投稿元:
レビューを見る
数学文章とあるが、論文にも適用できる文章術。内容自身も簡潔に書かれており、文章の良い例悪い例と比較して、大変わかりやすく書かれていた。卒論生などには特にお勧め。
投稿元:
レビューを見る
人に何かを伝える文章を書くときに必要なことが、シンプルにまとめられている。数学に限らず、ぜひともお勧め。
投稿元:
レビューを見る
「読者のことを考える」とは、よく言われるが、どのように考えればよいのかが具体的に書かれている。
変数の説明や数式混じりの文章の書き方について、細かに丁寧に述べられている。『理科系の作文技術』は定番だが、「数学的な文章の書き方」にまでは踏み入っていなかったはず。合わせて読むのが良いと思う。
理系なら少なからず数式を書く機会がある。
広く読まれるべき。
論文を書くときには、手元に置いて推敲したい。
投稿元:
レビューを見る
海保 他『ユーザ・読み手の心をつかむ マニュアルの書き方』を思い出す内容でした。(認知心理学の文書作成への応用?)
投稿元:
レビューを見る
本書はわかりやすい文章書く方法がかいてあります。特に数式を含んでいる場合に視点が置かれています。
けれども、文章書く人々に役に立つと思います。それだけでなく、誰かに伝えたいことがある人に読んで欲しい一冊です。
本書は一貫して、「読者のことを考える」ことを伝えています。どんなときでも読者のことを考えます。
* 読者のことを考えて、言葉を選びます。
* 読者のことを考えて、順序立てします。
* 読者のことを考えて、例を作ります。
* 読者のことを考えて、問いかけをします。
迷ったときは読者のことを考えることが道標です。
本書からは本当に読者のことを考えていることがたくさん伝わってきます。
相手のことを考えてるのは数学文章をかくときだけでしょうか。違います。
いつだってなんだって相手に伝えたいことがあるときは、相手の立場で考えなければなりません。
もちろん文章を書き慣れていない方は書くことから気楽に始めていきましょう。書かないとなにも伝えられません。そこから一歩踏み出したくなったら本書に会いにいきましょう。
投稿元:
レビューを見る
文章讀本のような本が好きで、2005年5月にmixiで日記を書き始めてからだけでも、『理解する技術』、『大人のための文章教室』、『みる わかる 伝える』、『大人のための文章道場』、『文章の書き方』、『わかりやすく〈伝える〉技術』、『知的な科学・技術文章の書き方』、『日本語作文術』、『SEを極める 仕事に役立つ文章作成術』、『文章添削トレーニング』、『翻訳夜話』、『伝わる!文章力が豊かになる本』を読みました。
ブログにも良いのがたくさんあるのですが、なかでも、山本和彦さんの「正確な文章の書き方」(http://www.mew.org/~kazu/doc/japanese.html)、そして、本書の著者、結城浩さんの「文章を書く心がけ」(http://www.hyuki.com/writing/writing.html)が大のお気に入りでした。
★★★
本書は、ものすごく分かりやすい数学解説小説=『数学ガール』で有名な著者が、数式や数学用語を用いた文章を書く際の注意事項をまとめた本です。
Twitterでは、「『数学文章作法』スルスルと、読み易すぎて、引っ掛かりがないよー。息抜きコラムとかあったらさらによかったのに。」とか、「でも、たまーに本当かなぁと怪しい例があったりして、それを楽しんでます。102ページの改善例とかね。」と、ちょっとマイナス面を書きましたが、懇切丁寧に書かれていてとても分かりやすく良い本です。
こんな文章讀本好きな私でも、「列挙の順序を入れ替えてもかまわないときには,列挙の区切りにはナカグロ(・)を使います.順序を入れ替えないときには、読点(、)やカンマ(,)を使います.」といった新しい発見(忘れていただけの可能性も高いけど(笑))がいくつかありました。
本書を読み終わった後に、是非、目次をじっくり読みなおしてみてください。
そして、目次の中に「これって何だっけ?」っていう項を発見したら本文を読み直すといいですよー。
おすすめっ。
投稿元:
レビューを見る
『Software Design』5月号の特集、お勧め書籍で『理科系の作文技術』が二回紹介されていたが、この本も併せて読むべき
投稿元:
レビューを見る
プログラミングの入門書を多数執筆されている著者による,数学の文章を書くときに気をつけることをまとめた本.
著者のいいたいことはただひとつ
「読者のことを考える」
これは数学に限らずHPでも説明書でもパワーポイントでも,ほとんどすべての書き事にとってもっとも大切なことだと,改めて思いました.
粒度を揃える/語尾を揃える/語句を統一する/二重否定を避ける/順序,階層は一方通行に/メタ情報与える/適切な例示を/問いと答えの呼応
などなど
正に「神は細部に宿る」という丁寧さです.
著者の本,『数学ガール』にもでてくる次の言葉も大変によいなと感じ入るところです.
「例示は理解の試金石」
一部の小説などのように,文章そのものが目的なものもありますが
ほとんどの文章とは「誰かに何かを伝える」ために書かれているはずです.
「読者のことを考える」の原則は文章をかく上で常に最も大切な原則となるはずです.
数学に関係なくすべてのひとにオススメです.
投稿元:
レビューを見る
テクニカルライティングに必要とされることが網羅され、しかも簡潔にして、読みやすい。例はタイトル通り数学の問題が多いのだが、下手な例文より、よっぽどわかりやすいです。
テクニカルライティングの本は読んでて面白いものは殆ど無いのですが、これはテクニカルライティングの本として、テクニカルライティングに興味の無い人に勧められるレベル。
斎藤美奈子の『文章読本さんへ』とあわせて読むと、またいいかも。
投稿元:
レビューを見る
正確で読みやすい文章を書くには?をテーマにした本。タイトルでは数学文章作法となっているが、数学に限らず、文章を書くことがある人には役立つと思う。文章作成技術も大切だが、読者の立場に立って文章を書く大切さを学ぶことができた。
投稿元:
レビューを見る
読了。今年30冊目。
数学にまつわる文章の書き方、考え方を説明しています。一貫して「読者のことを考えて書く」ことが強調されています。その点では、数学書に限定した話ではなく文章を書くこと全般に成り立つので物書きしたい人にはオススメの本です。
投稿元:
レビューを見る
「はじめに」に書かれている通り、数学そのものを学ぶ本ではなく、伝えたいことを正確で読みやすい文章にすることを学ぶ本。
既知の文章作法(ぶんしょうさくほう)も多いとは思いますが、改めて読んでみると納得できるという内容がちりばめられているものと思います。
投稿元:
レビューを見る
著者が数学ガールの人らしい、というくらいしかわかっていないのだが・・・、数学の本というよりも、論理的に整理された文章をかくコツのような感じの本。目次の並べ方とか。
電車で読むには良いと思われる。
投稿元:
レビューを見る
題名に「数学」とついているが、どんな文章を書く際にも常に意識しておきたいエッセンスがたくさん含まれている。ぜひ常に手元に置いておきたい一冊。
投稿元:
レビューを見る
書いていることは当たり前。ただ、その当たり前な事を書くために忘れがち、手を抜きがちな所を改めて思い知らされる本。やっぱり結城先生の本は読みやすい。薄い文庫だけど辛い人には最後の8章を読むだけでもよいかも。