京の名家のお嬢さまに対する群馬コンプレックスを刺激され、何かにつけて張り合う。一方、うらみも、関係を安定化させるために大空夢がうらみに兄妹になろうと提案した時から、強気な性格が引っ込み、元の弱気な性格に戻りつつあった。
冷泉院冴子を加えることで百合展開も考慮に入れつつ、しかしラブコメにありがちなハーレム展開に導きながら、それで落ち着くことは断固として否定するという、女性的な構成になっている。また、前巻で性格が一変したうらみに揺り戻しを起こすことで、展開に幅を持たせている。
いずれどこかできっちりと選ばなければいけない。そのときは間近に迫っている。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |