きっと日本語、そして日本が好きになる
2012/06/13 19:12
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投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本語の特徴、長所を独特のしっとりとした語り口で教えてくれる。現在の若者言葉に物申すというのではなく、日本語の良さを心から納得させてくれるところが素晴らしい。一つ一つの表現を教えるというのではなくて、日本語を使う時の心掛けを教えてくれる。この本を読み終わる頃には、日本語、そして日本の文化や伝統が好きになっているはず。
人生を後悔し、もっと勉強したくなる一冊
2002/01/26 23:51
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投稿者:りさこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大きな本屋さんに行くとたいてい平積みされています。テレビで拝見する金田一先生はもうよぼよぼで、それでもお話しされる姿は感動すら覚えます。
この本は難しくなく、日本人にとっての日本語入門編です。どうして小学生から大学生の間にもっときちんと日本語を勉強しておかなかったのか、ものすごく後悔します。言葉の語源、ことわざの起源、日本語のおもしろさ、日本という国の奥の深さ、もうたっぷりです。英語よりも日本語をもっと勉強したくなる一冊です。
金田一先生はえらいなあ
2002/03/06 01:27
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投稿者:十二番目の男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
国語学を究めて60年。この方の文章は古風で、上手で、話を聞くように読むことができます。優しい文章でありながら、日本語のすごさがよくわかります。
国際化社会なんて言葉が氾濫するこのご時世。必要だと思って英語を勉強しているけれども、上手になれなくてへこむことも多いでしょう。そんなときにこそこの一冊を読むべきです。日本語のすごさを感じてから英語学習に取りかかると、少しは気分も楽かもしれません。だってほら、英語ができなくたって私たちには日本語があるじゃないですか。ねぇ。まあ、両方しゃべれればそれにこしたことはないんでしょうが。
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面白かったです。
目的語に使用する助詞”が”のパターンとかは
日本語を教える上で非常にプラクティカルでしたし。
何より読み易いのがいいですね。
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~101130
話のネタになりそうな興味深いお話がたくさんありました。金田一先生の日本語、言語に対する愛が伝わってくる一冊。言葉の大切さを感じることが出来ると思います。
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[ 内容 ]
国語学を究めて60年の著者が教える、おもしろくてためになる日本語の知識。
日本語の先生が明かす「言葉」の魔法。
身近な言葉に秘められた力。
発見がおもしろい、読むだけで自信がつく、究極の日本語教室。
[ 目次 ]
1 知っておきたい日本語の特徴(性格―日本人が語学の天才と言われるわけ;発音―コンピュータの音声入力に有利な言語;文字―漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字交じりの長所 ほか)
2 日本語に表れる日本人の性質(外国人に日本語を教えるのが難しいわけ;はっきり言わない方がいい;恩に着せるような言い方をしない ほか)
3 言葉の知識を増やす(日本語の個性;語源をめぐる話;私の解釈)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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日本語がいかに素晴らしく効率的な言語であるかが書かれている。
納得させられるところが多くあり面白かった。
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比較言語学を学んでいれば、日本語の特徴を示す手法がありふれたものだと分かる。
ネタがいくつか得られたので益としておく。
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日本語をおしえる上で面白そうなネタをいくつか仕込むことができた
日本語は素晴らしいのだろうけどそれを用いる日本人がどこまでその素晴らしさを使いこなせているのだろう
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20131230読了。
語源についての話は面白かったが、これ!と言った答えがないまま終わってしまうのも多く、ちょっと消化不良。
でも、日本語は効率の良い言語だという視点から見ているのは面白かった。
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日本語がいかに素晴らしいかという話を通して、なんだか良い気分になれる新書です。言語と国民性の結び付きがおもしろい。後半はちょっと飽きた。
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日本語って面白いなあと。
関東出身で関西に行くようになってから方言とかも面白いなあって思うことが多々あります。
「突き出し」「お通し」はたぶん「突き出し」っていうようになってます。
おしるこ、ぜんざいも何が違うのかよくわかってませんでした。
英語との違い、中国語との違いも面白いですね。
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いろいろと日本語の話を知れました。
読みやすく面白いです。
外国語との比較や和菓子の名前の由来などが書いてあります。
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日本語はハイコンテキストだよということを繰り返し語られているのはいいとして、だから日本語は素晴らしいと言われても、それは単なる特長であっって、ハイコンテキストだから不便な面もあるのだけどと思ってしまう。日本語ではこんな繊細な表現ができるが、英語では...というのも、一面的で。
なんといっても、先生が「ホンモノの日本語」とはどんなものであると考えられているのかが分からなかったのが残念。
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単なる日本語の雑学集みたいな感じだったけれど、おもしろいし、やっぱり日本語って素敵だなって、月並みな感想になってしまうけれど結局そこに落ち着いた。日本人で日本語で考えて日本語で表現できて良かった