魔王と誓いの口づけ みんなのレビュー

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

「駄目ッ子インキュバス」のスピンオフ
騒がしく引っかき回していた魔王の３男のネロリの話
前作のクライブも登場しますけれど問題なしと思うので
スピンオフですが、前作読んでなくても読めます。
でも、読んでおくとネロリの気持ちがより鮮明になってくるのではとも思います。

魔王の三男で第三王位継承権を持っていたネロリが
ひょんなことから王位を引き継ぐことになったところから物語が始まる。
いままで好き勝手していた第三王子が王になることに加えて
王になるためには・・・の理由で不穏なことが起きるのは必須事項

でも物語の中心はそれよりも従者（専従執事）であるティエンとのこと
今現在ティエンは好きだけれど
「これから千年万年ずっと好きでいられるとは思えない」
永遠とも言える時の中、
ティエンをずっと好きで居られるか
ティエンより好きな人ができるかも
ずっと好きでいる自分を信じられない
なので約束ができない。
だから、永遠の約束をしたクライブに対してもあきれていたりするのだ。
でも、自分がずっと与えられていたものを一回失うことにより
ティエンを守ることも出来ず失うってことにいたり、
自分の傲慢さや愚かしさ臆病さ故に失うことになることを悟って
本当の気持ちを思いを知るのだ。

前作同様、長い「時」を生きる悪魔だからこその物語です。

魔王はなぜこのタイミングで王位継承したのか
長男は本当にうっかり行ってしまったのか、
次男のどうしてっていうかどうやって駆け落ちしたのか、
等々気になる事項を残しての終わりとなりました。

☆3.5

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投稿者：沢田　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「駄目っ子インキュバス」が全然受け付けられなかったのですが、こちらは大丈夫でした。
長い時間を持て余し、なんでも飄々とするネロリが、ティエンが傷つくことによって、自分の気持ちに気づくところではじわっと涙腺が…。
ティエンの健気さもかわいらしくてお気に入り。

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投稿者：沢田　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かった！
反対派の容赦ない妨害の中、無事父の魔力を引き継げるか…？という話。
ネロリが飄々とした放蕩息子のようで、実はしっかり魔王の器。
「ティエンがいなかったら俺の世界終わっちゃうよ」ってこの設定この展開ではすごく嵌ってたセリフで良いですね！
あと受けのティエンも、大変いいツンデレで可愛かったです。