- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
これで挫折しないで最後まで源氏物語がつかめる!
2002/08/22 15:51
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はづき - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで何度となく挫折してきた源氏物語の通読。最初のころの桐壺の話は何度も読んでいるので知っているのだが、最後のほうなんて全く知らない。どんなに分かりやすく現代語訳してあっても、やはり、長いものは長いのだ。
そんな、誰もが挫折しかけた源氏物語の全部を1冊の本で分かりやすく楽しく見せてしまおうというのがこの本。表紙に書いてある栗のキャラクターがなんと光源氏(著者はこの本の中で光源氏のことを「まろ」と呼んでいる)。こんなかわいいキャラクターが登場して、全ページカラーでしかも、マンガで解説してしまっているからすごい。著者はこの本の構想から6年もかかってしまったというから、この本にどれだけの力を注いでいるかが伝わってくる。面白いので、読むのが遅い私でも1日で読んでしまった。
どんな現代語訳を読んでも挫折してしまうあなたにとっておきの1冊です。これで挫折しないで最後まで源氏物語をつかむことができます。
分かり易さが一番!
2002/05/21 14:09
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ツバメ - この投稿者のレビュー一覧を見る
源氏物語ってホントお昼のメロドラマのよう。優雅な平安時代の人たちもこういうお話好きだったのね…。すっごく面白いのに、原文じゃ読みにくい。そこでお役に立つのがこの本。
文章で長々説明されても???な部分も絵だから理解できる。私は源氏物語が大好きで色んな本を読んだけれど、これはほんと大掴みなのに内容がギュッとつまってる。とにかく人間関係が複雑な物語だけどこの本なら頭の中でごちゃごちゃになる心配もないし。絵もシンプルで可愛い! 源氏物語を読んだことない人、興味がなかった人、一度この本を読んでみて!!
かわいい「源氏物語」ダイジェストマンガ
2002/04/08 22:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:emis - この投稿者のレビュー一覧を見る
「大掴み」と言うだけあって、思いっきりダイジェスト版です。原作の一帖ごとの長さに関係なく、すべて見開き2ページの漫画に凝縮して、うんと分かりやすくしてあります。源氏物語54帖を、これ一冊で「読んだ気になれる!」と帯に書いてありましたが本当です。
光り輝く美しい源氏の君が、なぜかヒゲの濃い「栗」顔なのですが、可愛いから許せます。大和和紀さんの華麗に美しい「あさきゆめみし」を読んだ世代なのでギャップがスゴイのですが、実はどちらかと言うとこの「栗」顔の「まろ」に現実味を感じてしまいました。
複雑な人間関係も、いいところで現れる関係図で確認も容易ですし、その時々で光源氏の位もわかりやすい表で見せるなど、うまく整理しながら見せる工夫も気が利いています。これを読んで全体を把握してから、まずは現代語訳から読み始めるといいかもしれません。この本を傍らにおいて。
源氏物語の全体像がつかめる、ほのぼのとして心暖まり、癒されるような漫画
2003/06/15 17:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の「ブッタとシッタカブッタ」は、ほのぼのとして心暖まり、癒されるような漫画であった。大げさに構えることなく、なんとなく人生、人間の在り方を考えさせられる、そんな本であった。この漫画は源氏物語の要約版であるが、同じような雰囲気を持っている。主要人物の顔が栗と空豆なのもかわいい。時代考証やせりふにも気を使っているようだ。源氏物語は、高校時代の古典の教科書にでてきた4帖ぐらいしか読んだことがなく、全体像を掴んでいなかった。現代の小説もほとんど読んだことがないが、源氏物語は現代の小説にもつうじるものがあり、なぜ高く評価されてきたかが、なんとなく解るような気がした。
ろま、ん?
2002/06/02 22:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学3年の夏休みに、「源氏物語」を読まされた。今から思うとすごいことだけど、もちろん原文ではなく、多分与謝野晶子訳の文庫本だったような気がする。すべてが「…多分」なのだ。それから、何十年もして瀬戸内寂聴訳の「源氏」に挑戦したが、6巻ぐらいで挫折した。まあ定年になって、時間ができたらゆっくり読むさ、と本箱の片隅の「源氏」に言い訳をしている。
でも、源氏関係の本はかなり読んだ。この本もそうだけど、どの本もわかりやすく書いてはくれているが、きっと「源氏」そのもはもっと奥が深いのだろうな。悠久のロマンの世界を知ろうとしたら、きっとマンガではなく、活字の深い森にはいっていくしかないんだろうな。そんな気がする。
他によい本があるのだから、あえてこの本を読む必要なし。
2012/06/26 09:22
8人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
これはひどい。この4コマ漫画で、源氏の大掴みなどできはしない。少なくともこの本を読んで、本物の源氏に触れたいと思う人はいないだろう。
「ブッタとシッタカブッタ」「戦争で死んだ兵士のこと」「コブタの気持ちもわかってよ」など、素晴らしい作品がある著者の汚点的作品。まともに筋を追うのではなく、ナンセンスマンガにすべきだったのでは?「貴族→麻呂→まろ→まろ、ん?→マロン→栗」なのでしょうが、どこを読んでも主人公を栗にした意味が感じられない。失敗は、たぶん著者よりも企画した担当者の責任だろう。
もしあなたが、マンガで源氏を知りたいのであれば、女性には『あさきゆめみし』大和和紀、男性には『源氏物語』江川達也を勧めます。
P.S.同著者の「ブッタとシッタカブッタ 」は、よい本である。
紫式部もびっくり
2002/06/29 12:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ながつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
光源氏と言えば誰が書いてもいい男、かなり生活感のない男である。なのに、この本の光源氏と言えば栗顔。まさか栗顔の光源氏を見られるとは思っても見なかった。
栗顔になったからなのか、とにかく人間くさい。「しちゃった」、「間違えちゃった」(何を間違えたのかはご想像にお任せします)、とにかくあっさりしていてつい笑ってしまうほどだ。
この本を読むと源氏物語が妙に身近になったような気がする。
とにかく人間くさい光源氏とお近づきになってみるのもいいと思う。