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とにかく、痛快でした。
課題解決に向け、望みを捨てずにやり遂げてしまう。
そして、疑心暗鬼だったものも舞い込んでしまう。
人間世界にある未開発の資源を見つけ出し、くっつけ、成果につなげていく。
破天荒は手法。
こんなことでなければ、世の中の事象は変えられないでしょう。
嫌な上司もいますが、当時の市長、課長との出逢いがよかったですね。
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【まちづくりマーケティング】
A.人口が半減し、65 歳以上の人間が半数を超える限界集落だった神子原地区では、平成17 年より、次のようなプロジェクトを実施する。その結果、限界集落から脱却することができた。
・空き農地・空き農家情報バンク制度
空き家や遊休農地を都市住民に貸し与えるもの。ただし村民と共に頑張る人に限られ、入村者は集落の人が選。この制度により、遊休農地が減り、高齢化率が低下した。
・棚田オーナー制度
都市住民に棚田のオーナーになってもらう制度。田植えと刈り取りの時期には農作業をしてもらい、収穫した米を送る( 1 口 3 万円で米 40kg )。英国領事館員が第 1号のオーナーになったことで話題を呼び、多くの人が応募した。
・烏帽子親農家制度
主に学生などの若い人が農家と仮の親子関係を結び、農家に泊まって農業体験を行う。棚田オーナー制度とともに、これにより、都市住民との交流が活発になった。
B.神子原地区では、過疎高齢化集落の活性化に加え、地区で穫れる“神子原米”のブランド化にも取り組んだ。
・その取り組みの 1 つとして、他人の持つものを欲しがる人間の傾向を利用する「ロンギング(憧れ)」作戦を行った。
・ブランド力は、それを用いる人の社会的な影響力が強ければ強いほど高まる。そこで、キリスト教で最大の影響力があるローマ法王に神子原米を献上した。それがメディアで「ローマ法王御用達米」と報道されたことで、次々に注文が入ることとなった。
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この話自体は知っていた。
が、ローマ法王に食べてもらったことはメインの話題ではなく、そういうことをやった奴が何故、なんのためにやって、他に何やったかという話だった。
うざい。
いや、いい話なんだよ。特に、烏帽子親辺りは本当に涙ぐんでしまったくらいだったけど。
どれだけ先見性があって、バイタリティがあり、既存の組織は無駄ばかりで、なんて話で、要は自慢話にしか見えん。
本人がこういう話書くと、こうなるのかな。
誰かに取材してもらったほうが良かったんじゃないか。
上手く行って良かったね、とは思うが、そういうやり方だけだと他に大量の死屍累々が出る可能性もあるわけだし。
自然栽培がどうこうというのも良いが、もともと世の中ってのは自然栽培だったわけで、それが効率化とか色んなところで変わっていったところもあるはず。
大体、超能力信じてたり、UFOを胡散臭い目で見てるのは日本だけとか、訳判んないこと言ってる部分は、明らかに変。
本としての出来栄えはいかがなもんかな。
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タイトルに惹かれて購入。
挑戦する人間の生き様を見た。
正しいと思ったら、やる。なによりも行動第一、常にあらゆる可能性を考える。なぜなら「可能性の無視は最大の悪策」だから。
どこかに"敵"がいると考えるのは、農業だけでなく外国人排斥運動にも繋がっているだろう。戦前まで、米の味は自然本来のものだったそう。それを失わせてしまったのは、ほかでもない日本人自身だった。それを「日本を取り戻す」などと誰かに奪われたように言う。
こんなことを言う私も"評論家"になっている。大事なのは行動だというのに……。
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「スーパー公務員」と評される著者は、公務員でありながらも起業家に近い仕事をしている。
公務員の限界を超えてより自由に動くために、「会議もやらない」、「承認も後付け」と、ボスに認めさせるほどのバイタリティは本当にすごい。
限界集落に若者を呼び込むプロジェクトでは、こちらからお願いするのではなく入居者は本当に村の一員になれるかどうか選別する、という妥協のない姿勢を貫くことの大切さを学び、
また、クレムリンにメール送ったり、人工衛星タダで使えるように算段したりと、著者の発想の柔軟さもまた人並外れており、読んでいて次が読めないので面白い。
神子原米のブランド化の話からは、できることはすべてやるという意気込みと、一度断られても呼びかけ続けることの重要性と、そして、仲間に火をつけるためにはまず自分が達成し「やればできる」ということを示すことが大切であると学びました。
本書の著者のように、プロジェクトを実行できればきっとうまくいく!
そう思わせてくれる1冊でした。
自分でベンチャー企業起こそうという人や、新しいプロジェクトを任された人などに特にオススメです!
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右手と左手は絶対に喧嘩しないし、怪我をしたら皆で庇い合う。
米が主体かと思いきや、読後はりんごやトマトを食べたくなった。
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ドラマを見てから時間経ってますが、ドラマよりもすごい著者の発想力に驚きました。
感動はいらない、行動して!というメッセージ。
自然栽培は日本が変われるチャンス。
自分も行動につなげていきたい。
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働く場所が大事なのではなく、楽しんで働くための心と行動力が大事と言う事をわからせてくれる。
オレがやりたい仕事はこういう事。すごく刺激された。
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なぜかわからないが、読んでいる間に、3回泣いた。
大泣きではなく、すーっと涙が出た。
どうしてだろう。
仕事をするということがどういうことなのか。
時々、よく分らなくなる。
そういう時に、ふと心を打つ本に出会う。
今回もそうなのかも。
今、読んだから泣けたのかも。
可能性を無視するのは、最悪の策。
今年度もお役所人間にならないよう、
自分を奮い立たせねば。
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2015年73冊目
頭をガツンと殴られたような素晴らしい一冊でした。
著者は市役所勤務。上司と合わず農林水産課に異動させられる。
そこで、命ぜられた仕事が?過疎高齢化集落の活性化と?農作物を1年以内にブランド化する。
担当する地区はほぼ限界集落。若者たちは出て行き、年寄りしかいない昔ながらの村。
普通だったら、こんなテーマ無理だと思って諦めます。
しかし、この著者は諦めない。
農業を活性化させるためには対処療法だけでなく、根本的にシステム自体を変える必要があると考え、農作物を作ってはJAに決まった金額で販売するという従来の仕組み自体を変えようとする。
もちろん、相手の農家だった長年の仕組みを取り替えるには大きな抵抗を示します。
米を高く売ろうとしても、まずはお前がやってみろと言われるしまつ。
この著者は諦めず、どう周りに認めさせながら、仕組みを変えていくかを考えて実行していく。
その姿勢が素晴らしい。
本書を読んで多いに反省させられました。
この著者に較べれば、自分はまだまだ考えが少ないし、行動も伴っていないのではと。
仕事に取り組むという姿勢について、大変考えさせられた一冊です。
会社勤めの方、公務員の方には是非読んでもらいたい一冊でした。
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あとがき、がシビれる。
気になった方はぜひ読んでみてほしい。
人がとやかく言おうと自分がやってる事業が正しければ人はついてくる、経験則がない奴に机上の空論そさせてはダメだ、などのことが熱く書かれている。
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面白い!
すごく刺激を受けました。
オススメされて気になっていながら、なかなか読まずにいましたが、もっと早く読めばよかった!とすごく後悔した一冊。
限界集落を、「限界集落」から抜け出させ、低収入の農家を稼げる農家へと変貌させたスーパー公務員。
「失敗したらどうする!?」は、多くの人が抱く不安です。ここと徹底的に向き合い、彼らの意識を変えていく様はすごいの一言に尽きます。
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本書で中心となるのは、高野氏が2005年に農林水産課に(意思に反して)異動になってから、限界集落とよばれた農村地帯の立て直しに挑んだときの内容です。
その実績から高野氏はスーパー公務員と呼ばれ、唐沢寿明さん主演ドラマ『ナポレオンの村』の原案になっています。
石川県羽咋市神子原地区は、とても美味しいお米が穫れるにもかかわらず、過疎化と高齢化が進み、収入の少ない地元農家は苦しい状態を強いられていました。
共済による補助ではなく農家たちの自立・自活が必須と考えた高野氏は、予算わずか60万円で神子原地区の活性化と農作物のブランド化に挑みます。
棚田オーナー制度、烏帽子親制度、直売所の設立など新しい試みを成功させますが、軌道に乗るまでは困難の連続だったようです。
『集落を再生するために知恵を絞り、戦略を練りました。
けれど役所の人間が方法を唱えただけでは、集落のみんなは納得しません。
だからまずは私がやってみせて、今度はやってもらって納得させないと、人は動きません。』
本書のいたるところから、"可能性の無視は最大の悪策" という信条を持った高野氏の、公務員という立場や既存の考え方にとらわれない行動力を伺えます。
『可能性があるから挑戦したのではなく、やってみたからはじめて可能性が出てきたんです。』
…古文書のコピーから町おこしを成功させた経験により、高野氏が感じたこと
『これがだめだったら次はこれやろう、あれやろうって。何かをやるときは、最低でも3つは考える。』
…手紙を書きまくってローマ法王に神子原米を献上、ブランド化に成功
『お金があったらそんなこと考えません。お金がないから知恵を絞って考えるんです。』
…米の品質測定の新しい方法を探し出して、神子原米の品質担保に貢献
本書を通じて、高野氏の一貫した『どうやったらできるか?』という考え方と、失敗してもいいからまず行動してみるという姿勢にとても感銘を受けました。
私もそのように教わってきて、いつも自分がプレイヤーとして行動し続けることを大切にしてきました。
立ち上げの頃、私も周りの人全員から賛同を得られたわけではありません。
反対や批判を浴びることもありましたが、絶対に目標を成し遂げるという強い気持ちで足を動かし続けてきました。
なので、高野氏の『たった1%や2%の人が賛成で、あとは全員反対でも私はいいと思う。』という言葉がとても励みになりました。
私自身、多くの仕事に取り組んでいますが、あえて自分を追い込み負荷をかけることで、仕事のクオリティを上げるように努めています。
本書から学んだチャレンジすることの意義や可能性にフォーカスすることの大切さを、さっそく仕事に活かしていきます。
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大体は途中で心折れるもんだけど。。。ほー…の一言。
人工衛星の食味測定の話、印象に残ったけど今までは何だったのか・・・
一瞬モチベーション上がる本だけどなかなかそれは持続しない…あまりにもパワーありすぎだわ。
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著者はただの公務員でなはない。僧侶で公務員なのだから面白い。常識の枠にとらわれず、桁違いの行動力で道を切り開いていく様子は、読んでいて爽快である。著者の高野氏は、普通の人間が陥る凝り固まった考えから解き放たれており、柔軟な発想で思いつくままガンガン行動してゆく。公務員という肩書きに対する執着がなく、少し離れたところから状況を冷静に眺めているように感じるのは、僧侶として修行を積んでいるからなのだろうと予想する。本書の中で、「奇跡のりんご」で有名な木村秋則氏が出てきた時は驚いた。