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紙の本
俺にはできないことだと思った
2002/08/21 01:00
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投稿者:菅野 - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄まじい生活をしているというと「ボーダー」とか「どくだみ荘」でしょうか。でも、彼らは自分の城というべき部屋を持っているわけで、ホームレスではない。
やっぱり、ネットやってるとネットにつながっていない生活が恐いのね。ネットなければないで何とかできるのかもしれないけれど、今は自分にとってネットが電話以上に連絡手段として定着しちゃっているからなのか。確かに無駄な情報も多く、ネットなんてなくてもいいものなのかもしれない。しかし、ホームレスになることに踏み切れないのはネットが足枷になっているんだろう。ということは、ネットが更にインフラとして充分に完備されたとしたら、図書館の端末でネットできるようになったとしたら、別にホームレスになってもいいのかもしれない。
ネットは、ある意味では人々を自由にしたが、別の意味で自由を奪っているともいえる。いや、ある自由と引き換えに別の不自由を課せられたというべきだろうか。
紙の本
最底辺女子の逞しさ
2020/12/04 14:57
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
カプセルホテルから大学校内、新宿の地下道へと落ちていくのに悲壮感がありません。全てを受け流すような、ヒロイン・杏の涼しげな眼差しが思い浮かんできました。
紙の本
たくましい世捨て人
2001/11/23 22:52
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投稿者:yuu - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公杏(あん)が空き巣の被害にあったのは200万円を貯めて、しばらく楽して暮らそうと仕事を辞めた直後だった。仕事も金も無くなり、とりあえずアパートを引き払って宿無しの暮らしを始める。
金が無くてろくなものが食べられないのに、栄養のことを考えていたり、金が無いなりに生きていく道をどんどん見つけていく。だからと言って、「私はがんばるぞー」的なダサイ熱い心の持ち合わせがないのがかっこよくて、この主人公に惚れてしまうところである。孤独で、自然に逆らわずに生きているという世捨て人っぽさがいいのだ。
この飽食の時代に、食べることに必死で生きる杏の物語をぜひ皆さんにも読んでもらいたい。
紙の本
面白い!これならきっと映画も面白いはず。
2001/11/14 17:01
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投稿者:モモ - この投稿者のレビュー一覧を見る
知人の勧めで読んでみたのだが、これがとても面白かった。本当に偶然家に空き巣が入り、全貯金200万円を奪われた彼女は、それまでは地味に生きてきたように思われた。お金が貯まって好きなことをする筈だったのに、そこで彼女の人生は狂ってしまうが、なんと彼女は家財道具を一切捨て、アパートを出て行った。そこから始まった彼女の新しい人生。ものを漁って、しかし女であることは最低限忘れず、たくましく生きていく姿が読みごたえがった。悪知恵を働かせ、お金を再び集めていく様子がドンドン読むスピードをアップさせた。文章に勢いがあり、あっというまによんでしまう面白い1冊です。
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