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『灰色の巨人』
デパートで展示されていた真珠塔の塔難事件。象のアドバルーンに乗って逃亡する犯人。「灰色の巨人」を名乗る犯人からの反抗声明。宝石店・大賞堂から盗まれた宝石。一寸法師の謎。少年探偵団の団員・園井君の家に送られた反抗予告。狙われた「にじの王冠」。警察の警備もむなしく盗み出された王冠。一寸法師の暗躍。サーカスで王冠をかぶり出演する少女。象の逃亡騒ぎの間に逃げ出した怪しい少女と大男、一寸法師。少年探偵団の張り込み。二匹の熊、球の謎。誘拐された園井君。身代金としての王冠。園井氏が訪れた家の秘密。シェパードのシャーロックを使った捜査。
2009年5月5日購入
2009年6月21日初読
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灰色の巨人と名乗る怪人がと一寸法師手を組んで引き起こす盗難事件を、明智探偵と少年探偵団が見事に余裕の解決。
例によって、結局は怪人二十面相の仕業だということなんですが、登場はラストの少しだけで、あっさりつかまってしまいます。
ベストセラーの量産に入っていた時代の作品だからなんでしょうか、前作で捕まったはずの怪盗二十面相ですが、どうやって復帰したのか、説明もありません。
(2009/8/26)
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宇宙怪人とか鉄塔王国とか、最近はあまり怪盗らしい活動をしてなかった四十面相ですが、今回はちゃんと宝石泥棒をしてます。
それと、当社比2割増しぐらいで少年探偵団が活躍してます。
「明智は、じぶんがやれば、なんでもないのですが、こういうときに、小林君や少年団員たちに、じゅうぶん、てがらをたてさせてやろうとかんがえていたのです。」
……明智、褒めて部下を育てる先輩みたいな対応だな!
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風船人形のトリックがお約束になってきた。
ここまでの数冊で同じ方法で逃走しているあたり、
二十面相は青銅の魔人でよっぽど味を占めたにちがいない。
後書きで知ったが、小林少年の成人後を書いた
パロディ小説「中年探偵団」なるものがあるらしい。
これはぜひ読まねばなるまい。
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東京のデパートの宝石展で、「志摩の女王」という真珠の宝塔が盗み出された。盗み出した泥棒は、アドバルーンで大空へと逃げてゆく。そして今度は、「灰色の巨人」と名乗る怪人が、「にじの宝冠」を盗み出す。次々と起こる怪事件に少年探偵団が挑む。
【解説/杉江松恋】