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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
尾張から美濃へと足掛かりを固め都を目指した織田信長。濃姫や秀吉や家康など様々な人物像を描きながら信長街道の醍醐味を味わえる。
紙の本
金ヶ崎から長篠の戦い
2019/01/31 21:59
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
金ヶ崎から長篠の戦い直前まで。
信長の一番苦しい時期だからヒステリックになってるときもあって読んでてこっちも苦しくなる。
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朝倉義景攻めで越前に入った織田・徳川連合軍の背後で、浅井長政が叛いた。妹婿を信じた不覚。生命からがら京へ戻った信長は、ついに叡山の焼打ち、皆殺しに踏みきった。これが武田信玄の上洛を促す。その途上での信玄の突然の死。四面楚歌の中で雄叫びを続けていた信長は救われた。次は長政を討つ!
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武田信玄が現れた!
松永久秀が裏切った!
武田信玄が病死した!
松永久秀は仲間になりたそうにこちらをみている…
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朝倉義景攻めで越前に入った織田・徳川連合軍の背後で、浅井長政が叛いた。
妹婿を信じた不覚。生命からがら京へ戻った信長。
ついに比叡山の焼打ち、皆殺しに。
これが武田信玄の上洛を促す。
しかし、その途上での信玄の突然の死。
四面楚歌の中で雄叫びを続けていた信長は救われた。
次は義弟、浅井長政討伐。
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金ヶ崎撤退・姉川の戦い・比叡山焼き討ち・三方ヶ原の戦い・一乗谷殲滅・浅井父子の滅亡が描かれています。
信長にとって鬼門となった時です。四方を敵に囲まれ、攻め滅ぼされてもおかしくない状況で信長の智謀、神速の行軍がさらに際立っています。
戦いに明け暮れるこの巻で際立って凄まじいのは、本願寺門徒と信長との憎しみの応酬です。両者の間には「殺しあう」ことしか接点がありません。しかし信長は憎しみに任せているのではなく、戦乱の世を早く終わらせ平和な世を築かんがために、甘さを捨てて鬼神となっているのです。衆愚の救済を図るべき仏門の徒が、並みの大名よりはるかに大きな力を持っている。そしてそれが日本国統一の妨げとなっている―。この点で信長には理の利があると言えると思います。
次巻はいよいよ最終巻、本能寺の巻です。
天下の革命児・織田信長がどのような最期を遂げるのか、しかと読みたいと思います。
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【9/150】今年のNHK大河ドラマは『江』。見てはいないのだが、ちょうどこの4巻は、浅井家が信長に攻められるシーンが中心。この小説は信長からの視点で表現されているが、その他様々な視点(立場)で書かれたものを読むと深みがでるだろうな。
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姉川の戦いから長篠の戦い直前まで。3巻まで戦の描写が少ないと思ってたら、4巻に来てこんもりと書かれていた。もっともほとんど肉弾戦って感じだけど。三国志で描かれるような戦いってやはり小説ならではなんだなと思った。ただやはり信長の先読みはすごい。
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姉川の戦い、比叡山の焼き討ち、三方ヶ原の戦い、古谷城の戦い。
この巻は、戦だらけ。
しかし、決して
『他を征服したい』と言うわけではなく、
『戦などない世の中にしたい』と言う思想から。
どちらも私的な思想には代わりないけど。
『戦を無くす為に、戦を以て、戦を制する。』
一度、戦争が起こると、
軍とは関係無い国民も死に、
国土は壊滅的被害を受ける。
国を支えているのはその国の民であり、
その国民が泰平に暮らせる世の中にしなければ、
真の平安にはなり得ない。
「戦争はこんなに酷い悲惨な状況を生み出す行為なのだ。」
と認識させる為に、
やり過ぎなくらいの戦争をする。
それは正義なのか?悪なのか?
今までもこれからも、
永遠に続く人類のテーマだと思った。
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とうとう京都を手にした信長。天下の平定に手を広げていく。
朝倉家、浅井家の目の上のたんこぶ感がすごい。朝倉家なんかは主君が大したことがなさそうなのに、やはり代々続く名家は家臣の層が厚い。
寺の焼き討ちは信長の悪名を代表する事件だが、あれは必要だったのだろうか…。
松永久秀という大名がいるが、ひどい奸物である。あれだけ寝返るのは逆に才能である。本作では、戦国時代にあってはあれも一つの豪傑だったと評している。
信長の「わかりにくさ」は年を重ねてますます強くなっているようだ。明智光秀その他武将との信頼関係が、少し難しくなっている。
信長は武将として非常に有能だが、あまり上司にしたくないと思う。
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比叡山焼き討ち、長島の戦いの残虐性の描写がもう少しほしいところ。
家康が信玄相手に惨敗する三方ヶ原の戦いは、読み応えあり。
この直後に信玄が没することで、信長は窮地を脱し、浅井・朝倉討伐に突入する。この巻では、長篠の戦直前まで。
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武田信玄の上洛。浅井・朝倉の抵抗。比叡山。信長包囲網の動きは高まり、天下布武への壁がもっとも高く立ちはだかる。
信長の人生において、最大のピンチの時期。信玄の死亡に助けられるが、とうとう比叡山の焼き討ちも起こってしまう。山岡はその行為を信長の意思の強さと俗にまみれた叡山の対立として描いているが、ほんのさらりと。お濃婦人の明るさで救われ、それほど狂人にも見えない。
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浅井・朝倉との姉川の戦い
比叡山の焼き討ち
武田信玄の死と、勝頼。
小谷城における浅井長政との戦い。
長島の本願寺を皆殺し。
長篠の戦いへの計画。
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朝倉義景攻めで越前に入った織田・徳川連合軍の背後で、浅井長政が叛いた。妹婿を信じた不覚。生命からがら京へ戻った信長は、ついに叡山の焼打ち、皆殺しに踏みきった。これが武田信玄の上洛を促す。その途上での信玄の突然の死。四面楚歌の中で雄叫びを続けていた信長は救われた。次は長政を討つ!
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苦しい信長包囲網の話がメイン。浅井朝倉に手間取り、武田につつかれ、一向宗には歯向かわれる。
革命児信長が、周囲の考えを飛び越えて活躍していく爽快感をここまで楽しんで来ているので、苦闘が続くこの巻は少々ペースダウンを感じる。
といっても歴史小説である以上どうしようもないのだが。
話が重苦しくなると信長と愛のあるじゃれ合いをして空気を変える濃姫のキャラクターが良く出来ている。