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サイバー犯罪に対して法整備は追いつかない。企業が発行するポイントは交換サイトで銀行を通過せずとも海外に運び出される。このような仮想の通貨が実社会に進出し、情報を駆使できる人間たちの悪巧みをどんどん先鋭化させる。ITを利用した消費者に便利な事々も、裏を返せば新手の金の抜け道になる。うかうかしてられない世の中です。
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普段読まないジャンルだけど、面白かった。
電子マネーとかポイントとかリアリティがあって
現実の世界にもありそうでちょっと怖い。
ただ小説としては登場人物があまり魅力的ではなかったな。
再読
読める本なのだけど、読後は心に響く余韻がなかった。本棚がいっぱいになってきたので人に譲ります。
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電子マネー、ポイントを使ったマネーロンダリングがテーマの小説。ディテールはよい。未消化なエピソードが多く、小説としては今ひとつかも。(あらすじなど)消費者金融のやり手店長であった椎名は会社が銀行に乗っ取られ、失職。もとゲームプログラマの城所、将棋クラブオーナーの香子と組んで、オンライン将棋サイトを立ち上げる。サイトの本当の目的は、加入者にアイテムを売り、それをポイントにして海外のポイントサイトと交換、換金することにあった。富裕層のカネを海外に移すことで手数料を稼ぐことに成功するが、これに目をつけた経済ヤクザにつきまとわれる。。。
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銀行、サラ金、テレビ局、アナウンサー、将棋クラブ、近代○クザ、秘密兵器、ドラえ○ん、様々な要素が絡み合って、面白かったです。
家族を養う為に選んだ再就職先、親族の無理解、津波、法律の穴、悪であっても、裁かれない悪、妙にリアルでやるせないです。
この妙なリアルさが相場さんの持ち味ですかね。
参考文献に「ハチワン○イバー」が入っていて嬉しかったです。
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要素を詰め込みすぎだから、面白そうなのに散漫な印象。地震、電子マネー、中国の兵器、暴力団。絞って深堀してください。
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○新潟県出身で、時事通信で記者をしていた相場氏の著作。
○電子マネー、ショッピングポイントといった、擬似通貨について、法整備の不備を突きつつ、周囲に渦巻く利害関係に鋭く切り込んだ作品。
○テーマ設定が斬新で、他の作品同様、フィクション・ノンフィクションの間が極めて近く、著者の徹底した取材の痕跡を伺わせる。
○複数の業界の内部情報についても丁寧に書かれており、とても興味深く、引き込まれる。一方、登場人物の場面展開が頻繁に行われるため、臨場感はあるものの、読んでいて少々疲れる。
○複線の張り方がちょっと見え見えな感じがするのがやや残念。
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経済小説としては重厚さに欠けるが、ポイントシステムに視点を置いた小説は初めてで、興味深かった。現実にもポイントを換金できるポイントカードはあるのかな?
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企業などが発行するポイントカードのポイントや、航空会社のマイルが普及した現代でそのポイントやマイルが換金されることで通貨と同等のものになってきているということを題材にした経済ミステリー。
設定や着眼点は面白かったが、ラストはちょっと尻切れトンボ的な感じがした。
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企業が発行する「ポイント」、無法地帯である電子マネーを活用して一獲千金を狙う主人公、取材をすすめるジャーナリスト。2008年刊行の作品であるが、古さを感じさせず面白かった。
(図書館)