投稿元:
レビューを見る
どれも希望がなくて、読んでいてシュンとしてしまった。今自分が読みたい本ではなかった。20150819読了
投稿元:
レビューを見る
2015-91
やはり閉塞感を掬いあげるのが上手な作家さんだと思う。
子どもを産んだいま、君本家の誘拐は共感はできないけど理解は出来る気がした。
投稿元:
レビューを見る
あれ、辻村さんって、こんなに陰鬱なお話を書く人だったっけ?というのが一読した感想。著者の小説は何作か読んでいるが、本作では間口を広げたというか、展開や描写に関してこれまでの作品には無かったものを感じた。なるほどこういう攻め方もできる人なのだと認識を新たにしました。
内容について言及すると、本書は地方都市で暮らす5人の女性を主人公に据えた短編集で、どの作品も甲乙付け難く面白い。主人公視点でいうと「石蕗南地区の放火」の笙子の勘違いっぷり、「君本家の誘拐」で良枝が直面する育児ノイローゼの生々しさが印象に残った。あと「美弥谷団地の逃亡者」「芹葉大学の夢と殺人」に登場するダメ男の描写もうまいと思った。
でも直木賞は『オーダーメイド殺人クラブ』で獲って欲しかったなあというのが正直なところ。
投稿元:
レビューを見る
短編集はあまり好きじゃないと思っていたけど、さすが辻村深月、さすが直木賞受賞作。
心の描写は天才すぎる。激しく心を揺さぶられました。
投稿元:
レビューを見る
期待していただけに物足りない気がしたけど、長編で好きな作家・辻村美月だから?
ーーー
どうして私にはこんな男しか寄ってこないのだろう? 放火現場で再会したのは合コンで知り合った冴えない男。彼は私と再会するために火を?(「石蕗南地区の放火」)
夢ばかり追う恋人に心をすり減らす女性教師を待つ破滅(「芹葉大学の夢と殺人」)他、地方の町でささやかな夢を見る女たちの暗転を描き絶賛を浴びた直木賞受賞作。
投稿元:
レビューを見る
どれもバッドエンドの短編集は読んで気が滅入る。
最後の君本家の誘拐、同世代、同じ立場の母親として、怖くて怖くて仕方がなった。
元々、辻村先生が同世代という事もあってか、どの作品も身近に起こり得そうな親近感はあった。だから大好きな作家さんなのだ。
でも君本家の誘拐は、身近どころか、あるあるすぎて、とてもまともに読めないリアルさだった。
投稿元:
レビューを見る
短篇集。どれもワケありな女性が主人公。
どれも胸にチクチクとささる痛みがある。共感?なんだろうか。
現実、過去、事件、想像、感情などの構成がとてもよく、グイグイと物語に惹きつけられる。終わり方も余韻があって良かった。
投稿元:
レビューを見る
あらすじ(背表紙より)
どうして私にはこんな男しか寄ってこないのだろう?放火現場で再会したのは合コンで知り合った冴えない男。彼は私と再会するために火を?(「石蕗南地区の放火」)。夢ばかり追う恋人に心をすり減らす女性教師を待つ破滅(「芹葉大学の夢と殺人」)他、地方の町でささやかな夢を見る女たちの暗転を描き絶賛を浴びた直木賞受賞作。
投稿元:
レビューを見る
どれも後味は良いものではない。ざわざわと心をかき乱すものがあり、女ならではの感覚なのだろうか。最後の話は出産後のこうじゃなかった感が読んでいて辛い。最悪の結末は避けられたのが救い。
投稿元:
レビューを見る
各お話の主人公はみんなどこかに闇を抱えていて、どの部分の闇にも共感を得ることができた。
女の怖い部分が上手く綺麗に表現されている短編集だと感じる。
投稿元:
レビューを見る
ほんのりとミステリー臭のする5本の短編。
直木賞受賞作ということもあり期待していたのだが、思ったほどではない……?
辻村さんは長編の方が好み。
5人それぞれの女性の考え方が、時に恐ろしく、時に可哀想になるお話。
投稿元:
レビューを見る
危ういバランスを保っているというか
すでにもう踏み外してるというか。
ギリギリと心に刺さるわけではなく
じんわり染み込んでく毒のようだった。
少しずつ共感できるような気がして、
でも共感できてしまうことが危ういような気もして。
辻村さんの書くダメな男は本当にダメだ。
なんだか、自分も出会ったらハマッてしまいそうで読んでて怖くなる。
投稿元:
レビューを見る
感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201510/article_8.html
投稿元:
レビューを見る
ストーリーがほの暗くて、そして自分の痛いところを突かれまくって、秋の情緒不安定(なぜか毎年この季節は落ち込みやすくなる。笑)も相まって、最後の短編で読むのを中断したほど。笑
あ、もうだめだ辛い、とおもって。笑
それほど引き込まれるし、持っていかれる。
投稿元:
レビューを見る
辻村さんの本が好きでたくさん読んじゃったからなのか、この本に出てくる登場人物はたいてい、◯◯に出てきた◯◯みたいだぁ〜、という感じ。
まぁ短編集なので、しょうがないのかな?
昔のように、読後にほっこりする話書いてほしいなぁ。
今の私にこの本は重かった。