紙の本
2人の関係に進展は
2019/07/30 17:49
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
「午前零時のサンドリヨン」に続く第2作
須川くんと酉乃さんの関係に進展はあったのかな?
続編もあるといいのに。
紙の本
マジックいるのか?
2022/07/21 19:51
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投稿者:マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
話のテーマは良いのだけれども、必ずしも、マジックと絡める必要性があったのだろうか。それが大いに疑問です。
紙の本
学園の謎ミステリー
2021/08/01 22:50
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第2巻。高校生のラブコメとかなりダークな人間関係とコントラスト鮮明な物語群。ヒロイン酉野と須川の意識しあっているけど踏み込むのに躊躇する初々しさが良い。サンドリヨンでの須川による「酉野さんに会いに来たんだ」は悶絶級です。一方で、不登校の女子生徒・井上さんを巡るあれこれでは、爪弾きを怖れイジメに加担したことへの後悔が描かれる。この部分は再読してようやく理解できた。彼女等の関係修復ができることを望む。あと八反丸さん謹製のジョロキア・チョコレートの行方だけは気になる。太腿フェチも健在なのも嬉しい一冊。
紙の本
狼に食べられた赤ずきんはだあれ?
2015/08/16 22:58
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投稿者:翠香 - この投稿者のレビュー一覧を見る
酉乃初シリーズ第2弾。相変わらず須川くんはヘタレで太腿が好きなんですね(^^;)
やっぱりマジックをしている時の酉乃さんは魅力的。
今回クローズアップされたのがある女生徒に対するいじめだったので、
読むのが辛くなることもありました。
最後に折原一氏ばりの叙述を仕掛けられたのには驚きました。
彼女に対し酉乃さんが話した言葉・・・泣けたなぁ。
結局彼女たちがどうなったのかは分からないのだけど、きっと大丈夫でしょう。
電子書籍
マジックの部分がやはり一番魅力的
2022/01/02 17:34
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「午前零時のサンドリヨン」の雰囲気をほとんどそのまま引き継いだような続編である。マジックと謎解きと学園ラブストーリーの三本立て という構成も前作のとおりだが、学校内いじめの問題も大きく取り上げられ、やや前作と趣が異なる。それでもマジックの部分がやはり一番魅力的である。
紙の本
《酉野の魔法にかけられたい》
2015/12/27 21:25
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投稿者:uyu - この投稿者のレビュー一覧を見る
《酉野の魔法にかけられたい》
第19回鮎川哲也賞受賞作。
ポチこと須川くんの一人称で物語が語られていきます。
ミステリとして謎を解き明かしつつも、ちゃんとマジックのタネは明かさずにしてあるのが嬉しい。
これぞ本文中の、魔法は魔法のままでいい、の領域。
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せっかくの冬休みなのに、酉乃初と会えずに悶々と過ごす僕を、クラスメイトの織田さんはカラオケへと誘う。当日、急に泣きながら立ち去ってしまった彼女にいったい何があったの? 学内では「赤ずきんは、狼に食べられた」と書き残して不登校となった少女を巡る謎が……。僕は酉乃に力を借りるべく『サンドリヨン』へと向かう。
女子高生マジシャン・酉乃初の鮮やかな推理、第二集。
解説=滝井朝世
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すべてが作中に書かれている作品なので、特に語ることがありません。須川くんは他力本願なことろが減って、順調に人間性が育まれている様子で安心しました。
次は、男として成長した姿を見せてくれることを期待したい。
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女子高生マジシャン酉野初とその同級生須川君が高校の様々な謎に挑む、『午前零時のサンドリヨン』の続編となる連作ミステリ。
前作ラストで須川君も成長したのかな、と思っていましたが、相変わらずですね(苦笑)。ヘタレで臆病ですが、でも変わらずに誠実で優しいです。
そんな須川君の語りは相変わらず面白い。自虐的な言葉や特に2話目の「ひとりよがりのデリュージョン」の彼の受難っぷりは申し訳ないながらもとても笑えます。
各話のミステリのロジックも面白いですが、この作品の読みどころはその動機だと思います。
楽しいカラオケに行くはずが突然帰ってしまった同級生、入れ替わった封筒の中身の謎、教壇に集められたバレンタインチョコの謎
それぞれの裏にあるのは、青春時代の甘さであったり苦さであったり、人への微妙な気遣いや人間関係、カーストであったり。
そうしたものが不可思議な謎としっかりと結びついているのがやっぱりすごいな、と思います。
そして連作としての仕掛けも見逃せません。読み終えるとある登場人物の振る舞いの裏にどんな思いがあったのか、ついつい考えてしまいます。
謎を解いていく初も須川君も臆病で傷つくことを、傷つけることを恐れながらも、それでも謎の裏にある時に残酷な事実を明らかにします。
その行動の根底にあるのは、何とかなるかもしれない、奇蹟は起こせるかもしれない、魔法はあるかもしれないという希望を、そしてその魔法を人のために使いたい、という優しさが二人は持っているからだと思います。
臆病な二人が傷つき悩みながらも魔法を信じ行動し続けるからこそ、このミステリには単なるミステリを越えた”何か”が詰まっているように感じます。
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須川君の心の声が漏れる地の文が面白い。十代の悩める姿はおじさんにとっては懐かしく感じます。構成も練られていて良かったですが、少し重すぎる部分も。ともあれ、楽しく読みました。
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酉野さんシリーズ第二段。
連作短編として最後に大オチを用意してるが、仕掛けのわりに今一つ盛り上がらなかった。細かい短編の中で、小さく展開されていく方に注力してほしかった。
色んな登場人物の感情に突っ込みすぎてて、なんか白々しい感じがしてしまった。一作目はよかったのだけど。まぁ、好きは好きなのだけど。
3-
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《酉野の魔法にかけられたい。続》
〇〇トリックなんだろうなとわかっていながら騙された。
短編ごとの謎。
大きな謎がひとつにまとまるカタルシス。
最後まで読みまた1から読むとすごい!
周りにいる楽しそうな人悲しそうな人つまらなそうな人、人ひとひと。
表面ではわからないことっていうのはどの年代でもあるけど、顕著なのはこのくらいのころなのかな。
いつまで同じことで悩んでるんだと思わないでもないけど、悩むのは考えている証拠で、誠実な人柄で、問題尽きない世代なんだなぁ。
そして、須川くん、いつまで恋愛パートにいかないつもりなんだぁぁぁあああ。
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(内容)
せっかくの冬休みなのに、酉乃初と会えずに悶々と過ごす僕を、クラスメイトの織田さんはカラオケへと誘う。当日、急に泣きながら立ち去ってしまった彼女にいったい何があったの?学内では「赤ずきんは、狼に食べられた」と書き残して不登校となった少女を巡る謎が…。僕は酉乃に力を借りるべく『サンドリヨン』へと向かう。女子高生マジシャン・酉乃初の鮮やかな推理、第二集。
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冴えない男子高校生と、探偵役の美少女マジシャンの二人の関係を中心とした、高校生活舞台の青春ミステリ続編。主人公はすごく焦れったくてもやもやするけれど、着実に成長している感じはうれしい。
連作短編で、一つ一つの話のミステリ要素は軽めですが、毎回奇術の話題が出てくるのが面白い。一冊通しての大掛かりな仕掛けもあり伏線は丁寧でよかったですが、ラストの繋げ方が少しだけ強引に感じました。
一冊を通していじめをテーマにした物語があり、いじめを周りで見ている側の気持ちにすごく共感するところがあってしんどかったですね。
恋愛も友人関係も、心のすれ違いをきちんと自分で縮めていかないとダメなんだなあ。重いところもありながら暖かいいい話でした。
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高校を舞台にしてマジックを絡めたコージーミステリーのような作品ですが、この年代ならではの感情の機微が丁寧に、かつ研ぎ澄まされた言葉で綴られている。
読んでいて苦しくなる箇所と、心が温かくなる箇所の落差とバランスが魅力です。