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野球をあきらめ、おまけに就職先まで失った萩原良彦。彼がある日突然命じられたのは、神様の願いを聞く“御用人"の役目だった。神様たちの御用を聞いて回る人間―“御用人”。ある日突然、狐神からその役目を命じられたフリーターの良彦は、古事記やら民話やらに登場する神々に振り回されることになり…!?特殊能力もない、不思議な力を放つ道具も持ってない、ごく普通の“人間”が、秘めたる願いを持った神様たちにできること。それは果たして、助っ人なのかパシリなのか。モフモフの狐神・黄金とともに、良彦の神様クエストが今幕を開ける!
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設定は面白く、出てくる神様も初心者向きに選ばれているようで、楽しく読めた。
続刊も出ているが、個人的に主人公のタメ語というか言葉遣いがどうにも気になって耐えられない。歳をとったということなり。
気持ちが若くなったら、続きを読む。
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話は、それほど深刻では無く、軽く読める。
主人公の言葉使いに違和感がある。特に黄金に対する口の利き方は、気持ちの変化が感じられない。
怪異なものに出会った時の不審感、神様と分かった時の畏れや敬い、行動を共にすることによる親しみ等の感情の変化があったと思う。それが言葉使いに表れると思うが、どうだろうか?
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Tさんのお勧め。
アニメの「夏目友人帳」に似た設定だが、
にゃんこ先生にあたるキャラクターが、
偉いらしいが力のない神さまなところが、
なかなか良い感じ。
ほんわか加減も良いし。
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不覚にも本書二柱目で、もう泣いてしまった。。。
言葉は言霊ともいう。
私の言霊というやつはオブラートをかけるのが下手ッピで、
良い言い方をすると正直者とも言うけれど、
嘘も方便という時に限って相手に見事に伝わってしまう。
つい先日、生業としての御用である「クレーム対応」で、
お客様の理不尽なご立腹の火に
ぞいぞいと油を注いだばかりだったためか、
「一言主神」様の落胆ぶりに、そして、それでも人の子とともに生きようとする真っ直ぐな心に
涙がこぼれてしまった。
こちらは、言葉を伝えることができたのに、
伝わる(伝わりすぎた)ことで半泣きで「店長出せ」と罵られ、
一方の一言主神様は伝えることすら、
いや、頼って欲しい時に頼られなかったことで
神としての己の在り方に自信をなくした。
全く真逆のことのようでいて、
しかしながら、同じことに思えたのだった。
目の前に現れた困っている人に
光を見せてあげられなかったのだ。
畏れ多くも、神様の悩みに肩を並べるつもりはない。
しかし、自分の役割を果たせなかったストレスを思いの外おおきなものだと知る気持ちは同じである。
話は完全に逸れてしまうが、、、
言葉にしなくても感じることは出来る。
少しでも誰かの役に立とうとした時、
第三者から見れば嘲笑に値するかもしれない
「貧乏くじ引いた」姿に映ったとしても、
その純粋な人間の想いは、神様が見てくれていると思いたい。
それは間違っちゃいないぉ!と
肩を後押ししてくれる一冊となりました。
浅葉なつさん。
同じ四国の出身だと知って、これまた嬉しくなりました。
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旅行で有名な神社(出雲大社や伊勢神宮、あと伏見稲荷)も行くけど、18きっぷで鉄道旅行中に地方の訪れた土地の神様に挨拶しにふらふら鳥居をくぐる自分向け。面白かったです。
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主人公の良彦の年齢は23、24あたりでしょうか。
私と年齢が近いせいか、良彦の不満や幸せに共感しやすく、読んでいて楽しかったです。
この本では、普段生活している日常のすぐ隣に、人の世界とは別の世界が広がっています。
そのため、普通の人間である良彦の日常の中に神様が、ふとしたときに滑り込んできます。
超越的な存在なのにどこか人間臭い神様。
神様の御用を聞いているはずなのに、逆に良彦が慰められているよう私には見えました。
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年末に読んでいれば、大掃除や今年の初詣のお参りも違った形になっていたのかも…
神様には感謝を捧げるものだったとは…
最新4巻が出るということで再読。
前の時には流してしまっていたが、「いただきます」「ごちそうさま」の前に和歌を読むのが正式だったとは…
『たなつもの もものきぐさも あまてらす ひのおおかみの めぐみえてこそ』いただきます。
『あさよいの ものくうごとに とようけの かみのめぐみを おもえよのひと』ごちそうさま。
明日から実践してみようと思った。
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はっきり言って全く面白くない。神様が登場するという設定ながら、ストーリーの内容にその設定を生かせていない点が非常に気になる。別に人間を登場人物にしても少し手を加えれば成り立ってしまうような話ばかりなのだ。
体裁としても、短編と長編の短所を合わせたような作りになっていて、例えば御用帳を手にした主人公の生活の変化を描くだとか、物語にそれっぽさを加える演出を全てカットし、神様に御用を聞きに行く部分のみを小説にしてしまっているため、リアリティにも欠けている。
狐がかわいいことだけが唯一の救い。
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神様にだって願いはある!おもしろいフレーズだと思った。神社の話って、なんか、そそられる・・
神様と人間の関係って夫婦みたい。もちつ、もたれつ。ちょっと神社から疎遠だったけど、畏敬の念が復活した感じ。
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フリーターの良彦はある日、豆餅を喉につまらせたじいさんから、祖父の敏益から預かったものだと言って緑色の冊子のようなものをもらう。その冊子に浮かび上がる神様を訪れ願いをかなえる御用人としての仕事が方位神の狐とのコンビで始まった。
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神様にだって悩みはある。ってフレーズに惹かれた!人間味溢れる神様達..読んでいてほっこりした(●´ー`●)
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人間味のある神様ばかりで、日本古来の神様らしさが出ていたと思います。
とても身近で本来は人と持ちつ持たれつの存在である神様とそれに振り回される良彦の関係にほっこり。
ほのぼのとした心が温かくなる作品です。
読みやすく、さくさく読めるのも良かった。
次の巻も読んでみようと思います。
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都合のいい時だけ神頼みな現代人。
私もそのひとりだったのは間違いない。
何か願いがある時、初詣など、そういった時にしか神社に参ったことがないように思う。
大方無宗教であろう日本人が神と言う目に見えない存在を本当に信じているのかと言われると言葉に詰まる。
本当に都合がいいかもしれないが、この本を読んだことがきっかけで神様について興味を持ったことは間違いない。
まだ信心深くなった訳でもないが、いにしえから神がどういう存在であったのか、神と人との関係性など、驚くことの連続だった。
神は都合良く何でも願いを叶えてくれる存在ではない。
私達は日々の生活の中での自然の豊かさ、幸せなどをもとらされていることに感謝する。お奉りをする。そうしたら人の願いも届くやも知れない。
そうして人と神は繋がり、成り立っている。
神様に対して考えさせられた今作。
奥が深いのにさらさらと読め、重くなり過ぎることないので若い人には丁度いいかもしれない。次回作も後々読もうと思う。
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人+神(or妖)+もふもふのパターンはかなり見飽きた感はあり・・・・。セリフのノリもお約束だなあと思いつつ、楽しく読めました。