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紙の本
都会の中でも楽しく植物観察。
2017/01/29 16:52
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
通勤電車の中で読んだら、降りたときから自然に眼が植物を探してしまう。そんな楽しみをくれる一冊。
「雑草」の定義や地名との関係など、さまざまな話が混じっているけれど、どれも都会で植物と親しむ方法を教えてくれる。それも「鉢植え」や「庭木」ではなく、自然に生えている植物で。
「鉄道が雑草の種子が広がるのを助けている」話の所に「電車が通過する時の風はかなり強い。この風が種子を飛ばす」というのもホームに立っていたりすればなおさら実感として「納得」できるだろう。
毎日通る道を定点観測して変化を楽しむのも確かに一つの楽しみ方にできそうだ。古い家が壊されて駐車場になる間のわずかな時間にも生えてくる草がある。どんな草がそういう時に見られるのかもある程度決まっているというのも知ってみれば「なるほど」だ。
第一章の最後に紹介されている「鉢に土だけ入れて何が生えてくるかを待つ」という楽しみ方もやってみたいとおもった。タネが購入した土に入っていたのかもしれないし、風で飛んできたのかもしれない。名前を調べるのも良いだろうし、ただ成長を観察するのもよし。
どれも、電車の中などで読んでも一区切り読めるぐらいの長さなのも良い。文章を助けるようにはさまれている白黒の線画が、もう少しあれば、というところだけが残念。「ういう形状だから刈られてもすぐ生える」などには一寸絵があるともっとよかったのにと思う。
紙の本
雑草は面白い!
2012/08/20 20:38
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
初夏の頃、道端にオレンジ色の花を咲かせている雑草が目につきました。調べると、「ナガミヒナゲシ」という帰化植物でした。その他にもきれいな花を咲かせている雑草が結構あることに気づき、雑草に注目していました。そんな中、本書を衝動買いし、一気に読み終わったところです。
内容としては、「雑草学」という学問があること、たくましいと評される雑草は実は「植物界の弱者」であること、江戸時代にはタンポポは園芸の対象だったこと、社会問題にもなったセイタカアワダチソウが衰退した原因は自分の毒だったこと、雑草をなくす唯一の方法は雑草を取らないこと、等々雑草に関連した話題で満載です。
ただ、ところどころで、雑草の多様な生態を人生訓に転化しているのですが、はっきり言って余計でした。自己啓発本にまかせ、雑草ウオッチをいかに楽しむかに徹するべきです。また、雑草の挿絵が少なく、名前だけではわかりません。もう少し読者のことを考えてもらいたいものです。
全体としては、面白い内容です。本書を読むと、通勤の途中等、思わず雑草を捜してしまうかもしれません。
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