食べること(あるいは生きること)
2022/07/16 05:50
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
オススメ紹介を見てちらりと気になって手に取りました。
シリアスでハートフルな物語と単純に思っていたのですが
思った以上に色々詰め込まれた感があります。
でも、文章が軽やかなので重くなりすぎないのがうまいなぁと。
(そこは良し悪しかと思ったりしますが)
元アイドルの海里は実家からも見捨てられて
定食屋・ばんめし屋の夏神に拾われる。
そこで自分を立て直す話かなぁって思ったら、
それはそうなのでしょうけれど
さらにそこへ
幽霊やら付喪神やらがぶち込まれてちょっとカオス
特にロイドの存在が賑やかしで。
そして、舞台になっている地に土地勘ある人は
私よりさらに肌感として感じられながら読めるのだろうなぁって思います。
そんな感じの色がある。
もちろん知らなくても問題ないレベルなのですけれどね。
海里と家族の問題
あるいは俳優としての問題はこれからどうなるのかなと思いつつ
一番心に残ったのは
「生きながらつま先から獣に食われる」という表現。
これはぞわぞわするくらい怖かったです。
☆3.5
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投稿者:チクワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ねつ造スキャンダルで地元に帰るも、家にも入れてもらえなかったり色々あって海里が気の毒でしたが、「ばんめし屋」の店長夏神と出会い救われていきます。
捨てられた眼鏡を拾った所からファンタジーに。ファンタジーだと思わず購入したのですが、気にならずに読めました。
会話のテンポも良く、笑いあり涙ありで一気に読み終えました。
良い本だと思います
2018/06/10 15:54
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投稿者:チロル - この投稿者のレビュー一覧を見る
元俳優の海里と「晩飯屋」の店長の夏神が様々な人達と料理を通じて繋がったり、時には問題を解決したりする話です。(説明が下手くそで申し訳ございません)
小説にしては値段も手軽でページ数も少ないのでとても読み安いです。内容もキャラクターもほっこり温かく、料理も美味しそうな物ばかりで読んでて心はいっぱいに、お腹は空っぽになります。
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投稿者:yukka - この投稿者のレビュー一覧を見る
出だしの主人公があまりにかわいそうな状況だったので、ついつい先が気になって気がついたら一気読みで読み終えてました。
登場人物も魅力的だしストーリーもあったかくて良いんじゃないでしょうか。途中からファンタジーになったのにはちょっとビックリしましたが、それも嫌いじゃありません。
気になったのは1巻の短さでしょうか。シリーズ全部この短さ。電子書籍で読みましたが紙の本だとどんな感じなんだろう。キャンペーンで安かったので良かったですが、正規の値段で買うにはちょっと厳しいような?
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主人公の1人”五十嵐海里”は、
某朝の番組で料理コーナー担当している
オリーブオイルの人がモチーフだよねこれw
彼の挫折から物語は始まるんだけど、
芸能界って怖いわぁ。
実家からも拒絶されちゃうと辛いねぇ。
そしてもう一人の主人公「ばんめし屋」の亭主”夏神留二”。
てっきり元々そっち狙いの定食屋かと思ったら、
途中までは深夜営業してるだけの普通の定食屋だった。
夏神自身はものすごくお人よしなのと、
霊がたまに来るってだけで。
海里が来る前から夏神自身それには気づいていたけど、
何もしてあげられないから
ただ居るのをそっとしてただけ。
特殊な能力の持ち主でもなく、
料理ができてお人好しな好青年ってだけなのにびっくりだわw
いや、過去になにかあったっぽい事は匂わせてるけどね。
とりあえず、行く当てもない海里がそこで厄介になって徐々に、
本来の自分に戻っていく辺り良いね。
それをなんだかんだ突っ込みつつも
暖かく見守る夏神はまるでお父さんのような・・・
この本の前半はそんな感じで進むので、若干思ってたのと違うけど
面白いからいいかって感じで読んでた。
んが、後半にひょんな事から公園で古い眼鏡を助けてからは
一気に話の流れがそっちに!
この眼鏡に”ロイド”って名前つけるんだけど、
眼鏡を手に入れてからの3人のやり取りが面白いw
夏神と海里2人の時も面白かったんだけど、
ロイドの加入で輪をかけて会話のテンポがw
なんだかんだで最終的には涙ボロボロたらしながら読み終えた。
そして腹減った。
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食べ物にたとえるならプリンかな。満腹にはならないけど、ちょっと空いた時間に気軽に食べられるおやつ。よくわからないスパイスとかは入ってなくて期待を裏切らないおいしさ。 がっつり食べたい人には不向き(笑)
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ジャケ買いならぬ表紙買いした本。深夜のみに開店する定食屋で巻き起こる常連客にまつわるストーリー。
でしたが、その常連客が幽霊という非現実的な設定で、しかもその常連客の話の展開も思いの外、話を引っ張った割にはそういうオチなの?と言う感じで少し期待外れでした。
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夏神さんのキャラが良いね~
海里も応援したくなる
出てくる食事は美味しそうだし
しかし後半から付喪神が出てきて…えっ?!そんな話?
でも楽しめたからよし(笑)
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日没から日の出まで営業する定食屋「ばんめし屋」を舞台に、スキャンダルで芸能界を追われた元イケメン俳優・海里と、ワイルドな店主・夏神が腕をふるう。
お仕事小説と思っていたら、眼鏡の付喪神に自殺した青年の幽霊と、結構ファンタジー要素満載で面白い。テンポがいいので、数時間で読了でき、さらっと読むのに最適。
見かけによらず真面目でお人好しな海里のキャラクターが魅力的。何より地元関西が舞台ということで楽しめた。次作も楽しみ。
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まさか幽霊?!、そしてしゃべるメガネ?どー展開するの?と途中、ドキドキしたけどまぁ納得できる方向へ向かったのでよかった。 食事の描写はさすがにおいしそうだった。おまけの「生姜焼きレシピ」も良かった。
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元イケメン俳優(もこみち風味)の挫折からの立ち直りをおいしそうな料理を絡めて描いた小説、だと思っていたら、作者らしい仕掛けもあり、ちょっと違ったベクトルの小説になっていました。
主要登場人物が野郎ばっかりで、微妙に腐女子に向いているところもありますが、神経質な人じゃなければあまり気にならないレベル。
登場人物があまりチャラついていないところが好印象。
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若手イケメン俳優の五十嵐海里は、
捏造スキャンダルで活動休止に。
実家の助けも借りられず、
絶望した彼は、定食屋の夏神留二に拾われ…。
人情ものだな。
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201502/イケメン・料理屋・幽霊・ちょい感動・この表紙、でわりと正統派ラノベっぽいカンジ。面白かったけど、幽霊青年のはちょっと強引というか、唐突というか。そんなにごはんごはんしてないので他のこの手のモノに比べたらそこはちょっと物足りないかな。
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いったい何の本を読んだのだ?
どこに焦点を合わせていればよかったのか…ミステリー?ファンタジー?人情話?
とにかく展開が唐突で突っ走り気味で、消化しきれなかった。二作目も買ってあるので、ひとまず次には何か掴んでレビューを書きます。
一気に読んでしまったことだけは、間違いありませんが…面白かったからか?と訊ねられたら自信はありません。。何だかかるーく狐につままれたような気分です。
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これ,とても面白い.人情ものには違いないんだろうけど,想像していたのとは全く違った.香月さんの妖怪アパートを思い出しながら,最後はちょっと笑ってしまった.とても気に入ったので,さっそく次巻を買おうと思う.
以下あらすじ(裏表紙より)
若手イケメン俳優の五十嵐海里は、ねつ造スキャンダルで活動休止に追い込まれてしまう。全てを失い、郷里の神戸に戻るが、家族の助けも借りられず…。行くあてもなく絶望する中、彼は定食屋の夏神留二に拾われる。夏神の定食屋「ばんめし屋」は、夜に開店し、始発が走る頃に閉店する不思議な店。そこで働くことになった海里だが、とんでもない客が現れて…。幽霊すらも常連客!?美味しく切なくほっこりと、「ばんめし屋」開店!