ディーヴァーの音楽愛、炸裂。
2016/03/27 09:28
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
CBI捜査官キャサリン・ダンスシリーズの3作目。
よく考えたらCBI(カリフォルニア州捜査局)って『メンタリスト』で最初にジェーンがコンサルタントに入ったところじゃないか、と今更ながらに気づきました。 結構、組織とかあまり気にせず読んでるな、と気づかされる。
原題は“XO”。 キス&ハグを意味する記号。
「XOXO ゴシップガール」の意味がわかったわ!
カントリー界の若きスター、ケイリー・タウンにつきまとうストーカーがいると知り、休暇中ながら力になろうとするキャサリン。 しかしケイリーの関係者から死者が出て、しかしそのストーカーが犯人であるという証拠がない。 厳重な警戒のもと、それでも事件は続き・・・という話。
リンカーン・ライムも途中でゲスト出演するし、ファンサービス満載でありつつも著者の音楽への愛情やこだわりが書かせた一作なのかなぁ、という気がする(思う存分、蘊蓄が語れるぞ、みたいな)。
勿論ディーヴァーといえば、のどんでん返しもありますが、だんだん慣れてきちゃった・・・根拠はなくてもこの人あやしいなぁ、とか、この人あぶないなぁ、とかわかってきてしまう悲しさ、というか。
『ボーン・コレクター』のときのようなドキドキを求めるには、もう私はスレすぎた読者なのかも・・・と思いつつ、引き続きリンカーン・ライムシリーズの『ゴースト・スナイパー』にも手をつけはじめてしまってますが。(2016年1月読了)
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さすがジェフリー・ディーヴァー。
最後までどきどきさせてくれる。
ケイリーのストーカーエドウィンは、本当に殺人者なのか。
形勢二転三転。
ケイリーの周囲の人にも魔の手が伸びていく。
休暇旅行中のキャサリン・ダンス。
アウェイの地で最初は現地の警察とぎくしゃくして一苦労。
後半、あの人も登場で嬉しい驚き。
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いやあ、やはりディーバー。どんでん返しの連続。しかし、先がうっすら見えてくるのもあるから、まあ満点では無いな。話の内容としては良くできているね。人間模様がうまく書かれていて、内容としては良いわ。 ダンスの恋人のジョンが遠くに行ってしまうこと、長年の相棒のニールの離婚でダンスに向かって暗黙の求愛。最後にうまく究極の選択を迫るところなど。 またリンカーンとアメリアが出てくるなんて、サービスも心憎い。ストーカーの心理とキネシクスのダンスとの究極の心理戦。人間の心理はわからないものですね。 自分なんか直ぐわかっちゃうけど、非常にわかりやすい人間だから犯罪者には向きません。
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ジェフリーディーヴァーで、しかもキャサリンダンスシリーズで
リンカーンライムもゲスト出演しているのに
内容はディーヴァーにしては普通。
ストーカーが題材でストーリーも二転三転する。
全部盛りなのにドキドキ感が足りない。
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短編集「ポーカー・レッスン」に続いてキャサリン・ダンス シリーズの最新長編を。
テイラー・スイフトを彷彿とさせるカントリーミュージックのスーパースターがストーカーに付き纏われます。全てのことを自分とストーキングの対象である歌姫に都合よく結びつけてしまう犯人の異常性、そういった愛情表現はおかしいということに気付かない自己中心的な言動の異常さに粟立ちます。
「え、これで解決?でもまだページが残っているのに」と思えば、やはりの展開。そして今度こそ終りかと思うと、また。お約束のどんでん返しの連続にファンは納得して身を任せればいいのです。(でも、あまりにもいいタイミングでリンカーンとアメリア登場するところは、ファンサービスが過ぎたかも。)
ダンス本人にも意外な展開が待っていて、ますますこのシリーズから目が離せません。
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今作も鮮やかなどんでん返しが炸裂。それが事件だけに留まらないのが魅力の一つ。
友情出演のライムもわずかな出番ながら強烈なインパクトを残してくれる。
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キモッ。
こんなキモくて頭のいいストーカーにまとわりつかれたら、そりゃたまらんな!
思い込み型の容疑者には、キネシクスは使いにくいしねえ~。
今巻のヒロイン、ケイリーの最後の勇気と決断はかっこいかった。
ダンスの恋バナもちょっと気になります。
あと、リンカーン・ライム一味のゲスト出演も嬉しかった(笑)
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ああ、一気に読まないように調整していたのに、終わっちゃった…。まあ、同じ作者を徹底的に読んでるわけで、犯人やら、このキャラは死なんとかこれはミスリードとかわかってくるけど、それでもこんだけ楽しめるってすごい。通勤電車とか数分にしか感じない。早く次の作品を!
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キャサリン・ダンスシリーズ、三作目。今回もツイストは効いているが、そのインパクトは控えめ、というか少しご都合主義な気も……。とはいえ、グイグイと一気に読ませる力はさすが。
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キネシクスが専門の捜査官キャサリン・ダンスシリーズ第3弾。
今回は休暇先のアウェイで発生した事件に巻き込まれ、事件解決に向けて奮闘する。
しかし、得意のキネシクスによる展開よりも微細証拠物からの追及が事件解決の手段となっているため、ニューヨークのトリオが登場して活躍します。
得意のどんでん返しの連続も伏線不足のためか、ちょっと納得ができなかったりしましたが、それでも一気読みさせられました。
ただ、恋愛は物語に関係ないからいらないと思いますが、何かの伏線になるのかな。
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キャサリン・ダンス・シリーズ3作目。
ストーカーに悩まされるカントリー歌手ケイリー・タウン。彼女の歌をなぞるように周囲の人々が狙われてゆく。休暇でその地を訪れていたキャサリンは友人ケイリーのため捜査に乗り出すが、人格障害や現実認識に問題のあることの多いストーカーに、得意のキネシクスは通用するのか…
相変わらずのジェットコースターサスペンスで捻りにひねったストーリー。一気に読ませる力はすばらしい。
しかし今回は「人間嘘発見器」の特技が生かされる場面がいまいち少なく、それはちょっと残念だった。
キャサリンの私生活でも展開があるが、個人的にはそのへん前作までの経過をすっかり忘れていたのであまりインパクトはない。
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思わぬ出張で読了してしまった一冊。
休暇で友人の人気カントリー歌手ケイリーの故郷を訪れたキャサリン・ダンス。ケイリーは、ストーカーに悩まされていた。そんな中、ケイリーの関係者が殺される。しかも、ケイリーのヒット曲をモチーフにしたかのように。それをあざ笑うかのように第2、第3の殺人事件が起こる。そのストーカーが犯人なのか。休暇で銃も持たないダンス。地元の警察からも疎ましくされる中、真犯人を探し出すことはできるのか?
どんでん返しのストーリーテラー、ジェフリー・ディーヴァーのダンスシリーズ3作目。毎回のことながら、こう思わせておいての予想外の展開は、ディーヴァー節健在。
ゲスト出演のリンカーン・ライムも今回はいつもより大活躍してて、ディーヴァーファンにはたまらない話となってます。
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いくつものどんでん返しがあって、サスペンスとミステリーの要素が混在していて、著者のいつもの力量が発揮されている。今回はリンカーンも完全に脇役で、お情けで登場させてもらっているようだ。キネシクスってそんなに有効なの?
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読了してまず思ったのは、ダンス、これは最大のポカではないか、どうするん?! だった。キャサリン・ダンス・シリーズの第3弾。毎回高いクオリティのエンタテインメントを読ませてくれるディーヴァー、二転三転するのはわかっているので、あと何回ひっくり返してくるか予想して楽しむ。カントリー・シンガーのストーカー事件を扱った作品で、歌手が曲作りの着想を得て広げていく場面がとても好き。
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リンカーン・ライムのシリーズの派生。キネティクスの専門家、キャサリン・ダンスのシリーズ第3作、いつもの縄張りを離れてフレズノで起きたカントリー&ウェスタンのカシュとその熱烈なファンをめぐるストーカー連続殺人事件。リンカーン・ライムもちよこっとだけ顔見世興行ふうに顔を出している。どんでん返しの連続がかなり派手だけど、最後の方のどんでん返しは個人的にはやや説得力を欠くような気がした。書き急いだみたいな印象。でも、なかなか読み応えがあって面白い。